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'\" t
.\" Copyright (c) 2004, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
.\" Title: jstat
.\" Language: English
.\" Date: 2011年5月10日
.\" SectDesc: モニタリング・ツール
.\" Software: JDK 8
.\" Arch: 汎用
.\"
.\" DO NOT ALTER OR REMOVE COPYRIGHT NOTICES OR THIS FILE HEADER.
.\"
.\" This code is free software; you can redistribute it and/or modify it
.\" under the terms of the GNU General Public License version 2 only, as
.\" published by the Free Software Foundation.
.\"
.\" This code is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT
.\" ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or
.\" FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License
.\" version 2 for more details (a copy is included in the LICENSE file that
.\" accompanied this code).
.\"
.\" You should have received a copy of the GNU General Public License version
.\" 2 along with this work; if not, write to the Free Software Foundation,
.\" Inc., 51 Franklin St, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA.
.\"
.\" Please contact Oracle, 500 Oracle Parkway, Redwood Shores, CA 94065 USA
.\" or visit www.oracle.com if you need additional information or have any
.\" questions.
.\"
.pl 99999
.TH "jstat" "1" "2011年5月10日" "JDK 8" "モニタリング・ツール"
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * Define some portability stuff
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
.\" http://bugs.debian.org/507673
.\" http://lists.gnu.org/archive/html/groff/2009-02/msg00013.html
.\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
.ie \n(.g .ds Aq \(aq
.el       .ds Aq '
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * set default formatting
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" disable hyphenation
.nh
.\" disable justification (adjust text to left margin only)
.ad l
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
.\" -----------------------------------------------------------------
.SH "NAME"
jstat \- Java仮想マシン(JVM)の統計を監視します。このコマンドは試験的なもので、サポートされていません。
.SH "概要"
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fIjstat\fR [ \fIgeneralOption\fR | \fIoutputOptions vmid\fR [ \fIinterval\fR[s|ms] [ \fIcount \fR] ]
.fi
.if n \{\
62
.RE
M
mfang 已提交
63 64 65 66 67
.\}
.PP
\fIgeneralOption\fR
.RS 4
単独で使用する一般的なコマンドライン・オプションです(\fI\-help\fRまたは\fI\-options\fR)。一般的なオプションを参照してください。
T
tbell 已提交
68
.RE
M
mfang 已提交
69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83
.PP
\fIoutputOptions\fR
.RS 4
