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'\" t
.\" Copyright (c) 1994, 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
.\" Title: javac
.\" Language: English
.\" Date: 2013年11月21日
.\" SectDesc: 基本ツール
.\" Software: JDK 8
.\" Arch: 汎用
.\"
.\" DO NOT ALTER OR REMOVE COPYRIGHT NOTICES OR THIS FILE HEADER.
.\"
.\" This code is free software; you can redistribute it and/or modify it
.\" under the terms of the GNU General Public License version 2 only, as
.\" published by the Free Software Foundation.
.\"
.\" This code is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT
.\" ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or
.\" FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License
.\" version 2 for more details (a copy is included in the LICENSE file that
.\" accompanied this code).
.\"
.\" You should have received a copy of the GNU General Public License version
.\" 2 along with this work; if not, write to the Free Software Foundation,
.\" Inc., 51 Franklin St, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA.
.\"
.\" Please contact Oracle, 500 Oracle Parkway, Redwood Shores, CA 94065 USA
.\" or visit www.oracle.com if you need additional information or have any
.\" questions.
.\"
.pl 99999
.TH "javac" "1" "2013年11月21日" "JDK 8" "基本ツール"
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * Define some portability stuff
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
.\" http://bugs.debian.org/507673
.\" http://lists.gnu.org/archive/html/groff/2009-02/msg00013.html
.\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
.ie \n(.g .ds Aq \(aq
.el       .ds Aq '
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * set default formatting
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" disable hyphenation
.nh
.\" disable justification (adjust text to left margin only)
.ad l
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
.\" -----------------------------------------------------------------
.SH "NAME"
javac \- Javaクラスおよびインタフェースの定義を読み取り、バイトコードおよびクラス・ファイルにコンパイルします。
.SH "概要"
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
58
.nf
M
mfang 已提交
59
\fIjavac\fR [ \fIoptions\fR ] [ \fIsourcefiles\fR ] [ \fIclasses\fR] [ \fI@argfiles\fR ]
D
duke 已提交
60
.fi
M
mfang 已提交
61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84
.if n \{\
.RE
.\}
.PP
引数を指定する順序は任意です。
.PP
\fIoptions\fR
.RS 4
コマンドライン・オプション。オプションを参照してください。
.RE
.PP
\fIsourcefiles\fR
.RS 4
コンパイルされる1つ以上のソース・ファイル(\fIMyClass\&.java\fRなど)。
.RE
.PP
\fIclasses\fR
.RS 4
注釈の処理対象となる1つ以上のクラス(\fIMyPackage\&.MyClass\fRなど)。
.RE
.PP
\fI@argfiles\fR
.RS 4
オプションとソース・ファイルを一覧表示する1つ以上のファイル。このファイルの中では\fI\-J\fRオプションは指定できません。コマンドライン引数ファイルを参照してください。
D
duke 已提交
85
.RE
86
.SH "説明"
M
mfang 已提交
87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100
.PP
\fIjavac\fRコマンドは、Javaプログラミング言語で記述されたクラスとインタフェースの定義を読み取り、バイトコードのクラス・ファイルにコンパイルします。\fIjavac\fRコマンドでは、Javaソース・ファイルおよびクラス内の注釈の処理もできます。
.PP
ソース・コードのファイル名を\fIjavac\fRに渡すには、2つの方法があります。
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
ソース・ファイルの数が少ない場合は、ファイル名をコマンドラインで指定します。
D
duke 已提交
101
.RE
M
mfang 已提交
102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
ソース・ファイルの数が多い場合は、ファイル内のファイル名を空白または改行で区切って指定します。\fIjavac\fRコマンドで、リスト・ファイル名の先頭にアットマーク(@)を使用します。
.RE
.PP
ソース・コードのファイル名は\&.java拡張子を、クラスのファイル名は\&.class拡張子を持っている必要があります。また、ソース・ファイルとクラス・ファイルのどちらも、該当するクラスに対応するルート名を持っている必要があります。たとえば、\fIMyClass\fRという名前のクラスは、\fIMyClass\&.java\fRという名前のソース・ファイルに記述されます。このソース・ファイルは、\fIMyClass\&.class\fRという名前のバイトコード・クラス・ファイルにコンパイルされます。
.PP
内部クラスが定義されていると、追加のクラス・ファイルが生成されます。これらのクラス・ファイルの名前は、\fIMyClass$MyInnerClass\&.class\fRのように、内部クラス名と外部クラス名を組み合せたものになります。
.PP
ソース・ファイルは、パッケージ・ツリーを反映したディレクトリ・ツリーに配置します。たとえば、すべてのソース・ファイルが\fI/workspace\fRにある場合、\fIcom\&.mysoft\&.mypack\&.MyClass\fRのソース・コードを、\fI/workspace/com/mysoft/mypack/MyClass\&.java\fRに格納します。
.PP
デフォルトでは、コンパイラは、各クラス・ファイルを対応するソース・ファイルと同じディレクトリに格納します。\fI\-d\fRオプションを使用して、別の出力先ディレクトリを指定できます。
121
.SH "オプション"
M
mfang 已提交
122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133
.PP
コンパイラには、現在の開発環境でサポートされる標準オプションのセットがあります。これ以外の非標準オプションは、現在の仮想マシンおよびコンパイラの実装に固有のオプションで、将来、変更される可能性があります。非標準オプションは、\fI\-X\fRオプションで始まります。
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
クロスコンパイル・オプションを参照してください。
D
duke 已提交
134
.RE
M
mfang 已提交
135 136 137 138 139 140 141 142 143 144
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
非標準オプションを参照してください。
D
duke 已提交
145
.RE
M
mfang 已提交
146 147 148 149 150
.SS "標準オプション"
.PP
\-A\fIkey\fR[\fI=value\fR]
.RS 4
注釈プロセッサに渡すオプションを指定します。これらのオプションは、\fIjavac\fRが直接解釈するのではなく、それぞれのプロセッサで使用できるようになります。\fIkey\fRの値は、1つまたは複数の識別子をドット(\&.)で区切る必要があります。
151
.RE
M
mfang 已提交
152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452
.PP
\-cp \fIpath\fR or \-classpath \fIpath\fR
.RS 4
ユーザー・クラス・ファイル、および(オプションで)注釈プロセッサとソース・ファイルを検索する場所を指定します。このクラス・パスは\fICLASSPATH\fR環境変数のユーザー・クラス・パスをオーバーライドします。\fICLASSPATH\fR、\fI\-cp\fR、\fI\-classpath\fRのいずれも指定されていない場合、ユーザーの\fIクラス・パス\fRは、現在のディレクトリになります。Setting the Class Path を参照してください。
.sp
\fI\-sourcepath\fRオプションが指定されていない場合、ソース・ファイルもユーザー・クラス・パスから検索されます。
.sp
\fI\-processorpath\fRオプションが指定されていない場合、注釈プロセッサもクラス・パスから検索されます。
.RE
.PP
\-Djava\&.ext\&.dirs=\fIdirectories\fR
.RS 4
インストール済拡張機能の位置をオーバーライドします。
.RE
.PP
\-Djava\&.endorsed\&.dirs=\fIdirectories\fR
.RS 4
承認された標準パスの位置をオーバーライドします。
.RE
.PP
\-d \fIdirectory\fR
.RS 4
