java.1 101.4 KB
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'\" t
2
.\" Copyright (c) 1994, 2014, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
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3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
.\"
.\" DO NOT ALTER OR REMOVE COPYRIGHT NOTICES OR THIS FILE HEADER.
.\"
.\" This code is free software; you can redistribute it and/or modify it
.\" under the terms of the GNU General Public License version 2 only, as
.\" published by the Free Software Foundation.
.\"
.\" This code is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT
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.\" FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License
.\" version 2 for more details (a copy is included in the LICENSE file that
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.\"
.\" You should have received a copy of the GNU General Public License version
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.\" Inc., 51 Franklin St, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA.
.\"
.\" Please contact Oracle, 500 Oracle Parkway, Redwood Shores, CA 94065 USA
.\" or visit www.oracle.com if you need additional information or have any
.\" questions.
.\"
24 25
.\" Title: java
.\" Language: Japanese
26
.\" Date: 2015年3月3日
27 28 29
.\" SectDesc: 基本ツール
.\" Software: JDK 8
.\" Arch: 汎用
30 31
.\" Part Number: E58103-01
.\" Doc ID: JSSON
32 33
.\"
.if n .pl 99999
34
.TH "java" "1" "2015年3月3日" "JDK 8" "基本ツール"
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mfang 已提交
35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * Define some portability stuff
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
.\" http://bugs.debian.org/507673
.\" http://lists.gnu.org/archive/html/groff/2009-02/msg00013.html
.\" ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
.ie \n(.g .ds Aq \(aq
.el       .ds Aq '
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * set default formatting
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" disable hyphenation
.nh
.\" disable justification (adjust text to left margin only)
.ad l
.\" -----------------------------------------------------------------
.\" * MAIN CONTENT STARTS HERE *
.\" -----------------------------------------------------------------
54
.SH "名前"
M
mfang 已提交
55 56 57 58 59 60 61
java \- Javaアプリケーションを起動します。
.SH "概要"
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
62
\fBjava\fR [\fIoptions\fR] \fIclassname\fR [\fIargs\fR]
M
mfang 已提交
63 64 65 66 67 68 69 70 71
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
72
\fBjava\fR [\fIoptions\fR] \fB\-jar\fR \fIfilename\fR [\fIargs\fR]
M
mfang 已提交
73 74 75 76 77 78 79
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.PP
\fIoptions\fR
.RS 4
80
空白で区切られたコマンド行オプション。オプションを参照してください。
M
mfang 已提交
81 82 83 84 85 86 87 88 89
.RE
.PP
\fIclassname\fR
.RS 4
起動するクラスの名前。
.RE
.PP
\fIfilename\fR
.RS 4
90
呼び出されるJavaアーカイブ(JAR)ファイルの名前。\fB\-jar\fRオプションと一緒にのみ使用します。
M
mfang 已提交
91 92 93 94
.RE
.PP
\fIargs\fR
.RS 4
95
空白で区切られた\fBmain()\fRメソッドに渡される引数。
M
mfang 已提交
96
.RE
97