単一の\fIstatOption\fRと\fI\-t\fR、\fI\-h\fRおよび\fI\-J\fRのいずれかのオプションで構成される1つ以上の出力オプション。出力オプションを参照してください。
.RE
.PP
\fIvmid\fR
.RS 4
ターゲットJVMを示す文字列である仮想マシン識別子です。一般的な構文は次のとおりです。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
[protocol:][//]lvmid[@hostname[:port]/servername]
D
duke 已提交
84
.fi
M
mfang 已提交
85
.if n \{\
D
duke 已提交
86
.RE
M
mfang 已提交
87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111
.\}
\fIvmid\fR文字列の構文は、URIの構文に対応しています。\fIvmid\fR文字列は、ローカルJVMを表す単純な整数から、通信プロトコル、ポート番号、および他の実装固有の値を示す複雑な構造まで、様々に異なります。仮想マシン識別子を参照してください。
.RE
.PP
\fIinterval\fR [s|ms]
.RS 4
秒(s)またはミリ秒(ms)のうち指定した単位でのサンプリング間隔です。デフォルトの単位はミリ秒です。正の整数にする必要があります。指定した場合、\fIjstat\fRコマンドは各間隔で出力を生成します。
.RE
.PP
\fIcount\fR
.RS 4
表示するサンプル数です。デフォルト値は無限で、ターゲットJVMが終了するまで、または\fIjstat\fRコマンドが終了するまで、\fIjstat\fRコマンドは統計データを表示します。この値は、正の整数である必要があります。
.RE
.SH "説明"
.PP
\fIjstat\fRコマンドは、設置されているJava HotSpot VMのパフォーマンス統計データを表示します。ターゲットJVMは、仮想マシン識別子または\fIvmid\fRオプションによって識別されます。
.SH "仮想マシン識別子"
.PP
\fIvmid\fR文字列の構文は、URIの構文に対応しています。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
[protocol:][//]lvmid[@hostname[:port]/servername]
D
duke 已提交
112
.fi
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mfang 已提交
113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139
.if n \{\
.RE
.\}
.PP
\fIprotocol\fR
.RS 4
通信プロトコルです。\fIprotocol\fR値が省略され、ホスト名が指定されていない場合、デフォルトのプロトコルが、プラットフォーム固有の最適化されたローカル・プロトコルになります。\fIprotocol\fR値が省略され、ホスト名が指定されている場合は、デフォルト・プロトコルは\fIrmi\fRになります。
.RE
.PP
\fIlvmid\fR
.RS 4
ターゲットJVMのローカル仮想マシン識別子です。\fIlvmid\fRは、システム上のJVMを一意に識別するプラットフォーム固有の値です。\fIlvmid\fRは、仮想マシン識別子の唯一の必須要素です。\fIlvmid\fRは、一般的にはターゲットJVMプロセスに対するオペレーティング・システムのプロセス識別子ですが、必ずしもそうであるとは限りません。\fIjps\fRコマンドを使用して、\fIlvmid\fRを特定できます。また、UNIXプラットフォームでは\fIps\fRコマンドを使用して、WindowsではWindowsタスク・マネージャを使用して、\fIlvmid\fRを特定できます。
.RE
.PP
\fIhostname\fR
.RS 4
ターゲット・ホストを示すホスト名またはIPアドレスです。\fIhostname\fR値が省略されている場合は、ターゲット・ホストはローカル・ホストになります。
.RE
.PP
\fIport\fR
.RS 4
リモート・サーバーと通信するためのデフォルト・ポートです。\fIhostname\fR値が省略されているか、最適化されたローカル・プロトコルが\fIprotocol\fR値に指定されている場合、\fIport\fR値は無視されます。それ以外の場合、\fIport\fRパラメータの扱いは、実装によって異なります。デフォルトの\fIrmi\fRプロトコルの場合、ポート値は、リモート・ホスト上のrmiregistryのポート番号を示します。\fIport\fR値が省略され、\fIprotocol\fR値で\fIrmi\fRが指定されている場合、デフォルトのrmiregistryポート(1099)が使用されます。
.RE
.PP
\fIservername\fR
.RS 4
\fIservername\fRパラメータの扱いは、実装によって異なります。最適化されたローカル・プロトコルの場合、このフィールドは無視されます。\fIrmi\fRプロトコルの場合、これは、リモート・ホスト上のRMIリソース・オブジェクトの名前を表します。
T
tbell 已提交
140
.RE
141
.SH "オプション"
M
mfang 已提交
142 143 144 145 146 147
.PP