クラス・ファイルの出力先ディレクトリを設定します。そのディレクトリは\fIjavac\fRでは作成されないため、すでに存在している必要があります。クラスがパッケージの一部である場合、\fIjavac\fRは、パッケージ名を反映したサブディレクトリ内にクラス・ファイルを格納し、必要に応じてディレクトリを作成します。
.sp
\fI\-d\fR
\fI/home/myclasses\fRと指定し、クラスの名前が\fIcom\&.mypackage\&.MyClass\fRである場合、クラス・ファイルは\fI/home/myclasses/com/mypackage/MyClass\&.class\fRになります。
.sp
\fI\-d\fRオプションが指定されなかった場合、\fIjavac\fRは、各クラス・ファイルを、その生成元となるソース・ファイルと同じディレクトリ内に格納します。
.sp
\fB注意:\fR
\fI\-d\fRオプションによって指定されたディレクトリは、ユーザー・クラス・パスに自動的に追加されません。
.RE
.PP
\-deprecation
.RS 4
非推奨のメンバーまたはクラスが使用またはオーバーライドされるたびに、説明を表示します。\fI\-deprecation\fRオプションが指定されていない場合、\fIjavac\fRは、非推奨のメンバーまたはクラスを使用またはオーバーライドしているソース・ファイルのサマリーを表示します。\fI\-deprecation\fRオプションは、\fI\-Xlint:deprecation\fRの省略表記です。
.RE
.PP
\-encoding \fIencoding\fR
.RS 4
ソース・ファイルのエンコーディング名(EUC\-JPやUTF\-8など)を設定します。\fI\-encoding\fRオプションが指定されていない場合は、プラットフォームのデフォルト・コンバータが使用されます。
.RE
.PP
\-endorseddirs \fIdirectories\fR
.RS 4
承認された標準パスの位置をオーバーライドします。
.RE
.PP
\-extdirs \fIdirectories\fR
.RS 4
\fIext\fRディレクトリの位置をオーバーライドします。directories変数には、コロンで区切ったディレクトリのリストを指定します。指定したディレクトリ内の各JARファイルから、クラス・ファイルが検索されます。検出されたすべてのJARファイルは、クラス・パスの一部になります。
.sp
クロスコンパイル(異なるJavaプラットフォームに実装されたブートストラップ・クラスや拡張機能クラスに対してコンパイルを行う)を実行する場合、このオプションには拡張機能クラスを含むディレクトリを指定します。詳細はクロスコンパイル・オプションを参照してください。
.RE
.PP
\-g
.RS 4
ローカル変数を含むすべてのデバッグ情報を生成します。デフォルトでは、行番号およびソース・ファイル情報のみが生成されます。
.RE
.PP
\-g:none
.RS 4
デバッグ情報を生成しません。
.RE
.PP
\-g:[\fIkeyword list\fR]
.RS 4
カンマで区切られたキーワード・リストにより指定された、特定の種類のデバッグ情報のみを生成します。次のキーワードが有効です。
.PP
source
.RS 4
ソース・ファイルのデバッグ情報。
.RE
.PP
lines
.RS 4
行番号のデバッグ情報。
.RE
.PP
vars
.RS 4
ローカル変数のデバッグ情報。
.RE
.RE
.PP
\-help
.RS 4
標準オプションの概要を出力します。
.RE
.PP
\-implicit:[\fIclass, none\fR]
.RS 4
暗黙的にロードされたソース・ファイルに対するクラス・ファイルの生成を制御します。クラス・ファイルを自動生成するには、\fI\-implicit:class\fRを使用します。クラス・ファイルの生成を抑制するには、\fI\-implicit:none\fRを使用します。このオプションが指定されなかった場合のデフォルト動作は、クラス・ファイルの自動生成になります。その場合、そのようなクラス・ファイルが生成された時に注釈処理も実行されると、コンパイラから警告が発行されます。\fI\-implicit\fRオプションが明示的に設定された場合、警告は発行されません。型の検索を参照してください。
.RE
.PP
\-J\fIoption\fR
.RS 4
Java仮想マシン(JVM)に\fIoption\fRを渡します。optionには、Java起動ツールのリファレンス・ページに記載されているオプションを1つ指定します。たとえば、\fI\-J\-Xms48m\fRと指定すると、スタートアップ・メモリーは48MBに設定されます。java(1)を参照してください。
.sp
\fB注意:\fR
\fICLASSPATH\fR、\fI\-classpath\fR、\fI\-bootclasspath\fRおよび\fI\-extdirs\fRオプションは、\fIjavac\fRの実行に使用されるクラスを指定しません。これらのオプションおよび変数を使用してコンパイラの実装をカスタマイズしようとすると、リスクが高く、多くの場合、必要な処理が実行されません。コンパイラの実装をカスタマイズする必要がある場合、\fI\-J\fRオプションを使用して、基礎となるJava起動ツールにオプションを渡します。
.RE
.PP
\-nowarn
.RS 4
警告メッセージを無効にします。このオプションは、\fI\-Xlint:none\fRオプションと同じように動作します。
.RE
.PP
\-parameters
.RS 4
リフレクションAPIのメソッド\fIjava\&.lang\&.reflect\&.Executable\&.getParameters\fRが取得できるように、生成されるクラス・ファイル内のコンストラクタとメソッドの仮パラメータ名を格納します。
.RE
.PP
\-proc: [\fInone\fR, \fIonly\fR]
.RS 4
注釈処理およびコンパイルを実行するかを制御します。\fI\-proc:none\fRは、注釈処理なしでコンパイルが実行されることを意味します。\fI\-proc:only\fRは、注釈処理のみが実行され、後続のコンパイルはまったく実行されないことを意味します。
.RE
.PP
\-processor \fIclass1\fR [,\fIclass2\fR,\fIclass3\fR\&.\&.\&.]
.RS 4
実行する注釈プロセッサの名前。これを指定した場合、デフォルトの検索処理は省略されます。
.RE
.PP
\-processorpath \fIpath\fR
.RS 4
注釈プロセッサを検索する場所を指定します。このオプションが使用されない場合、クラス・パスのプロセッサが検索されます。
.RE
.PP
\-s \fIdir\fR
.RS 4
生成されたソース・ファイルの格納先となるディレクトリを指定します。そのディレクトリは\fIjavac\fRでは作成されないため、すでに存在している必要があります。クラスがパッケージの一部である場合、コンパイラは、パッケージ名を反映したサブディレクトリ内にソース・ファイルを格納し、必要に応じてディレクトリを作成します。
.sp
\fI\-s /home/mysrc\fRと指定し、クラスの名前が\fIcom\&.mypackage\&.MyClass\fRである場合、ソース・ファイルは\fI/home/mysrc/com/mypackage/MyClass\&.java\fRに格納されます。
.RE
.PP
\-source \fIrelease\fR
.RS 4
受け付けるソース・コードのバージョンを指定します。\fIrelease\fRには次の値を指定できます。
.PP
1\&.3
.RS 4
このコンパイラでは、Java SE 1\&.3以降に導入されたアサーション、総称または他の言語機能をサポートしません。
.RE
.PP
1\&.4
.RS 4
Java SE 1\&.4で導入された、アサーションを含むコードを受け付けます。
.RE
.PP
1\&.5
.RS 4
Java SE 5で導入された総称および他の言語機能を含んだコードを受け付けます。
.RE
.PP
5
.RS 4
1\&.5と同義です。
.RE
.PP
1\&.6
.RS 4
Java SE 6では言語に対する変更は導入されませんでした。しかし、ソース・ファイル内のエンコーディング・エラーが、Java Platform, Standard Editionの以前のリリースような警告ではなく、エラーとして報告されるようになりました。
.RE
.PP
6
.RS 4
1\&.6と同義です。
.RE
.PP
1\&.7
.RS 4
これがデフォルト値です。Java SE 7で導入された機能を含むコードを受け付けます。
.RE
.PP
7
.RS 4
1\&.7と同義です。
.RE
.RE
.PP
\-sourcepath \fIsourcepath\fR
.RS 4
クラスまたはインタフェースの定義を検索するソース・コード・パスを指定します。ユーザー・クラス・パスと同様に、ソース・パスのエントリは、Oracle Solarisではコロン(:)で、Windowsではセミコロンで区切り、ここには、ディレクトリ、JARアーカイブまたはZIPアーカイブを指定できます。パッケージを使用している場合は、ディレクトリまたはアーカイブ内のローカル・パス名がパッケージ名を反映している必要があります。
.sp
\fB注意:\fR
ソース・ファイルも見つかった場合、クラス・パスにより見つかったクラスは再コンパイルされる可能性があります。型の検索を参照してください。
.RE
.PP
\-verbose
.RS 4
ロードされるクラスおよびコンパイルされるソース・ファイルごとの情報が出力される、詳細出力を使用します。
.RE
.PP
\-version
.RS 4
リリース情報を出力します。
.RE
.PP
\-werror
.RS 4
警告が発生した場合にコンパイルを終了します。
.RE
.PP
\-X
.RS 4
非標準オプションに関する情報を表示して終了します。
.RE
.SS "クロスコンパイル・オプション"
.PP
デフォルトでは、クラスのコンパイルは、\fIjavac\fRが添付されているプラットフォームのブートストラップ・クラスおよび拡張機能クラスに対して行われます。ただし、\fIjavac\fRは、異なるJavaプラットフォームに実装されたブートストラップ・クラスおよび拡張機能クラスに対してコンパイルを行うクロスコンパイルもサポートしています。クロスコンパイルを行う場合は、\fI\-bootclasspath\fRおよび\fI\-extdirs\fRオプションを使用することが重要です。
.PP
\-target \fIversion\fR
.RS 4
仮想マシンの指定されたリリースを対象とするクラス・ファイルを生成します。クラス・ファイルは、指定されたターゲット以降のリリースでは動作しますが、それより前のリリースのJVMでは動作しません。有効なターゲットは、1\&.1、1\&.2、1\&.3、1\&.4、1\&.5 (5も可)、1\&.6 (6も可)および1\&.7 (7も可)です。
.sp
\fI\-target\fRオプションのデフォルトは、\fI\-source\fRオプションの値によって異なります。
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
\fI\-source\fRオプションが指定されていない場合、\fI\-target\fRオプションの値は1\&.7です。
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
\fI\-source\fRオプションが1\&.2の場合、\fI\-target\fRオプションの値は1\&.4です。
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