.SH "説明"
M
mfang 已提交
98
.PP
99
\fBjava\fRコマンドはJavaアプリケーションを開始します。Java Runtime Environment (JRE)を起動した後、指定したクラスをロードし、そのクラスの\fBmain()\fRメソッドを呼び出すことにより、これを行います。このメソッドは、\fIpublic\fRおよび\fIstatic\fRとして宣言する必要があります。また、値は返せません。さらに、\fBString\fR配列をパラメータとして指定できる必要があります。メソッド宣言は次の形式を含みます。
M
mfang 已提交
100 101 102 103 104
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
105 106
\fBpublic static void main(String[] args)\fR
 
M
mfang 已提交
107 108 109 110 111
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.PP
112
\fBjava\fRコマンドを使用して、\fBmain()\fRメソッドがあるか\fBjavafx\&.application\&.Application\fRを拡張するクラスをロードすることで、JavaFXアプリケーションを起動できます。後者の場合、起動ツールは\fBApplication\fRクラスのインスタンスを構成し、その\fBinit()\fRメソッドをコールし、\fBstart(javafx\&.stage\&.Stage)\fRメソッドをコールします。
M
mfang 已提交
113
.PP
114
デフォルトでは、\fBjava\fRコマンドのオプションではない最初の引数は、呼び出されるクラスの完全修飾名です。\fB\-jar\fRオプションを指定した場合、その引数は、アプリケーションのクラス・ファイルとリソース・ファイルを含むJARファイルの名前になります。起動クラスは、ソース・コードの\fBMain\-Class\fRマニフェスト・ヘッダーによって指定される必要があります。
M
mfang 已提交
115 116 117
.PP
JREは、ブートストラップ・クラス・パス、インストール済拡張機能およびユーザーのクラス・パスの3箇所から、起動クラス(およびアプリケーションで使用されている他のクラス)を検索します。
.PP
118
クラス・ファイル名またはJARファイル名の後の引数は、\fBmain()\fRメソッドに渡されます。
119
.SH "オプション"
M
mfang 已提交
120
.PP
121
\fBjava\fRコマンドは、次のカテゴリに分類できる広範なオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
標準オプション
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
142
非標準オプション
M
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143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
高度なランタイム・オプション
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
高度なJITコンパイラ・オプション
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
高度なサービスアビリティ・オプション
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
高度なガベージ・コレクション・オプション
.RE
.PP
標準のオプションは、Java Virtual Machine (JVM)のすべての実装でサポートすることが保証されます。これらは、JREのバージョンの確認、クラス・パスの設定、冗長な出力の有効化などの一般的なアクションに使用されます。
.PP
191
標準以外のオプションは、Java HotSpot仮想マシンに固有の汎用オプションであるため、すべてのJVM実装でサポートされることは保証されず、変更される可能性があります。これらのオプションは\fB\-X\fRで開始します。
M
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192
.PP
193
拡張オプションは、不用意に使用しないことをお薦めします。これらは、特定のシステム要件を持つことが多く、システム構成パラメータへの特権アクセスが必要な場合があるJava HotSpot仮想マシン操作の特定の領域を調整するために使用される開発者オプションです。これらは、すべてのJVM実装でサポートされることは保証されず、変更される可能性があります。拡張オプションは\fB\-XX\fRで始まります。
M
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194 195 196
.PP
最新リリースで非推奨または削除されるオプションを追跡するために、ドキュメントの最後に非推奨で削除されたオプションという名前のセクションがあります。
.PP
197
ブール・オプションは、デフォルトで無効になっている機能を有効にしたり、デフォルトで有効になっている機能を無効にするために使用されます。このようなオプションは、パラメータを必要としません。ブール値\fB\-XX\fRオプションは、プラス記号(\fB\-XX:+\fR\fIOptionName\fR)を使用して有効にし、マイナス記号(\fB\-XX:\-\fR\fIOptionName\fR)を使用して無効にします。
M
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198
.PP
199
引数が必要なオプションの場合、引数は、オプション名を空白、コロン(:)または等号(=)で区切ったものになるか、あるいは引数がオプションの後に直接続く場合もあります(正確な構文は各オプションによって異なります)。サイズをバイト単位で指定するよう求められている場合、接尾辞を使用しないか、あるいはキロバイト(KB)には接尾辞\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイト(MB)には接尾辞\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイト(GB)には接尾辞\fBg\fRまたは\fBG\fRを使用します。たとえば、サイズを8GBに設定するには、\fB8g\fR、\fB8192m\fR、\fB8388608k\fRまたは\fB8589934592\fRのいずれかを引数として指定できます。パーセントの指定が必要な場合は、0から1の数値を使用します(たとえば、25%の場合は\fB0\&.25\fRを指定します)。