\fIjstat\fRコマンドは、一般的なオプションと出力オプションの2つのタイプのオプションをサポートしています。一般的なオプションを使用した場合、\fIjstat\fRコマンドは簡単な使用率およびバージョン情報を表示します。出力オプションによって、統計データ出力の内容と形式が決まります。
.PP
すべてのオプションとその機能は、将来のリリースで変更または廃止される可能性があります。
.SS "一般的なオプション"
.PP
148
いずれかの一般的なオプションを指定した場合、他のオプションまたはパラメータは一切指定できません。
M
mfang 已提交
149 150 151 152
.PP
\-help
.RS 4
ヘルプ・メッセージを表示します。
D
duke 已提交
153
.RE
M
mfang 已提交
154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483
.PP
\-options
.RS 4
Staticオプションのリストを表示します。出力オプションを参照してください。
.RE
.SS "出力オプション"
.PP
一般的なオプションを指定しない場合に、出力オプションを指定できます。出力オプションは、\fIjstat\fRコマンドの出力の内容と形式を決定し、単一の\fIstatOption\fRといずれかの出力オプション(\fI\-h\fR、\fI\-t\fRおよび\fI\-J\fR)で構成されます。\fIstatOption\fRは最初に記述する必要があります。
.PP
出力は、各列が空白で区切られた表の形式になります。タイトルを含むヘッダー行によって、各列の意味がわかります。ヘッダーの表示頻度を設定するには、\fI\-h\fRオプションを使用します。列のヘッダー名は、様々なオプション間で一貫性が保たれています。一般に、2つのオプションで同じ名前の列が使用されていれば、2つの列のデータ・ソースは同じです。
.PP
\fI\-t\fRオプションを使用すると、Timestampというラベルの付いたタイムスタンプの列が、出力の最初の列として表示されます。Timestamp列には、ターゲットJVMの起動からの経過時間が、秒単位で表示されます。タイムスタンプの精度は、様々な要因によって異なり、大量の負荷のかかったシステムでのスレッド・スケジュールの遅延により変動します。
.PP
intervalおよびcountパラメータを使用して、\fIjstat\fRコマンドがその出力を表示する頻度と回数をそれぞれ指定します。
.PP
\fB注意:\fR
将来のリリースでこの形式は変更される可能性があるため、\fIjstat\fRコマンドの出力を解析するスクリプトは作成しなでください。\fIjstat\fRコマンドの出力を解析するスクリプトを作成する場合は、このツールの将来のリリースで、そのスクリプトを変更する必要があることに留意してください。
.PP
\-\fIstatOption\fR
.RS 4
\fIjstat\fRコマンドが表示する統計データ情報を指定します。次に、利用可能なオプションの一覧を示します。特定のプラットフォーム・インストールのオプションを一覧表示するには、一般的なオプションの\fI\-options\fRを使用します。Statオプションおよび出力を参照してください。
.sp
\fIclass\fR: クラス・ローダーの動作に関する統計データを表示します。
.sp
\fIcompiler\fR: Java HotSpot VM Just\-in\-Timeコンパイラの動作に関する統計データを表示します。
.sp
\fIgc\fR: ガベージ・コレクトされたヒープの動作に関する統計データを表示します。
.sp
\fIgccapacity\fR: 世代ごとの容量と対応する領域に関する統計データを表示します。
.sp
\fIgccause\fR: ガベージ・コレクション統計データのサマリー(\fI\-gcutil\fRと同じ)と、直前および現在(適用可能な場合)のガベージ・コレクション・イベントの原因を表示します。
.sp
\fIgcnew\fR: New世代の動作に関する統計データを表示します。
.sp
\fIgcnewcapacity\fR: New世代のサイズと対応する領域に関する統計データを表示します。
.sp
\fIgcold\fR: Old世代の動作とメタスペースに関する統計データを表示します。
.sp
\fIgcoldcapacity\fR: Old世代のサイズに関する統計データを表示します。
.sp
\fIgcmetacapacity\fR: メタスペースのサイズに関する統計データを表示します。
.sp
\fIgcutil\fR: ガベージ・コレクションのサマリーに関する統計データを表示します。
.sp
\fIprintcompilation\fR: Java HotSpot VMコンパイル・メソッドの統計データを表示します。
.RE
.PP
\-h \fIn\fR
.RS 4
\fIn\fRサンプル(出力行)ごとに列ヘッダーを表示します。ここで、\fIn\fRは正の整数値です。デフォルト値は0です。この場合、データの最初の行の上に列ヘッダーが表示されます。
.RE
.PP
\-t
.RS 4
タイムスタンプ列を出力の最初の列として表示します。タイムスタンプは、ターゲットJVMの起動時からの経過時間です。
.RE
.PP
\-J\fIjavaOption\fR
.RS 4
\fIjavaOption\fRをJavaアプリケーション起動ツールに渡します。たとえば、\fI\-J\-Xms48m\fRと指定すると、スタートアップ・メモリーは48MBに設定されます。オプションの完全なリストについては、java(1)を参照してください。
.RE
.SS "Statオプションおよび出力"
.PP
次の情報は、\fIjstat\fRコマンドが各\fIstatOption\fRについて出力する列をまとめたものです。