\fI\-source\fRオプションが1\&.3の場合、\fI\-target\fRオプションの値は1\&.4です。
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
\fI\-source\fRオプションが1\&.5の場合、\fI\-target\fRオプションの値は1\&.7です。
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
\fI\-source\fRオプションが1\&.6の場合、\fI\-target\fRオプションの値は1\&.7です。
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
\fI\-source\fRオプションの他のすべての値の場合、\fI\-target\fRオプションの値は、\fI\-source\fRオプションの値になります。
.RE
.RE
.PP
\-bootclasspath \fIbootclasspath\fR
.RS 4
指定された一連のブート・クラスに対してクロスコンパイルを行います。ユーザー・クラス・パスと同様に、ブート・クラス・パスのエントリはコロン(:)で区切り、ここには、ディレクトリ、JARアーカイブまたはZIPアーカイブを指定できます。
.RE
.SS "コンパクト・プロファイル・オプション"
.PP
JDK 8以降から、\fIjavac\fRコンパイラはコンパクト・プロファイルをサポートします。コンパクト・プロファイルを使用すると、Javaプラットフォーム全体を必要としないアプリケーションは、デプロイ可能で、小さいフットプリントで実行できます。コンパクト・プロファイル機能は、アプリケーション・ストアからのアプリケーションのダウンロード時間を短縮するのに使用できます。この機能は、JREをバンドルするJavaアプリケーションの、よりコンパクトなデプロイメントに役立ちます。この機能は、小さいデバイスでも役立ちます。
.PP
サポートされているプロファイル値は、\fIcompact1\fR、\fIcompact2\fRおよび\fIcompact3\fRです。これらは、追加のレイヤーです。大きい番号の各コンパクト・プロファイルには、小さい番号の名前のプロファイル内のすべてのAPIが含まれます。
.PP
\-profile
.RS 4
コンパクト・プロファイルを使用する場合、このオプションは、コンパイル時にプロファイル名を指定します。次に例を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
453
.nf
M
mfang 已提交
454
javac \-profile compact1 Hello\&.java
455
.fi
M
mfang 已提交
456 457 458 459 460 461 462 463
.if n \{\
.RE
.\}
javacは、指定されたプロファイルにない任意のJava SE APIを使用するソース・コードをコンパイルしません。これは、そのようなソース・コードをコンパイルしようとすることによって生じるエラー・メッセージの例です。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
464
.nf
M
mfang 已提交
465 466 467 468
cd jdk1\&.8\&.0/bin
\&./javac \-profile compact1 Paint\&.java
Paint\&.java:5: error: Applet is not available in profile \*(Aqcompact1\*(Aq
import java\&.applet\&.Applet;
469
.fi
M
mfang 已提交
470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502
.if n \{\
.RE
.\}
この例では、\fIApplet\fRクラスを使用しないようにソースを変更することによって、エラーを修正できます。\-profileオプションを指定せずにコンパイルすることによって、エラーを修正することもできます。コンパイルは、Java SE APIの完全なセットに対して実行されます。(どのコンパクト・プロファイルにも、\fIApplet\fRクラスは含まれていません。)
.sp
コンパクト・プロファイルを使用してコンパイルするための別の方法として、\fI\-bootclasspath\fRオプションを使用して、プロファイルのイメージを指定する\fIrt\&.jar\fRファイルへのパスを指定します。かわりに\fI\-profile\fRオプションを使用すると、プロファイル・イメージは、コンパイル時にシステム上に存在する必要がありません。これは、クロスコンパイル時に役立ちます。
.RE
.SS "非標準オプション"
.PP
\-Xbootclasspath/p:\fIpath\fR
.RS 4
ブートストラップ・クラス・パスに接尾辞を追加します。
.RE
.PP
\-Xbootclasspath/a:\fIpath\fR
.RS 4
ブートストラップ・クラス・パスに接頭辞を追加します。
.RE
.PP
\-Xbootclasspath/:\fIpath\fR
.RS 4
ブートストラップ・クラス・ファイルの位置をオーバーライドします。
.RE
.PP
\-Xdoclint:[\-]\fIgroup\fR [\fI/access\fR]
.RS 4
\fIgroup\fRの値が\fIaccessibility\fR、\fIsyntax\fR、\fIreference\fR、\fIhtml\fRまたは\fImissing\fRのいずれかである特定のチェック・グループを有効または無効にします。これらのチェック・グループの詳細は、\fIjavadoc\fRコマンドの\fI\-Xdoclint\fRオプションを参照してください。\fI\-Xdoclint\fRオプションは、\fIjavac\fRコマンドではデフォルトで無効になります。
.sp
変数\fIaccess\fRは、\fI\-Xdoclint\fRオプションがチェックするクラスとメンバーの最小の可視性レベルを指定します。\fIpublic\fR、\fIprotected\fR、\fIpackage\fRおよび\fIprivate\fRの値(可視性の高い順)の1つを持つことができます。たとえば、次のオプションは、(protected、package、publicを含む) protected以上のアクセス・レベルを持つクラスおよびメンバーを(すべてのチェック・グループで)チェックします。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
503
.nf
M
mfang 已提交
504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647
\-Xdoclint:all/protected
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
次のオプションは、package以上のアクセス権(packageおよびpublicを含む)を持つクラスおよびメンバーに対するHTMLエラーをチェックしないことを除き、すべてのアクセス・レベルに対してすべてのチェック・グループを有効にします。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\-Xdoclint:all,\-html/package
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-Xdoclint:none
.RS 4
すべてのチェック・グループを無効にします。
.RE
.PP
\-Xdoclint:all[\fI/access\fR]
.RS 4
すべてのチェック・グループを有効にします。
.RE
.PP
\-Xlint
.RS 4
推奨されるすべての警告を有効にします。このリリースでは、利用可能なすべての警告を有効にすることをお薦めします。
.RE
.PP
\-Xlint:all
.RS 4
推奨されるすべての警告を有効にします。このリリースでは、利用可能なすべての警告を有効にすることをお薦めします。
.RE
.PP
\-Xlint:none
.RS 4
すべての警告を無効にします。
.RE
.PP
\-Xlint:\fIname\fR
.RS 4
警告名を無効にします。このオプションで無効にできる警告のリストは、\-Xlintオプションを使用した警告の有効化または無効化を参照してください。
.RE
.PP
\-Xlint:\fI\-name\fR
.RS 4
警告名を無効にします。このオプションで無効にできる警告のリストを取得するには、\-Xlintオプションを使用した警告の有効化または無効化\-Xlint\fIオプションを使用した\fRを参照してください。
.RE
.PP
\-Xmaxerrs \fInumber\fR
.RS 4
印刷するエラーの最大数を設定します。
.RE
.PP
\-Xmaxwarns \fInumber\fR
.RS 4
印刷する警告の最大数を設定します。
.RE
.PP
\-Xstdout \fIfilename\fR
.RS 4
コンパイラのメッセージを、指定されたファイルに送信します。デフォルトでは、コンパイラのメッセージは\fISystem\&.err\fRに送られます。
.RE
.PP
\-Xprefer:[\fInewer,source\fR]
.RS 4
ある型に対してソース・ファイルとクラス・ファイルの両方が見つかった場合、そのどちらのファイルを読み取るかを指定します。(型の検索を参照してください)。\fI\-Xprefer:newer\fRオプションを使用した場合、ある型に対するソース・ファイルとクラス・ファイルのうち新しい方が読み取られます(デフォルト)。\fI\-Xprefer:source\fRオプションを使用した場合、ソース・ファイルが読み取られます。\fISOURCE\fRの保存ポリシーを使用して宣言された注釈に任意の注釈プロセッサがアクセスできるようにする場合は、\fI\-Xprefer:source\fRを使用してください。
.RE
.PP
\-Xpkginfo:[\fIalways\fR,\fIlegacy\fR,\fInonempty\fR]
.RS 4
javacがpackage\-info\&.javaファイルから\fIpackage\-info\&.class\fRファイルを生成するかどうかを制御します。このオプションで使用可能なmode引数は次のとおりです。
.PP
always
.RS 4
すべての\fIpackage\-info\&.java\fRファイルの\fIpackage\-info\&.class\fRファイルを常に生成します。このオプションは、各\fI\&.java\fRファイルに対応する\fI\&.class\fRファイルがあることを確認するAntなどのビルド・システムを使用する場合に役立つことがあります。
.RE
.PP
legacy
.RS 4
package\-info\&.javaに注釈が含まれる場合にのみ\fIpackage\-info\&.class\fRファイルを生成します。package\-info\&.javaにコメントのみ含まれる場合に\fIpackage\-info\&.class\fRファイルを生成しません。
.sp
\fB注意:\fR
\fIpackage\-info\&.class\fRファイルは生成できますが、package\-info\&.javaファイル内のすべての注釈に\fIRetentionPolicy\&.SOURCE\fRがある場合は空になります。
.RE
.PP
nonempty
.RS 4
package\-info\&.javaに\fIRetentionPolicy\&.CLASS\fRまたは\fIRetentionPolicy\&.RUNTIME\fRとともに注釈が含まれる場合にのみ\fIpackage\-info\&.class\fRファイルを生成します。