M
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200 201 202 203 204 205 206 207
.SS "標準オプション"
.PP
これらは、JVMのすべての実装でサポートされる最も一般的に使用されるオプションです。
.PP
\-agentlib:\fIlibname\fR[=\fIoptions\fR]
.RS 4
指定したネイティブ・エージェント・ライブラリをロードします。ライブラリ名の後に、ライブラリに固有のオプションのカンマ区切りリストを使用できます。
.sp
208
オプション\fB\-agentlib:foo\fRを指定した場合、JVMは、\fBLD_LIBRARY_PATH\fRシステム変数(OS Xでは、この変数は\fBDYLD_LIBRARY_PATH\fRになります)で指定された場所に\fBlibfoo\&.so\fRという名前のライブラリをロードしようとします。
M
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209 210 211 212 213 214 215
.sp
次の例では、スタックの深さ3で、20ミリ秒ごとにヒープ・プロファイリング・ツール(HPROF)ライブラリをロードして、サンプルのCPU情報を取得する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
216 217
\fB\-agentlib:hprof=cpu=samples,interval=20,depth=3\fR
 
M
mfang 已提交
218 219 220 221 222 223 224 225 226 227
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
次の例では、メイン・クラスのロード前にJVMを一時停止して、Javaデバッグ・ワイヤ・プロトコル(JDWP)ライブラリをロードして、ポート8000でのソケット接続用にリスニングする方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
228 229
\fB\-agentlib:jdwp=transport=dt_socket,server=y,address=8000\fR
 
M
mfang 已提交
230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
ネイティブ・エージェント・ライブラリの詳細は、次を参照してください。
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
244
http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/api/java/lang/instrument/package\-summary\&.htmlにある\fBjava\&.lang\&.instrument\fRパッケージの説明
M
mfang 已提交
245 246 247 248 249 250 251 252 253 254
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
255
http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/platform/jvmti/jvmti\&.html#startingにあるJVMツール・インタフェース・ガイドのエージェントのコマンド行オプションに関する項
M
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256 257 258 259 260
.RE
.RE
.PP
\-agentpath:\fIpathname\fR[=\fIoptions\fR]
.RS 4
261
絶対パス名で指定されたネイティブ・エージェント・ライブラリをロードします。このオプションは\fB\-agentlib\fRと同等ですが、ライブラリのフル・パスおよびファイル名を使用します。
M
mfang 已提交
262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274
.RE
.PP
\-client
.RS 4
Java HotSpot Client VMを選択します。64ビット・バージョンのJava SE Development Kit (JDK)では、現在、このオプションは無視され、かわりにServer JVMが使用されます。
.sp
デフォルトのJVM選択は、http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/technotes/guides/vm/server\-class\&.htmlにある
サーバークラス・マシンの検出を参照してください。
.RE
.PP
\-D\fIproperty\fR=\fIvalue\fR
.RS 4
システム・プロパティの値を設定します。\fIproperty\fR変数は、プロパティの名前を表す、空白のない文字列です。\fIvalue\fR変数は、プロパティの値を表す文字列です。\fIvalue\fRが空白を含む文字列の場合、それを引用符で囲みます(例:
275
\fB\-Dfoo="foo bar"\fR)。
M
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276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286
.RE
.PP
\-d32
.RS 4
アプリケーションを32ビット環境で実行します。32ビット環境がインストールされていないかサポートされていない場合は、エラーが報告されます。デフォルトでは、64ビット・システムが使用されている場合を除き、アプリケーションは32ビット環境で実行されます。
.RE
.PP
\-d64
.RS 4
アプリケーションを64ビット環境で実行します。64ビット環境がインストールされていないかサポートされていない場合は、エラーが報告されます。デフォルトでは、64ビット・システムが使用されている場合を除き、アプリケーションは32ビット環境で実行されます。
.sp
287
現在のところ、Java HotSpot Server VMのみが64ビットの操作をサポートしているため、\fB\-d64\fR使用時には\fB\-server\fRオプションが暗黙的に使用されます。\fB\-d64\fR使用時には、\fB\-client\fRオプションは無視されます。この仕様は、将来のリリースでは変更になる可能性があります。
M
mfang 已提交
288 289
.RE
.PP
290 291 292
\-disableassertions[:[\fIpackagename\fR]\&.\&.\&.|:\fIclassname\fR]