.PP
\-class \fIoption\fR
.RS 4
クラス・ローダーの統計データ。
.sp
\fILoaded\fR: ロードされたクラスの数。
.sp
\fIBytes\fR: ロードされたKBの数。
.sp
\fIUnloaded\fR: アンロードされたクラスの数。
.sp
\fIBytes\fR: アンロードされたKBの数。
.sp
\fITime\fR: クラスのロードやアンロード処理に要した時間。
.RE
.PP
\-compiler \fIoption\fR
.RS 4
Java HotSpot VM Just\-in\-Timeコンパイラの統計データ。
.sp
\fICompiled\fR: 実行されたコンパイル・タスクの数。
.sp
\fIFailed\fR: 失敗したコンパイル・タスクの数。
.sp
\fIInvalid\fR: 無効にされたコンパイル・タスクの数。
.sp
\fITime\fR: コンパイル・タスクの実行に要した時間。
.sp
\fIFailedType\fR: 最後に失敗したコンパイルのコンパイル・タイプ。
.sp
\fIFailedMethod\fR: 最後に失敗したコンパイルのクラス名とメソッド。
.RE
.PP
\-gc \fIoption\fR
.RS 4
ガベージ・コレクトされたヒープの統計データ。
.sp
\fIS0C\fR: Survivor領域0の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS1C\fR: Survivor領域1の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS0U\fR: Survivor領域0の使用率(KB)。
.sp
\fIS1U\fR: Survivor領域1の使用率(KB)。
.sp
\fIEC\fR: Eden領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIEU\fR: Eden領域の使用率(KB)。
.sp
\fIOC\fR: Old領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIOU\fR: Old領域の使用率(KB)。
.sp
\fIMC\fR: メタスペースの容量(KB)。
.sp
\fIMU\fR: メタスペースの使用率(KB)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のガベージ・コレクション・イベントの数。
.sp
\fIYGCT\fR: 若い世代のガベージ・コレクション時間。
.sp
\fIFGC\fR: フルGCイベント数。
.sp
\fIFGCT\fR: フルガベージ・コレクション時間。
.sp
\fIGCT\fR: ガベージ・コレクション総時間。
.RE
.PP
\-gccapacity \fIoption\fR
.RS 4
メモリー・プール世代および領域容量。
.sp
\fINGCMN\fR: New世代の最小容量(KB)。
.sp
\fINGCMX\fR: New世代の最大容量(KB)。
.sp
\fINGC\fR: New世代の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS0C\fR: Survivor領域0の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS1C\fR: Survivor領域1の現在の容量(KB)。
.sp
\fIEC\fR: Eden領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIOGCMN\fR: Old世代の最小容量(KB)。
.sp
\fIOGCMX\fR: Old世代の最大容量(KB)。
.sp
\fIOGC\fR: Old世代の現在の容量(KB)。
.sp
\fIOC\fR: Old領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIMCMN\fR: メタスペースの最小容量(KB)。
.sp
\fIMCMX\fR: メタスペースの最大容量(KB)。
.sp
\fIMC\fR: メタスペースの容量(KB)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のGCイベント数。
.sp
\fIFGC\fR: フルGCイベント数。
.RE
.PP
\-gccause \fIoption\fR
.RS 4
このオプションは、\fI\-gcutil\fRオプションと同じガベージ・コレクション統計データのサマリーを表示しますが、最後のガベージ・コレクション・イベントと(適用可能な場合は)現在のガベージ・コレクション・イベントの原因が含まれます。\fI\-gcutil\fRで一覧表示される列のほか、このオプションでは次の列が追加されます。
.sp
ガベージ・コレクション・イベントを含むガベージ・コレクション統計データ。
.sp
\fILGCC\fR: 最後のガベージ・コレクションの原因。
.sp
\fIGCC\fR: 現在のガベージ・コレクションの原因。
.RE
.PP
\-gcnew \fIoption\fR
.RS 4
New世代の統計データ。
.sp
\fIS0C\fR: Survivor領域0の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS1C\fR: Survivor領域1の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS0U\fR: Survivor領域0の使用率(KB)。