.RE
.RE
.PP
\-Xprint
.RS 4
デバッグ目的で指定した型のテキスト表示を出力します。注釈処理もコンパイルも実行されません。出力形式は変更される可能性があります。
.RE
.PP
\-XprintProcessorInfo
.RS 4
ある特定のプロセッサが処理を依頼されている注釈に関する情報を出力します。
.RE
.PP
\-XprintRounds
.RS 4
初回および後続の注釈処理ラウンドに関する情報を出力します。
.RE
.SH "-XLINTオプションを使用した警告の有効化または無効化"
.PP
\fI\-Xlint:name\fRオプションを使用して警告\fIname\fRを有効にします。ここで、\fIname\fRは次の警告名のいずれかになります。\fI\-Xlint:\-name:\fRオプションを使用して、警告を無効化できます。
.PP
cast
.RS 4
不要で冗長なキャストについて警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
String s = (String) "Hello!"
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
classfile
.RS 4
クラス・ファイルの内容に関連した問題について警告します。
.RE
.PP
deprecation
.RS 4
非推奨の項目の使用について警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
java\&.util\&.Date myDate = new java\&.util\&.Date();
int currentDay = myDate\&.getDay();
648
.fi
M
mfang 已提交
649 650 651 652 653 654 655 656 657 658 659 660 661 662
.if n \{\
.RE
.\}
メソッド\fIjava\&.util\&.Date\&.getDay\fRJDK 1\&.1以降は非推奨になりました。
.RE
.PP
dep\-ann
.RS 4
\fI@deprecated\fR
Javadocコメントでドキュメント化されているが、\fI@Deprecated\fR注釈が付いていない項目について警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
663
.nf
M
mfang 已提交
664 665 666 667 668
/**
  * @deprecated As of Java SE 7, replaced by {@link #newMethod()}
  */
public static void deprecatedMethood() { }
public static void newMethod() { }
669
.fi
M
mfang 已提交
670 671 672 673 674 675 676 677 678 679 680 681 682 683 684 685 686 687 688 689 690 691 692 693 694 695 696
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
divzero
.RS 4
定整数0で除算されることについて警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
int divideByZero = 42 / 0;
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
empty
.RS 4
\fIif \fR文以降が空の文であることについて警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
697 698 699
.nf
class E {
    void m() {
M
mfang 已提交
700
         if (true) ;
701 702 703
    }
}
.fi
M
mfang 已提交
704 705 706 707 708 709 710 711 712 713 714 715
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
fallthrough
.RS 4
fall\-throughケースのswitchブロックをチェックし、検出されたものに対して警告メッセージを表示します。Fall\-throughケースは、switchブロック内の最後のケースを除くケースです。このコードにはbreak文は含まれません。コードの実行をそのケースから次のケースへ移動します。たとえば、このswitchブロック内のcase 1ラベルに続くコードは、break文で終わっていません。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
716 717 718
.nf
switch (x) {
case 1:
M
mfang 已提交
719 720
  System\&.out\&.println("1");
  // No break statement here\&.
D
duke 已提交
721
case 2:
M
mfang 已提交
722
  System\&.out\&.println("2");
D
duke 已提交
723 724
}
.fi
M
mfang 已提交
725 726 727 728 729 730 731 732 733 734 735 736 737
.if n \{\
.RE
.\}
このコードのコンパイル時に\fI\-Xlint:fallthrough\fRオプションが使用されていた場合、コンパイラは、問題になっているケースの行番号とともに、casefall\-throughする可能性があることを示す警告を発行します。
.RE
.PP
finally
.RS 4
正常に完了できない\fIfinally\fR句について警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
738
.nf
M
mfang 已提交
739 740 741 742 743 744 745 746 747
public static int m() {
  try {
     throw new NullPointerException();
  }  catch (NullPointerException(); {
     System\&.err\&.println("Caught NullPointerException\&.");
     return 1;
   } finally {
     return 0;
   }
748 749
  }
.fi
M
mfang 已提交
750 751 752 753 754 755 756 757 758 759 760 761 762 763 764 765 766 767
.if n \{\
.RE
.\}
この例では、コンパイラは\fIfinally\fRブロックに関する警告を生成します。\fIint\fRメソッドが呼び出されると、値0が返されます。\fIfinally\fRブロックは、\fItry\fRブロックが終了すると実行されます。この例では、制御が\fIcatch\fRブロックに移された場合、\fIint\fRメソッドは終了します。ただし、\fIfinally\fRブロックは実行される必要があるため、制御がメソッドの外部に移されていても、このブロックは実行されます。
.RE
.PP
options
.RS 4
コマンドライン・オプションの使用に関する問題について警告します。クロスコンパイル・オプションを参照してください。
.RE
.PP
overrides
.RS 4
メソッドのオーバーライドに関する問題について警告します。たとえば、次の2つのクラスがあるとします。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
768 769
.nf
public class ClassWithVarargsMethod {
M
mfang 已提交
770
  void varargsMethod(String\&.\&.\&. s) { }
771
}
M
mfang 已提交
772

773
public class ClassWithOverridingMethod extends ClassWithVarargsMethod {
M
mfang 已提交
774 775
   @Override
   void varargsMethod(String[] s) { }
776 777
}
.fi
M
mfang 已提交
778 779 780 781 782 783 784 785
.if n \{\
.RE
.\}
コンパイラは、次のような警告を生成します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
786
.nf
M
mfang 已提交
787 788 789
warning: [override] varargsMethod(String[]) in ClassWithOverridingMethod 
overrides varargsMethod(String\&.\&.\&.) in ClassWithVarargsMethod; overriding
method is missing \*(Aq\&.\&.\&.\*(Aq
790
.fi
M
mfang 已提交
791 792 793 794 795 796 797 798 799 800 801 802 803
.if n \{\
.RE
.\}
コンパイラは、\fIvarargs\fRメソッドを検出すると、\fIvarargs\fRの仮パラメータを配列に変換します。メソッド\fIClassWithVarargsMethod\&.varargsMethod\fRでは、コンパイラは\fIvarargs\fRの仮パラメータ\fIString\&.\&.\&. s\fRを仮パラメータ\fIString[] s\fRに変換します。これは、メソッド\fIClassWithOverridingMethod\&.varargsMethod\fRの仮パラメータに対応する配列です。その結果、この例ではコンパイルが行われます。
.RE
.PP
path
.RS 4
コマンドラインでの無効なパス要素と存在しないパス・ディレクトリについて警告します(クラス・パス、ソース・パスなどのパス関連)。このような警告を\fI@SuppressWarnings\fR注釈で抑制することはできません。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
804
.nf
M
mfang 已提交
805
javac \-Xlint:path \-classpath /nonexistentpath Example\&.java
806
.fi
M
mfang 已提交
807 808 809 810 811 812 813 814 815 816 817 818 819 820
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
processing
.RS 4
注釈処理に関する問題について警告します。コンパイラがこの警告を生成するのは、注釈を含むクラスがあるときに、使用している注釈プロセッサでそのタイプの例外を処理できない場合です。たとえば、単純な注釈プロセッサを次に示します。
.sp
\fBソース・ファイルAnnocProc\&.java\fR:
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
821
.nf
M
mfang 已提交