.br
\-da[:[\fIpackagename\fR]\&.\&.\&.|:\fIclassname\fR]
M
mfang 已提交
293 294 295
.RS 4
アサーションを無効にします。デフォルトでは、アサーションはすべてのパッケージおよびクラスで無効になっています。
.sp
296 297
引数なしの\fB\-disableassertions\fR
(\fB\-da\fR)を指定すると、すべてのパッケージおよびクラスでアサーションが無効になります。\fB\&.\&.\&.\fRで終わる\fIpackagename\fR引数を指定すると、指定したパッケージとそのサブパッケージ内でアサーションが無効になります。引数として\fB\&.\&.\&.\fRのみを指定すると、現在の作業ディレクトリにある名前のないパッケージ内でアサーションが無効になります。\fIclassname\fR引数を指定すると、切替えによって、指定したクラス内でアサーションが無効になります。
M
mfang 已提交
298
.sp
299 300
\fB\-disableassertions\fR
(\fB\-da\fR)オプションは、すべてのクラス・ローダーおよびシステム・クラスに適用されます(システム・クラスにはクラス・ローダーはありません)。このルールには1つ例外があります。オプションの引数が指定されていない場合は、システム・クラスに適用されません。これにより、システム・クラスを除くすべてのクラスでアサーションを簡単に無効にすることができます。\fB\-disablesystemassertions\fRオプションを使用すると、すべてのシステム・クラスでアサーションを無効にすることができます。
M
mfang 已提交
301
.sp
302 303 304
特定のパッケージやクラスでアサーションを明示的に有効にするには、\fB\-enableassertions\fR
(\fB\-ea\fR)オプションを使用します。両方のオプションを同時に使用できます。たとえば、パッケージ\fBcom\&.wombat\&.fruitbat\fR
(およびそのサブパッケージ)ではアサーションを有効にして、クラス\fBcom\&.wombat\&.fruitbat\&.Brickbat\fRではアサーションを無効にして、\fBMyClass\fRアプリケーションを実行するには、次のコマンドを使用します。
M
mfang 已提交
305 306 307 308 309
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
310 311
\fBjava \-ea:com\&.wombat\&.fruitbat\&.\&.\&. \-da:com\&.wombat\&.fruitbat\&.Brickbat MyClass\fR
 
M
mfang 已提交
312 313 314 315 316 317
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
318 319 320
\-disablesystemassertions
.br
\-dsa
M
mfang 已提交
321 322 323 324
.RS 4
すべてのシステム・クラス内でアサーションを無効にします。
.RE
.PP
325 326 327
\-enableassertions[:[\fIpackagename\fR]\&.\&.\&.|:\fIclassname\fR]
.br
\-ea[:[\fIpackagename\fR]\&.\&.\&.|:\fIclassname\fR]
M
mfang 已提交
328 329 330
.RS 4
アサーションを有効にします。デフォルトでは、アサーションはすべてのパッケージおよびクラスで無効になっています。
.sp
331 332
引数なしの\fB\-enableassertions\fR
(\fB\-ea\fR)を指定すると、すべてのパッケージおよびクラスでアサーションが有効になります。\fB\&.\&.\&.\fRで終わる\fIpackagename\fR引数を指定すると、指定したパッケージとそのサブパッケージ内でアサーションが有効になります。引数として\fB\&.\&.\&.\fRのみを指定すると、現在の作業ディレクトリにある名前のないパッケージ内でアサーションが有効になります。\fIclassname\fR引数を指定すると、切替えによって、指定したクラス内でアサーションが有効になります。
M
mfang 已提交
333
.sp
334 335
\fB\-enableassertions\fR
(\fB\-ea\fR)オプションは、すべてのクラス・ローダーおよびシステム・クラスに適用されます(システム・クラスにはクラス・ローダーはありません)。このルールには1つ例外があります。オプションの引数が指定されていない場合は、システム・クラスに適用されません。これにより、システム・クラスを除くすべてのクラスでアサーションを簡単に有効にすることができます。\fB\-enablesystemassertions\fRオプションは、すべてのシステム・クラスでアサーションを有効にする別のスイッチを提供します。
M
mfang 已提交
336
.sp
337 338 339
特定のパッケージやクラスでアサーションを明示的に無効にするには、\fB\-disableassertions\fR
(\fB\-da\fR)オプションを使用します。単一コマンドにこれらのスイッチのインスタンスを複数指定した場合は、指定したスイッチが順番に処理されてからクラスがロードされます。たとえば、パッケージ\fBcom\&.wombat\&.fruitbat\fR
(およびそのサブパッケージ)でのみアサーションを有効にして、クラス\fBcom\&.wombat\&.fruitbat\&.Brickbat\fRではアサーションを無効にして、\fBMyClass\fRアプリケーションを実行するには、次のコマンドを使用します。
M
mfang 已提交
340 341 342 343 344
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
345 346
\fBjava \-ea:com\&.wombat\&.fruitbat\&.\&.\&. \-da:com\&.wombat\&.fruitbat\&.Brickbat MyClass\fR
 
M
mfang 已提交
347 348 349 350 351 352
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
353 354 355
\-enablesystemassertions
.br
\-esa
M
mfang 已提交
356 357 358 359
.RS 4
すべてのシステム・クラス内でアサーションを有効にします。
.RE
.PP
360 361 362
\-help
.br
\-?