.sp
\fIS1U\fR: Survivor領域1の使用率(KB)。
.sp
\fITT\fR: 殿堂入りしきい値。
.sp
\fIMTT\fR: 最大殿堂入りしきい値。
.sp
\fIDSS\fR: 適切なSurvivorサイズ(KB)。
.sp
\fIEC\fR: Eden領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIEU\fR: Eden領域の使用率(KB)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のGCイベント数。
.sp
\fIYGCT\fR: 若い世代のガベージ・コレクション時間。
.RE
.PP
\-gcnewcapacity \fIoption\fR
.RS 4
New世代領域サイズの統計データ。
.sp
NGCMN: New世代の最小容量(KB)。
.sp
\fINGCMX\fR: New世代の最大容量(KB)。
.sp
\fINGC\fR: New世代の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS0CMX\fR: Survivor領域0の最大容量(KB)。
.sp
\fIS0C\fR: Survivor領域0の現在の容量(KB)。
.sp
\fIS1CMX\fR: Survivor領域1の最大容量(KB)。
.sp
\fIS1C\fR: Survivor領域1の現在の容量(KB)。
.sp
\fIECMX\fR: Eden領域の最大容量(KB)。
.sp
\fIEC\fR: Eden領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のGCイベント数。
.sp
\fIFGC\fR: フルGCイベント数。
.RE
.PP
\-gcold \fIoption\fR
.RS 4
OldおよびPermanent世代の統計データ。
.sp
\fIMC\fR: メタスペースの容量(KB)。
.sp
\fIMU\fR: メタスペースの使用率(KB)。
.sp
\fIOC\fR: Old領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIOU\fR: Old領域の使用率(KB)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のGCイベント数。
.sp
\fIFGC\fR: フルGCイベント数。
.sp
\fIFGCT\fR: フルガベージ・コレクション時間。
.sp
\fIGCT\fR: ガベージ・コレクション総時間。
.RE
.PP
\-gcoldcapacity \fIoption\fR
.RS 4
Old世代の統計データ。
.sp
\fIOGCMN\fR: Old世代の最小容量(KB)。
.sp
\fIOGCMX\fR: Old世代の最大容量(KB)。
.sp
\fIOGC\fR: Old世代の現在の容量(KB)。
.sp
\fIOC\fR: Old領域の現在の容量(KB)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のGCイベント数。
.sp
\fIFGC\fR: フルGCイベント数。
.sp
\fIFGCT\fR: フルガベージ・コレクション時間。
.sp
\fIGCT\fR: ガベージ・コレクション総時間。
.RE
.PP
\-gcmetacapacity \fIoption\fR
.RS 4
Permanent世代の統計データ。
.sp
\fIMCMN\fR: メタスペースの最小容量(KB)。
.sp
\fIMCMX\fR: メタスペースの最大容量(KB)。
.sp
\fIMC\fR: メタスペースの容量(KB)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のGCイベント数。
.sp
\fIFGC\fR: フルGCイベント数。
.sp
\fIFGCT\fR: フルガベージ・コレクション時間。
.sp
\fIGCT\fR: ガベージ・コレクション総時間。
.RE
.PP
\-gcutil \fIoption\fR
.RS 4
ガベージ・コレクション統計データのサマリー
.sp
\fIS0\fR: Survivor領域0の使用率(現在の容量に対するパーセンテージ)。
.sp
\fIS1\fR: Survivor領域1の使用率(現在の容量に対するパーセンテージ)。
.sp
\fIE\fR: Eden領域の使用率(現在の容量に対するパーセンテージ)。
.sp
\fIO\fR: Old領域の使用率(現在の容量に対するパーセンテージ)。
.sp
\fIM\fR: メタスペースの使用率(領域の現在の容量に対するパーセンテージ)。
.sp
\fIYGC\fR: 若い世代のGCイベント数。
.sp
\fIYGCT\fR: 若い世代のガベージ・コレクション時間。
.sp
\fIFGC\fR: フルGCイベント数。
.sp
\fIFGCT\fR: フルガベージ・コレクション時間。
.sp
\fIGCT\fR: ガベージ・コレクション総時間。
.RE
.PP
\-printcompilation \fIoption\fR
.RS 4
Java HotSpot VMコンパイル・メソッドの統計データ。
.sp
\fICompiled\fR: 最近コンパイルされたメソッドで実行されたコンパイル・タスクの数。
.sp
\fISize\fR: 最近コンパイルされたメソッドのバイト・コードのバイト数。
.sp
\fIType\fR: 最近コンパイルされたメソッドのコンパイル・タイプ。
.sp