822 823 824 825
import java\&.util\&.*;
import javax\&.annotation\&.processing\&.*;
import javax\&.lang\&.model\&.*;
import\&.javaz\&.lang\&.model\&.element\&.*;
826 827 828

@SupportedAnnotationTypes("NotAnno")
public class AnnoProc extends AbstractProcessor {
M
mfang 已提交
829 830 831
  public boolean process(Set<? extends TypeElement> elems, RoundEnvironment renv){
     return true;
  }
832

M
mfang 已提交
833 834 835
  public SourceVersion getSupportedSourceVersion() {
     return SourceVersion\&.latest();
   }
836 837
}
.fi
M
mfang 已提交
838 839 840 841 842 843 844 845
.if n \{\
.RE
.\}
\fBソース・ファイルAnnosWithoutProcessors\&.java\fR:
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
846 847
.nf
@interface Anno { }
M
mfang 已提交
848
 
849 850 851
@Anno
class AnnosWithoutProcessors { }
.fi
M
mfang 已提交
852 853 854 855 856 857 858 859
.if n \{\
.RE
.\}
次のコマンドは、注釈プロセッサ\fIAnnoProc\fRをコンパイルし、この注釈プロセッサをソース・ファイル\fIAnnosWithoutProcessors\&.java\fRに対して実行します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
860
.nf
M
mfang 已提交
861 862
javac AnnoProc\&.java
javac \-cp \&. \-Xlint:processing \-processor AnnoProc \-proc:only AnnosWithoutProcessors\&.java
863
.fi
M
mfang 已提交
864 865 866 867 868 869 870 871
.if n \{\
.RE
.\}
コンパイラがソース・ファイル\fIAnnosWithoutProcessors\&.java\fRに対して注釈プロセッサを実行すると、次の警告が生成されます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
872 873
.nf
warning: [processing] No processor claimed any of these annotations: Anno
M
mfang 已提交
874
 
875
.fi
M
mfang 已提交
876 877 878 879 880 881 882 883 884 885 886 887 888
.if n \{\
.RE
.\}
この問題を解決するために、クラス\fIAnnosWithoutProcessors\fRで定義および使用される注釈の名前を、\fIAnno\fRから\fINotAnno\fRに変更できます。
.RE
.PP
rawtypes
.RS 4
raw型に対する未検査操作について警告します。次の文では、\fIrawtypes\fR警告が生成されます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
889
.nf
M
mfang 已提交
890
void countElements(List l) { \&.\&.\&. }
891
.fi
M
mfang 已提交
892 893 894 895 896 897 898 899
.if n \{\
.RE
.\}
次の例では、\fIrawtypes\fR警告は生成されません。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
900
.nf
M
mfang 已提交
901
void countElements(List<?> l) { \&.\&.\&. }
902
.fi
M
mfang 已提交
903 904 905 906 907 908 909 910 911 912 913 914 915
.if n \{\
.RE
.\}
\fIList\fRraw型です。ただし、\fIList<?>\fRは、アンバウンド形式のワイルドカードのパラメータ化された型です。\fIList\fRはパラメータ化されたインタフェースであるため、常にその型引数を指定します。この例では、\fIList\fRの仮引数はアンバウンド形式のワイルドカード(\fI?\fR)を使用してその仮型パラメータとして指定されます。つまり、\fIcountElements\fRメソッドは\fIList\fRインタフェースのどのインスタンス化も受け付けることができます。
.RE
.PP
Serial
.RS 4
直列化可能クラスに\fIserialVersionUID\fR定義がないことを警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
916 917 918 919
.nf
public class PersistentTime implements Serializable
{
  private Date time;
M
mfang 已提交
920
 
921
   public PersistentTime() {
M
mfang 已提交
922
     time = Calendar\&.getInstance()\&.getTime();
923
   }
M
mfang 已提交
924
 
925 926 927 928 929
   public Date getTime() {
     return time;
   }
}
.fi
M
mfang 已提交
930 931 932 933 934 935 936 937
.if n \{\
.RE
.\}
コンパイラは次の警告を生成します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
938
.nf
M
mfang 已提交
939 940
warning: [serial] serializable class PersistentTime has no definition of
serialVersionUID
941
.fi
M
mfang 已提交
942 943 944 945 946 947 948 949 950 951 952 953 954
.if n \{\
.RE
.\}
直列化可能クラスが\fIserialVersionUID\fRという名前のフィールドを明示的に宣言しない場合、直列化ランタイム環境では、「Javaオブジェクト直列化仕様」で説明されているように、クラスの様々な側面に基づいて、クラスの\fIserialVersionUID\fRのデフォルト値を計算します。ただし、すべての直列化可能クラスが\fIserialVersionUID\fR値を明示的に宣言することを強くお薦めします。 これは、\fIserialVersionUID\fR値を計算するデフォルトのプロセスが、コンパイラの実装によって異なる可能性のあるクラスの詳細にきわめて影響を受けやすく、その結果、直列化復元中に予期しない\fIInvalidClassExceptions\fRが発生する可能性があるためです。Javaコンパイラの実装が異なっても\fIserialVersionUID\fR値の一貫性を確保にするには、直列化可能クラスが\fIserialVersionUID\fR値を明示的に宣言する必要があります。
.RE
.PP
static
.RS 4
staticの使用に関する問題について警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
955 956 957
.nf
class XLintStatic {
    static void m1() { }
M
mfang 已提交
958
    void m2() { this\&.m1(); }
959 960
}
.fi
M
mfang 已提交
961 962 963 964 965 966 967 968
.if n \{\
.RE
.\}
コンパイラは次の警告を生成します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
969
.nf
M
mfang 已提交
970 971
warning: [static] static method should be qualified by type name, 
XLintStatic, instead of by an expression
972
.fi
M
mfang 已提交
973 974 975 976 977 978 979 980
.if n \{\
.RE
.\}
この問題を解決するために、次のように\fIstatic\fRメソッド\fIm1\fRを呼び出すことができます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
981
.nf
M
mfang 已提交
982
XLintStatic\&.m1();
983
.fi
M
mfang 已提交
984 985 986 987 988 989 990 991 992 993 994 995 996
.if n \{\
.RE
.\}
あるいは、\fIstatic\fRキーワードをメソッド\fIm1\fRの宣言から削除することもできます。
.RE
.PP
try
.RS 4
try\-with\-resources文を含む、\fItry\fRブロックの使用に関する問題について警告します。たとえば、\fItry\fRブロックで宣言されたリソース\fIac\fRが使用されないために、次の文に対して警告が生成されます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
997
.nf
M
mfang 已提交
998
try ( AutoCloseable ac = getResource() ) {    // do nothing}
999
.fi
M
mfang 已提交
1000 1001 1002 1003 1004 1005 1006 1007 1008 1009 1010 1011
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
unchecked
.RS 4
Java言語仕様で指定されている未検査変換警告の詳細を示します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
1012
.nf
M
mfang 已提交
1013 1014
List l = new ArrayList<Number>();
List<String> ls = l;       // unchecked warning
1015
.fi
M
mfang 已提交
1016 1017 1018 1019 1020 1021 1022 1023 1024 1025 1026 1027 1028 1029 1030 1031 1032 1033 1034 1035
.if n \{\
.RE
.\}