M
mfang 已提交
363
.RS 4
364
実際にJVMを実行せずに、\fBjava\fRコマンドの使用状況情報を表示します。
M
mfang 已提交
365 366 367 368
.RE
.PP
\-jar \fIfilename\fR
.RS 4
369
JARファイルにカプセル化されたプログラムを実行します。\fIfilename\fR引数は、使用するアプリケーションの開始点として機能する\fBpublic static void main(String[] args)\fRメソッドを定義する、\fBMain\-Class:\fR\fIclassname\fRという形式の1行を含むマニフェストを持つJARファイルの名前です。
M
mfang 已提交
370
.sp
371
\fB\-jar\fRオプションを使用すると、指定したJARファイルがすべてのユーザー・クラスのソースになり、クラス・パスの他の設定は無視されます。
M
mfang 已提交
372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411
.sp
JARファイルの詳細は、次のリソースを参照してください。
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jar(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/technotes/guides/jar/index\&.htmlにあるJavaアーカイブ(JAR)ファイルのガイド
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
http://docs\&.oracle\&.com/javase/tutorial/deployment/jar/index\&.htmlにある
「レッスン: JARファイルのプログラムのパッケージ化」
.RE
.RE
.PP
\-javaagent:\fIjarpath\fR[=\fIoptions\fR]
.RS 4
412
指定したJavaプログラミング言語エージェントをロードします。Javaアプリケーションのインストゥルメントの詳細は、http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/api/java/lang/instrument/package\-summary\&.htmlにあるJava APIドキュメントの\fBjava\&.lang\&.instrument\fRパッケージの説明を参照してください。
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413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434
.RE
.PP
\-jre\-restrict\-search
.RS 4
ユーザー・プライベートなJREをバージョン検索に含めます。
.RE
.PP
\-no\-jre\-restrict\-search
.RS 4
ユーザー・プライベートなJREをバージョン検索から除外します。
.RE
.PP
\-server
.RS 4
Java HotSpot Server VMを選択します。64ビット・バージョンのJDKでは、Server VMのみをサポートしているため、その場合、このオプションは暗黙的です。
.sp
デフォルトのJVM選択は、http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/technotes/guides/vm/server\-class\&.htmlにある
サーバークラス・マシンの検出を参照してください。
.RE
.PP
\-showversion
.RS 4
435
バージョン情報を表示し、アプリケーションの実行を続行します。このオプションは\fB\-version\fRオプションと同等ですが、\-versionはバージョン情報の表示後にJVMに終了を指示する点が異なります。
M
mfang 已提交
436 437 438 439
.RE
.PP
\-splash:\fIimgname\fR
.RS 4
440
\fIimgname\fRで指定されたイメージを含むスプラッシュ画面を表示します。たとえば、アプリケーションの起動時に\fBimages\fRディレクトリの\fBsplash\&.gif\fRファイルを表示するには、次のオプションを使用します。
M
mfang 已提交
441 442 443 444 445
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
446 447
\fB\-splash:images/splash\&.gif\fR
 
M
mfang 已提交
448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-verbose:class
.RS 4
ロードされた各クラスに関する情報を表示します。