\fIMethod\fR: 最近コンパイルされたメソッドを特定するクラス名とメソッド名。クラス名では、名前空間の区切り文字として、ドット(\&.)のかわりにスラッシュ(/)が使用されます。メソッド名は、指定されたクラス内のメソッドです。これらの2つのフィールドの形式は、HotSpot
\fI\-XX:+PrintComplation\fRオプションと対応しています。
D
duke 已提交
484
.RE
485
.SH "例"
M
mfang 已提交
486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506
.PP
この項では、21891の\fIlvmid\fRを持つローカルJVMをモニタリングする例を示します。
.SS "gcutilオプション"
.PP
この例では、lvmid 21891に接続して、250ミリ秒間隔で7つのサンプルを取得し、\-\fIgcutil\fRオプションでの指定に従って出力を表示します。
.PP
この例の出力は、若い世代のコレクションが3番目と4番目のサンプル間で行われたことを示しています。コレクションには0\&.001秒かかっており、オブジェクトがEden領域(E)からOld領域(O)に昇格したため、Old領域の使用率は9\&.49%から9\&.51%に増加しています。Survivor領域は、コレクション前は12\&.44%が使用されていましたが、コレクション後の使用は7\&.74%のみです。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
jstat \-gcutil 21891 250 7
  S0     S1     E      O      M       YGC    YGCT    FGC    FGCT     GCT
0\&.00  99\&.74  13\&.49   7\&.86  95\&.82      3    0\&.124     0    0\&.000    0\&.124
0\&.00  99\&.74  13\&.49   7\&.86  95\&.82      3    0\&.124     0    0\&.000    0\&.124
0\&.00  99\&.74  13\&.49   7\&.86  95\&.82      3    0\&.124     0    0\&.000    0\&.124
0\&.00  99\&.74  13\&.49   7\&.86  95\&.82      3    0\&.124     0    0\&.000    0\&.124
0\&.00  99\&.74  13\&.80   7\&.86  95\&.82      3    0\&.124     0    0\&.000    0\&.124
0\&.00  99\&.74  13\&.80   7\&.86  95\&.82      3    0\&.124     0    0\&.000    0\&.124
0\&.00  99\&.74  13\&.80   7\&.86  95\&.82      3    0\&.124     0    0\&.000    0\&.124
D
duke 已提交
507
.fi
M
mfang 已提交
508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523
.if n \{\
.RE
.\}
.SS "列ヘッダー文字列の繰返し"
.PP
この例では、lvmid 21891に接続して、250ミリ秒間隔でサンプルを取得し、\fI\-gcutil\fRオプションでの指定に従って出力を表示します。さらに、\fI\-h3\fRオプションを使用して、データが3行表示されるごとに列ヘッダーを出力します。
.PP
この例では、ヘッダー文字列の繰返しが表示されているほか、2番目と3番目のサンプル間でYoung GCが行われたことがわかります。この継続時間は0\&.001秒でした。このコレクションでは、Survivor領域0の使用率(S0U)が適切なSurvivorサイズ(DSS)を超過することになるアクティブ・データが検出されました。この結果、オブジェクトは、Old世代(この出力には非表示)へ昇格され、殿堂入りしきい値(TT)が、31から2へ降格されました。
.PP
別のコレクションが、5番目と6番目のサンプル間で行われています。このコレクションでは、Survivorがほとんど見られず、殿堂入りしきい値を31に戻しました。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
jstat \-gcnew \-h3 21891 250
D
duke 已提交
524
 S0C    S1C    S0U    S1U   TT MTT  DSS      EC       EU     YGC     YGCT
M
mfang 已提交
525 526 527
  64\&.0   64\&.0    0\&.0   31\&.7 31  31   32\&.0    512\&.0    178\&.6    249    0\&.203
  64\&.0   64\&.0    0\&.0   31\&.7 31  31   32\&.0    512\&.0    355\&.5    249    0\&.203
  64\&.0   64\&.0   35\&.4    0\&.0  2  31   32\&.0    512\&.0     21\&.9    250    0\&.204
D
duke 已提交
528