型の消去中に、型\fIArrayList<Number>\fRおよび\fIList<String>\fRは、それぞれ\fIArrayList\fRおよび\fIList\fRになります。
.sp
\fIls\fRコマンドには、パラメータ化された型\fIList<String>\fRが指定されています。\fIl\fRによって参照される\fIList\fR\fIls\fRに割り当てられた場合、コンパイラは未検査警告を生成します。コンパイル時に、コンパイラおよびJVMは、\fIl\fR\fIList<String>\fR型を参照するかどうかを判別できません。この場合、\fIl\fRは、\fIList<String>\fR型を参照しません。その結果、ヒープ汚染が発生します。
.sp
ヒープ汚染状態が発生するのは、\fIList\fRオブジェクト\fIl\fR
(そのstatic型は\fIList<Number>\fR)が別の\fIList\fRオブジェクト\fIls\fR
(異なるstatic\fIList<String>\fRを持つ)に代入される場合です。しかし、コンパイラではこの代入をいまだに許可しています。総称をサポートしないJava SEのリリースとの下位互換性を確保するために、この代入を許可する必要があります。型消去により、\fIList<Number>\fRおよび\fIList<String>\fRは、両方とも\fIList\fRになります。その結果、コンパイラはオブジェクト\fIl\fR
(\fIList\fRというraw型を持つ)をオブジェクト\fIls\fRに代入することを許可します。
.RE
.PP
varargs
.RS 4
可変引数(\fIvarargs\fR)メソッド、特に非具象化可能引数を含むものの使用が安全でないことを警告します。たとえば、次のようになります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
1036 1037
.nf
public class ArrayBuilder {
M
mfang 已提交
1038
  public static <T> void addToList (List<T> listArg, T\&.\&.\&. elements) {
1039
    for (T x : elements) {
M
mfang 已提交
1040
      listArg\&.add(x);
1041 1042 1043 1044
    }
  }
}
.fi
M
mfang 已提交
1045 1046 1047 1048 1049 1050 1051 1052 1053 1054 1055
.if n \{\
.RE
.\}
\fB注意:\fR
非具象化可能型は、型情報が実行時に完全に使用不可能な型です。
.sp
コンパイラは、メソッド\fIArrayBuilder\&.addToList\fRの定義に関する次の警告を生成します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
1056 1057 1058
.nf
warning: [varargs] Possible heap pollution from parameterized vararg type T
.fi
M
mfang 已提交
1059
.if n \{\
1060
.RE
M
mfang 已提交
1061 1062 1063 1064 1065 1066 1067 1068 1069 1070 1071 1072 1073 1074 1075 1076 1077 1078 1079 1080
.\}
コンパイラは、varargsメソッドを検出すると、\fIvarargs\fRの仮パラメータを配列に変換します。しかし、Javaプログラミング言語では、パラメータ化された型の配列の作成を許可していません。メソッド\fIArrayBuilder\&.addToList\fRでは、コンパイラは\fIvarargs\fRの仮パラメータ\fIT\&.\&.\&.\fR要素を仮パラメータ\fIT[]\fR要素(配列)に変換します。しかし、型消去により、コンパイラは\fIvarargs\fRの仮パラメータを\fIObject[]\fR要素に変換します。その結果、ヒープ汚染が発生する可能性があります。
.RE
.SH "コマンドライン引数ファイル"
.PP
\fIjavac\fRコマンドを短くしたり簡潔にしたりするために、\fIjavac\fRコマンドに対する引数(\fI\-J\fRオプションを除く)を含む1つ以上のファイルを指定することができます。これにより、どのオペレーティング・システム上でも、任意の長さの\fIjavac\fRコマンドを作成できます。
.PP
引数ファイルには、\fIjavac\fRのオプションとソース・ファイル名を自由に組み合せて記述できます。ファイル内の引数は、空白または改行文字で区切ることができます。ファイル名に埋め込まれた空白がある場合、ファイル名全体を二重引用符で囲みます。
.PP
引数ファイル内のファイル名は、引数ファイルの位置ではなく、現在のディレクトリに相対的となります。これらのリストでは、ワイルドカード(*)は使用できません(たとえば、\fI*\&.java\fRとは指定できません)。アットマーク(@)を使用したファイルの再帰的な解釈はサポートされていません。また、\fI\-J\fRオプションもサポートされていません。このオプションは起動ツールに渡されますが、起動ツールでは引数ファイルをサポートしていないからです。
.PP
\fIjavac\fRコマンドを実行するときに、各引数ファイルのパスと名前の先頭にアットマーク(@)文字を付けて渡します。\fIjavac\fRコマンドは、アットマーク(@)で始まる引数を見つけると、そのファイルの内容を展開して引数リストに挿入します。
.PP
\fBExample 1\fR, 単一の引数ファイル
.RS 4
\fIargfile\fRという名前の単一の引数ファイルを使用して、すべての\fIjavac\fR引数を格納する場合は、次のように指定します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1081
.nf
M
mfang 已提交
1082
javac @argfile
D
duke 已提交
1083
.fi
M
mfang 已提交
1084 1085 1086 1087 1088 1089 1090 1091 1092 1093 1094 1095 1096 1097 1098
.if n \{\
.RE
.\}
この引数ファイルには、例2で示されている両方のファイルの内容を入れることができます。
.RE
.PP
\fBExample 2\fR, 2つの引数ファイル
.RS 4
\fIjavac\fRオプション用とソース・ファイル名用に、2つの引数ファイルを作成できます。次のリストには、行の継続文字はありません。
.sp
次を含むoptionsという名前のファイルを作成します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1099
.nf
M
mfang 已提交
1100 1101 1102
\-d classes
\-g
\-sourcepath /java/pubs/ws/1\&.3/src/share/classes
D
duke 已提交
1103
.fi
M
mfang 已提交
1104 1105 1106 1107 1108 1109 1110
.if n \{\
.RE
.\}
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1111 1112
.nf
.fi
M
mfang 已提交
1113 1114 1115 1116 1117 1118 1119 1120
.if n \{\
.RE
.\}
次を含むclassesという名前のファイルを作成します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1121
.nf
M
mfang 已提交
1122 1123 1124
MyClass1\&.java
MyClass2\&.java
MyClass3\&.java
D
duke 已提交
1125
.fi
M
mfang 已提交
1126 1127 1128 1129 1130 1131 1132 1133
.if n \{\
.RE
.\}
それから、次のように\fIjavac\fRコマンドを実行します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1134
.nf
M
mfang 已提交
1135
javac @options @classes
D
duke 已提交
1136
.fi
M
mfang 已提交
1137 1138 1139 1140 1141 1142 1143 1144 1145 1146 1147 1148 1149 1150 1151 1152 1153 1154 1155
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\fBExample 3\fR, パスを使用した引数ファイル
.RS 4
引数ファイルはパスを指定できますが、ファイル内のすべてのファイル名は、(\fIpath1\fR\fIpath2\fRではなく)次のように現在の作業ディレクトリに相対的となります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
javac @path1/options @path2/classes
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
1156
.SH "注釈処理"
M
mfang 已提交
1157 1158 1159 1160 1161 1162 1163 1164 1165 1166 1167 1168 1169 1170 1171 1172
.PP
\fIjavac\fRコマンドが注釈処理を直接サポートしているため、独立した注釈処理コマンドである\fIapt\fRを使用する必要がなくなりました。
.PP
注釈プロセッサのAPIは、\fIjavax\&.annotation\&.processing\fRおよび\fIjavax\&.lang\&.model\fRパッケージとそのサブパッケージ内に定義されています。
.SS "注釈処理を行う方法"
.PP
\fI\-proc:none\fRオプションによって注釈処理が無効化されない限り、コンパイラは使用可能なすべての注釈プロセッサを検索します。検索パスは、\fI\-processorpath\fRオプションを使用して指定できます。パスを指定しない場合、ユーザー・クラス・パスが使用されます。プロセッサの検索は、検索パス上の\fIMETA\-INF/services/javax\&.annotation\&.processing\fR\&.Processorという名前のサービス・プロバイダ構成ファイルに基づいて行われます。このようなファイルには、使用するすべての注釈プロセッサの名前を、1行に1つずつ含めてください。また、別の方法として、\fI\-processor\fRオプションを使用してプロセッサを明示的に指定することもできます。
.PP
コンパイラは、コマンドラインのソース・ファイルやクラスを走査することで、どのような注釈が存在しているかを確認し終わると、プロセッサに対して問合せを行い、それらのプロセッサがどの注釈を処理できるのかを確認します。一致するものが見つかった場合、そのプロセッサが呼び出されます。各プロセッサは、自身が処理する注釈を要求できます。その場合、それらの注釈に対する別のプロセッサを見つける試みは行われません。すべての注釈が要求されると、コンパイラはそれ以上プロセッサの検索を行いません。
.PP
いずれかのプロセッサによって新しいソース・ファイルが生成されると、注釈処理の2回目のラウンドが開始されます。新しく生成されたすべてのソース・ファイルがスキャンされ、前回と同様に注釈が処理されます。以前のラウンドで呼び出されたプロセッサはすべて、後続のどのラウンドでも呼び出されます。これが、新しいソース・ファイルが生成されなくなるまで続きます。