.RE
.PP
\-verbose:gc
.RS 4
各ガベージ・コレクション(GC)イベントに関する情報を表示します。
.RE
.PP
\-verbose:jni
.RS 4
ネイティブ・メソッドの使用およびその他のJava Native Interface (JNI)アクティビティに関する情報を表示します。
.RE
.PP
\-version
.RS 4
471
バージョン情報を表示してから終了します。このオプションは\fB\-showversion\fRオプションと同等ですが、\-showversionはバージョン情報の表示後にJVMに終了を指示しない点が異なります。
M
mfang 已提交
472 473 474 475
.RE
.PP
\-version:\fIrelease\fR
.RS 4
476
アプリケーションの実行に使用するリリース・バージョンを指定します。コールされた\fBjava\fRコマンドのバージョンがこの指定内容を満たさず、かつ適切な実装がシステム上で見つかった場合には、その適切な実装が使用されます。
M
mfang 已提交
477 478
.sp
\fIrelease\fR引数は、正確なバージョン文字列、または空白で区切られたバージョン文字列とバージョン範囲のリストを指定します。\fIバージョン文字列\fRは、次の形式で、開発者のバージョン番号を指定します:
479 480
\fB1\&.\fR\fIx\fR\fB\&.0_\fR\fIu\fR
(\fIx\fRはメジャー・バージョン番号、\fIu\fRは更新バージョン番号です)。\fIバージョン範囲\fRは、このバージョン以降を指定するにはバージョン文字列の後にプラス記号(\fB+\fR)を続けたもの、または一致する接頭辞を含む任意のバージョン文字列を指定するには一部のバージョン文字列の後にアスタリスク(\fB*\fR)を続けたもので構成されます。論理\fIOR\fRの組合せには空白、2つのバージョンの文字列/範囲の論理\fIAND\fRの組合せにはアンパサンド(\fB&\fR)を使用して、バージョン文字列とバージョン範囲を組み合せることができます。たとえば、クラスまたはJARファイルの実行にJRE 6u13 (1\&.6\&.0_13)または6u10 (1\&.6\&.0_10)以降の任意のJRE 6のいずれかを必要とする場合、次を指定します。
M
mfang 已提交
481 482 483 484 485
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
486 487
\fB\-version:"1\&.6\&.0_13 1\&.6* & 1\&.6\&.0_10+"\fR
 
M
mfang 已提交
488 489 490 491 492 493
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
引用符が必要なのは、\fIrelease\fRパラメータに空白がある場合のみです。
.sp
494
JARファイルの場合は、バージョン要件をコマンド行に指定するよりも、JARファイルのマニフェスト内に指定することが推奨されています。
M
mfang 已提交
495 496 497 498 499 500 501
.RE
.SS "非標準オプション"
.PP
これらのオプションは、Java HotSpot仮想マシンに固有の汎用オプションです。
.PP
\-X
.RS 4
502
使用可能なすべての\fB\-X\fRオプションのヘルプを表示します。
M
mfang 已提交
503 504 505 506
.RE
.PP
\-Xbatch
.RS 4
507
バックグラウンド・コンパイルを無効にします。デフォルトでは、JVMでは、バックグラウンド・コンパイルが終了するまで、メソッドをバックグラウンド・タスクとしてコンパイルし、インタプリタ・モードでメソッドを実行します。\fB\-Xbatch\fRフラグを指定すると、バックグラウンド・コンパイルが無効になり、すべてのメソッドのコンパイルが完了するまでフォアグラウンド・タスクとして処理されます。
M
mfang 已提交
508
.sp
509
このオプションは\fB\-XX:\-BackgroundCompilation\fRと同等です。
M
mfang 已提交
510 511 512 513 514 515
.RE
.PP
\-Xbootclasspath:\fIpath\fR
.RS 4
ブート・クラス・ファイルを検索するディレクトリ、JARファイルおよびZIPアーカイブの、コロン(:)で区切られたリストを指定します。これらは、JDKに含まれるブート・クラス・ファイルのかわりに使用されます。
.sp
516
JREバイナリ・コード・ライセンスに違反するため、\fBrt\&.jar\fRでクラスをオーバーライドする目的で、このオプションを使用するアプリケーションをデプロイしないでください。
M
mfang 已提交
517 518 519 520 521 522
.RE
.PP
\-Xbootclasspath/a:\fIpath\fR
.RS 4