 S0C    S1C    S0U    S1U   TT MTT  DSS      EC       EU     YGC     YGCT
M
mfang 已提交
529 530 531
  64\&.0   64\&.0   35\&.4    0\&.0  2  31   32\&.0    512\&.0    245\&.9    250    0\&.204
  64\&.0   64\&.0   35\&.4    0\&.0  2  31   32\&.0    512\&.0    421\&.1    250    0\&.204
  64\&.0   64\&.0    0\&.0   19\&.0 31  31   32\&.0    512\&.0     84\&.4    251    0\&.204
D
duke 已提交
532
 S0C    S1C    S0U    S1U   TT MTT  DSS      EC       EU     YGC     YGCT
M
mfang 已提交
533
  64\&.0   64\&.0    0\&.0   19\&.0 31  31   32\&.0    512\&.0    306\&.7    251    0\&.204
D
duke 已提交
534
.fi
M
mfang 已提交
535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551
.if n \{\
.RE
.\}
.SS "サンプルごとのタイムスタンプの挿入"
.PP
この例では、lvmid21891へ接続し、250ミリ秒間隔で3つのサンプルを取得しています。\fI\-t\fRオプションを使用して、最初の列にサンプルごとのタイムスタンプを表示しています。
.PP
Timestamp列には、ターゲットJVMの起動時からの経過時間が、秒単位でレポートされています。さらに、\fI\-gcoldcapacity\fR出力では、割当リクエストまたは昇格リクエストあるいはその両方を満たすためにヒープが拡張するたびに、Old世代の容量(OGC)とOld領域の容量(OC)とが増加していることがわかります。81番目のフル・ガベージ・コレクション(FGC)の後、Old世代の容量(OGC)は11,696 KBから13820 KBに増加しました。この世代(および領域)の最大容量は、60,544 KB (OGCMX)なので、まだ拡張できる余裕が残されています。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
Timestamp      OGCMN    OGCMX     OGC       OC       YGC   FGC    FGCT    GCT
          150\&.1   1408\&.0  60544\&.0  11696\&.0  11696\&.0   194    80    2\&.874   3\&.799
          150\&.4   1408\&.0  60544\&.0  13820\&.0  13820\&.0   194    81    2\&.938   3\&.863
          150\&.7   1408\&.0  60544\&.0  13820\&.0  13820\&.0   194    81    2\&.938   3\&.863
D
duke 已提交
552
.fi
M
mfang 已提交
553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567
.if n \{\
.RE
.\}
.SS "リモートJVMのインストゥルメンテーションの監視"
.PP
この例は、\fI\-gcutil\fRオプションを使用して、remote\&.domainというシステム上のlvmid 40496に接続し、サンプルを秒単位で無期限に取得しています。
.PP
lvmidは、リモート・ホストの名前と結合されて、\fI40496@remote\&.domain\fRの\fIvmid\fRを構成しています。結果として、このvmidは、\fIrmi\fRプロトコルを使用して、リモート・ホスト上のデフォルトの\fIjstatd\fRサーバーと通信します。\fIjstatd\fRサーバーは、rmiregistryを使用して、デフォルトのrmiregistryポート(ポート1099)にバインドされた\fIremote\&.domain\fRに配置されます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
jstat \-gcutil 40496@remote\&.domain 1000
\fI\&.\&.\&. output omitted\fR
D
duke 已提交
568
.fi
M
mfang 已提交
569 570 571
.if n \{\
.RE
.\}
572
.SH "関連項目"
M
mfang 已提交
573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
java(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jps(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jstatd(1)
D
duke 已提交
605
.RE
M
mfang 已提交
606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
rmiregistry(1)
.RE
.br
'pl 8.5i
'bp