.PP
あるラウンドで新しいソース・ファイルが生成されなかった場合、注釈プロセッサがあと1回のみ呼び出され、残りの処理を実行する機会が与えられます。最後に、\fI\-proc:only\fRオプションが使用されないかぎり、コンパイラは、元のソース・ファイルと生成されたすべてのソース・ファイルをコンパイルします。
.SS "暗黙的にロードされたソース・ファイル"
.PP
コンパイラは、一連のソース・ファイルをコンパイルする際に、別のソース・ファイルを暗黙的にロードすることが必要な場合があります。型の検索を参照してください。そのようなファイルは、現時点では注釈処理の対象になりません。デフォルトでは、注釈処理が実行され、かつ暗黙的にロードされた任意のソース・ファイルがコンパイルされた場合、コンパイラは警告を発行します。\fI\-implicit\fRオプションでは、警告を抑制する方法が提供されます。
1173
.SH "型の検索"
M
mfang 已提交
1174 1175 1176 1177 1178 1179 1180 1181 1182 1183 1184 1185 1186 1187 1188 1189 1190 1191 1192 1193 1194 1195 1196 1197 1198 1199
.PP
ソース・ファイルをコンパイルするために、コンパイラは通常、型に関する情報を必要としますが、その型の定義はコマンドラインで指定したソース・ファイルにありません。コンパイラは、ソース・ファイルで使用されているクラスまたはインタフェース、拡張されているクラスまたはインタフェース、あるいは実装されているクラスまたはインタフェースすべてについて、型の情報を必要とします。これには、ソース・ファイルで明示的には言及されていなくても、継承を通じて情報を提供するクラスとインタフェースも含まれます。
.PP
たとえば、サブクラス\fIjava\&.applet\&.Applet\fRを作成すると、\fIアプレット\fRの祖先のクラス(\fIjava\&.awt\&.Panel\fR\fIjava\&.awt\&.Container\fR\fIjava\&.awt\&.Component\fRおよび\fIjava\&.lang\&.Object\fR)を使用していることにもなります。
.PP
コンパイラは、型の情報が必要になると、その型を定義しているソース・ファイルまたはクラス・ファイルを検索します。まず、ブートストラップ・クラスと拡張機能クラスを検索し、続いてユーザー・クラス・パス(デフォルトでは現在のディレクトリ)を検索します。ユーザー・クラス・パスは、\fICLASSPATH\fR環境変数を設定して定義するか、または\fI\-classpath\fRオプションを使用して定義します。
.PP
\fI\-sourcepath\fRオプションが設定されている場合、コンパイラは、指定されたパスからソース・ファイルを検索します。それ以外の場合、コンパイラは、ユーザー・クラス・パスからクラス・ファイルとソース・ファイルの両方を検索します。
.PP
\fI\-bootclasspath\fRオプションおよび\fI\-extdirs\fRオプションを使用して、別のブートストラップ・クラスや拡張機能クラスを指定できます。クロスコンパイル・オプションを参照してください。
.PP
型の検索に成功したときに得られる結果は、クラス・ファイル、ソース・ファイル、またはその両方である場合があります。両方が見つかった場合、そのどちらを使用するかを\fI\-Xprefer\fRオプションでコンパイラに指示できます。\fInewer\fRが指定された場合、コンパイラは2つのファイルのうち新しい方を使用します。\fIsource\fRが指定された場合、コンパイラはソース・ファイルを使用します。デフォルトは\fInewer\fRです。
.PP
型の検索自体によって、または\fI\-Xprefer\fRオプションが設定された結果として必要な型のソース・ファイルが見つかった場合、コンパイラはそのソース・ファイルを読み取り、必要な情報を取得します。デフォルトでは、コンパイラはソース・ファイルのコンパイルも行います。\fI\-implicit\fRオプションを使用してその動作を指定できます。\fInone\fRが指定された場合、ソース・ファイルに対してクラス・ファイルは生成されません。\fIclass\fRが指定された場合、ソース・ファイルに対してクラス・ファイルが生成されます。
.PP
コンパイラは、注釈処理が完了するまで、ある型情報の必要性を認識しない場合があります。型情報がソース・ファイル内に見つかり、かつ\fI\-implicit\fRオプションが指定されていない場合、コンパイラによって、そのファイルが注釈処理の対象とならずにコンパイルされることが警告されます。この警告を無効にするには、(そのファイルが注釈処理の対象となるように)そのファイルをコマンドラインに指定するか、あるいはそのようなソース・ファイルに対してクラス・ファイルを生成する必要があるかどうかを\fI\-implicit\fRオプションを使用して指定します。
.SH "プログラマティック・インタフェース"
.PP
\fIjavac\fRコマンドは、\fIjavax\&.tools\fRパッケージ内のクラスとインタフェースによって定義される新しいJava Compiler APIをサポートします。
.SS "例"
.PP
コマンドライン引数を指定するようにコンパイルするには、次の構文を使用します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1200
.nf
M
mfang 已提交
1201 1202
JavaCompiler javac = ToolProvider\&.getSystemJavaCompiler();
JavaCompiler javac = ToolProvider\&.getSystemJavaCompiler();
D
duke 已提交
1203
.fi
M
mfang 已提交
1204 1205 1206 1207 1208 1209 1210 1211 1212 1213 1214 1215 1216 1217 1218 1219 1220
.if n \{\
.RE
.\}
.PP
例では、診断を標準出力ストリームに書き込み、コマンドラインからの呼出し時に\fIjavac\fRが指定する終了コードを返します。
.PP
\fIjavax\&.tools\&.JavaCompiler\fRインタフェースの他のメソッドを使用すると、診断の処理やファイルの読取り元/書込み先の制御などを行うことができます。
.SS "旧式のインタフェース"
.PP
\fB注意:\fR
このAPIは、下位互換性のためにのみ保持されています。すべての新しいコードは、新しいJava Compiler APIを使用する必要があります。
.PP
次のように、\fIcom\&.sun\&.tools\&.javac\&.Main\fRクラスには、プログラムからコンパイラを呼び出すためのstaticメソッドが2つ用意されています。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1221 1222 1223 1224
.nf
public static int compile(String[] args);
public static int compile(String[] args, PrintWriter out);
.fi
M
mfang 已提交
1225 1226 1227 1228 1229 1230 1231 1232 1233 1234 1235 1236
.if n \{\
.RE
.\}
.PP
\fIargs\fRパラメータは、通常コンパイラに渡される任意のコマンドライン引数を表しています。
.PP
\fIout\fRパラメータは、コンパイラの診断出力の宛先を示します。
.PP
\fIreturn\fR値は、\fIjavac\fR\fIexit\fR値と同じです。
.PP
\fB注意:\fR
名前が\fIcom\&.sun\&.tools\&.javac\fRで始まるパッケージ(\fIcom\&.sun\&.tools\&.javac\fRのサブパッケージ)で検出される他のすべてのクラスおよびメソッドは、完全に内部用であり、いつでも変更される可能性があります。
1237
.SH "例"
M
mfang 已提交
1238 1239 1240 1241 1242 1243 1244 1245 1246 1247
.PP
\fBExample 1\fR, 簡単なプログラムのコンパイル
.RS 4
この例では、greetingsディレクトリで\fIHello\&.java\fRソース・ファイルをコンパイルする方法を示しています。\fIHello\&.java\fRで定義されたクラスは、\fIgreetings\&.Hello\fRと呼ばれます。greetingsディレクトリは、ソース・ファイルとクラス・ファイルの両方があるパッケージ・ディレクトリで、現在のディレクトリのすぐ下にあります。これにより、デフォルトのユーザー・クラス・パスを使用できるようになります。また、\fI\-d\fRオプションを使用して別の出力先ディレクトリを指定する必要もありません。
.sp
\fIHello\&.java\fR内のソース・コードは次のとおりです。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1248 1249
.nf
package greetings;
M
mfang 已提交
1250
 
D
duke 已提交
1251 1252
public class Hello {
    public static void main(String[] args) {
M
mfang 已提交
1253 1254
        for (int i=0; i < args\&.length; i++) {
            System\&.out\&.println("Hello " + args[i]);
D
duke 已提交
1255 1256 1257
        }
    }
}
M
mfang 已提交
1258 1259 1260 1261 1262 1263 1264 1265 1266 1267 1268 1269 1270 1271 1272 1273 1274 1275 1276 1277 1278 1279
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
greetings\&.Helloのコンパイル:
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
javac greetings/Hello\&.java
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
\fIgreetings\&.Hello\fRの実行:
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
java greetings\&.Hello World Universe Everyone
D
duke 已提交
1280 1281 1282 1283
Hello World
Hello Universe
Hello Everyone
.fi
M
mfang 已提交
1284 1285 1286 1287 1288 1289 1290 1291 1292 1293 1294 1295
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\fBExample 2\fR, 複数のソース・ファイルのコンパイル
.RS 4
この例では、\fIgreetings\fRパッケージのソース・ファイル\fIAloha\&.java\fR\fIGutenTag\&.java\fR\fIHello\&.java\fRおよび\fIHi\&.java\fRをコンパイルします。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1296
.nf
M
mfang 已提交
1297 1298 1299 1300
% javac greetings/*\&.java
% ls greetings
Aloha\&.class         GutenTag\&.class      Hello\&.class         Hi\&.class
Aloha\&.java          GutenTag\&.java       Hello\&.java          Hi\&.java
D
duke 已提交
1301
.fi
M
mfang 已提交
1302 1303 1304 1305 1306 1307 1308 1309 1310 1311 1312 1313
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\fBExample 3\fR, ユーザー・クラス・パスの指定
.RS 4
前述の例のソース・ファイルのうち1つを変更した後に、そのファイルを再コンパイルします。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1314
.nf
M
mfang 已提交
1315
pwd
D
duke 已提交
1316
/examples
M
mfang 已提交
1317
javac greetings/Hi\&.java
D
duke 已提交
1318
.fi
M
mfang 已提交
1319 1320 1321 1322 1323 1324 1325 1326
.if n \{\
.RE
.\}
\fIgreetings\&.Hi\fR\fIgreetings\fRパッケージ内の他のクラスを参照しているため、コンパイラはこれらの他のクラスを探す必要があります。デフォルトのユーザー・クラス・パスはパッケージ・ディレクトリを含むディレクトリであるため、前述の例は動作します。現在のディレクトリを気にせずにこのファイルを再コンパイルする場合、\fICLASSPATH\fRを設定して、ユーザー・クラス・パスに例のディレクトリを追加します。この例では、\fI\-classpath\fRオプションを使用しています。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1327
.nf
M
mfang 已提交
1328
javac \-classpath /examples /examples/greetings/Hi\&.java
D
duke 已提交
1329
.fi
M
mfang 已提交
1330 1331 1332 1333 1334 1335 1336 1337
.if n \{\
.RE
.\}
\fIgreetings\&.Hi\fRを変更してバナー・ユーティリティを使用するようにした場合、 そのユーティリティもユーザー・クラス・パスを通じてアクセスできるようになっている必要があります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1338
.nf
M
mfang 已提交
1339 1340
javac \-classpath /examples:/lib/Banners\&.jar \e
            /examples/greetings/Hi\&.java
D
duke 已提交
1341
.fi
M
mfang 已提交
1342 1343 1344 1345 1346 1347 1348 1349
.if n \{\
.RE
.\}
\fIgreetings\fRパッケージでクラスを実行するには、プログラムは\fIgreetings\fRパッケージ、および\fIgreetings\fRクラスが使用するクラスにアクセスする必要があります。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1350
.nf
M
mfang 已提交
1351
java \-classpath /examples:/lib/Banners\&.jar greetings\&.Hi
D
duke 已提交
1352
.fi
M
mfang 已提交
1353 1354 1355 1356 1357 1358 1359 1360 1361 1362 1363 1364
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\fBExample 4\fR, ソース・ファイルとクラス・ファイルの分離
.RS 4
次の例では、\fIjavac\fRを使用して、JVM 1\&.6上で実行するコードをコンパイルします。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1365
.nf
M
mfang 已提交
1366 1367
javac \-source 1\&.6 \-target 1\&.6 \-bootclasspath jdk1\&.6\&.0/lib/rt\&.jar \e 
\-extdirs "" OldCode\&.java
D
duke 已提交
1368
.fi
M
mfang 已提交
1369 1370 1371 1372 1373 1374 1375 1376 1377 1378
.if n \{\
.RE
.\}
\fI\-source 1\&.6\fRオプションにより、\fIOldCode\&.java\fRのコンパイルにはリリース1\&.6(または6)Javaプログラミング言語が使用されます。\fI\-target 1\&.6\fRオプションにより、JVM 1\&.6と互換性のあるクラス・ファイルが生成されます。ほとんどの場合、\fI\-target\fRオプションの値は\fI\-source\fRオプションの値になります。この例では、\fI\-target\fRオプションを省略できます。
.sp
\fI\-bootclasspath\fRオプションを使用して、適切なバージョンのブートストラップ・クラス(\fIrt\&.jar\fRライブラリ)を指定する必要があります。指定しない場合は、コンパイラによって次の警告が生成されます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
D
duke 已提交
1379
.nf
M
mfang 已提交
1380 1381 1382
javac \-source 1\&.6 OldCode\&.java
warning: [options] bootstrap class path not set in conjunction with 
\-source 1\&.6
D
duke 已提交
1383
.fi
M
mfang 已提交
1384 1385 1386 1387 1388 1389 1390 1391 1392 1393 1394 1395 1396
.if n \{\
.RE
.\}
適切なバージョンのブートストラップ・クラスを指定しない場合、コンパイラは古い言語仕様(この例では、バージョン1\&.6Javaプログラミング言語)を新しいブートストラップ・クラスと組み合せて使用します。その結果、存在しないメソッドへの参照が含まれていることがあるため、クラス・ファイルが古いプラットフォーム(この場合はJava SE 6)で動作しない可能性があります。
.RE
.PP
\fBExample 5\fR, クロス・コンパイル
.RS 4
この例では、\fIjavac\fRを使用して、JVM 1\&.6上で実行するコードをコンパイルします。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
1397
.nf
M
mfang 已提交
1398 1399
javac \-source 1\&.6 \-target 1\&.6 \-bootclasspath jdk1\&.6\&.0/lib/rt\&.jar \e
            \-extdirs "" OldCode\&.java
1400
.fi
M
mfang 已提交
1401 1402 1403 1404 1405 1406 1407 1408 1409 1410 1411 1412 1413
.if n \{\
.RE
.\}
The\fI \-source 1\&.6\fRオプションにより、OldCode\&.javaのコンパイルにはリリース1\&.6(または6)Javaプログラミング言語が使用されます。\fI\-target 1\&.6\fRオプションにより、JVM 1\&.6と互換性のあるクラス・ファイルが生成されます。ほとんどの場合、\fI\-target\fRの値は\fI\-source\fRの値になります。この例では、\fI\-target\fRオプションは省略されます。
.sp
\fI\-bootclasspath\fRオプションを使用して、適切なバージョンのブートストラップ・クラス(\fIrt\&.jar\fRライブラリ)を指定する必要があります。指定しない場合は、コンパイラによって次の警告が生成されます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
javac \-source 1\&.6 OldCode\&.java
warning: [options] bootstrap class path not set in conjunction with \-source 1\&.6
D
duke 已提交
1414
.fi
M
mfang 已提交
1415
.if n \{\
D
duke 已提交
1416
.RE
M
mfang 已提交
1417 1418 1419 1420 1421 1422 1423 1424 1425 1426 1427 1428 1429 1430 1431 1432 1433 1434 1435 1436 1437 1438 1439 1440 1441 1442 1443 1444 1445 1446 1447 1448 1449 1450 1451 1452 1453 1454 1455 1456 1457 1458 1459 1460 1461 1462 1463 1464 1465 1466 1467 1468 1469 1470 1471 1472 1473 1474 1475 1476 1477 1478 1479 1480 1481 1482 1483 1484 1485 1486 1487 1488 1489
.\}
適切なバージョンのブートストラップ・クラスを指定しない場合、コンパイラは古い言語仕様を新しいブートストラップ・クラスと組み合せて使用します。この組合せは、存在しないメソッドへの参照が含まれていることがあるため、クラス・ファイルが古いプラットフォーム(この場合はJava SE 6)で動作しない可能性があります。この例では、コンパイラはJavaプログラミング言語のリリース1\&.6を使用します。
.RE
.SH "関連項目"
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
java(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jdb(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
javah(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
javadoc(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jar(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jdb(1)
.RE
.br
'pl 8.5i
'bp