デフォルトのブートストラップ・クラス・パスの最後に追加するディレクトリ、JARファイルおよびZIPアーカイブの、コロン(:)で区切られたリストを指定します。
.sp
523
JREバイナリ・コード・ライセンスに違反するため、\fBrt\&.jar\fRでクラスをオーバーライドする目的で、このオプションを使用するアプリケーションをデプロイしないでください。
M
mfang 已提交
524 525 526 527 528 529
.RE
.PP
\-Xbootclasspath/p:\fIpath\fR
.RS 4
デフォルトのブートストラップ・クラス・パスの先頭に追加するディレクトリ、JARファイルおよびZIPアーカイブの、コロン(:)で区切られたリストを指定します。
.sp
530
JREバイナリ・コード・ライセンスに違反するため、\fBrt\&.jar\fRでクラスをオーバーライドする目的で、このオプションを使用するアプリケーションをデプロイしないでください。
M
mfang 已提交
531 532 533 534 535 536 537 538 539
.RE
.PP
\-Xcheck:jni
.RS 4
Java Native Interface (JNI)機能に対して追加チェックを行います。具体的には、これは、JNIリクエストを処理する前に、JNI関数に渡されるパラメータと実行環境のデータを検証します。無効なデータが見つかった場合は、ネイティブ・コードに問題があることを示しているため、JVMはリカバリ不能なエラーを発生して終了します。このオプションを使用すると、パフォーマンス低下が予想されます。
.RE
.PP
\-Xcomp
.RS 4
540
最初の呼出しでメソッドのコンパイルを強制的に実行します。デフォルトでは、クライアントVM(\fB\-client\fR)は1,000の解釈されたメソッド呼出しを実行し、サーバーVM(\fB\-server\fR)は10,000の解釈されたメソッド呼出しを実行して、効率的なコンパイルのための情報を収集します。\fB\-Xcomp\fRオプションを指定すると、解釈されたメソッド呼出しが無効になり、効率を犠牲にしてコンパイルのパフォーマンスが向上します。
M
mfang 已提交
541
.sp
542
\fB\-XX:CompileThreshold\fRオプションを使用して、コンパイルの前に、解釈されたメソッド呼出しの数を変更することもできます。
M
mfang 已提交
543 544 545 546
.RE
.PP
\-Xdebug
.RS 4
547
何も行いません。後方互換性のために用意されています。
M
mfang 已提交
548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566
.RE
.PP
\-Xdiag
.RS 4
追加の診断メッセージを表示します。
.RE
.PP
\-Xfuture
.RS 4
クラス・ファイル形式の仕様への準拠を強化する、厳密なクラス・ファイル形式のチェックが有効になります。将来のリリースでは、より厳密なチェックがデフォルトになるため、新しいコードを開発するときには、開発者はこのフラグを使用することをお薦めします。
.RE
.PP
\-Xint
.RS 4
インタプリタ専用モードでアプリケーションを実行します。ネイティブ・コードへのコンパイルは無効になり、すべてのバイトコードがインタプリタによって実行されます。ジャスト・イン・タイム(JIT)コンパイラが提供するパフォーマンス上の利点は、このモードでは実現されません。
.RE
.PP
\-Xinternalversion
.RS 4
567
\fB\-version\fRオプションより詳細なJVMバージョン情報を表示してから終了します。
M
mfang 已提交
568 569 570 571
.RE
.PP
\-Xloggc:\fIfilename\fR
.RS 4
572
詳細なGCイベント情報をロギング用にリダイレクトするファイルを設定します。このファイルに書き込まれる情報は、記録された各イベントの前に行われる最初のGCイベント以降に経過した時間を指定した\fB\-verbose:gc\fRの出力と類似しています。\fB\-Xloggc\fRオプションは\fB\-verbose:gc\fRをオーバーライドします(これらの両方が同じ\fBjava\fRコマンドで指定された場合)。
M
mfang 已提交
573 574 575 576 577 578 579
.sp
例:
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
580 581
\fB\-Xloggc:garbage\-collection\&.log\fR
 
M
mfang 已提交
582 583 584 585 586 587 588 589
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-Xmaxjitcodesize=\fIsize\fR
.RS 4
590
JITコンパイルされたコードの最大コード・キャッシュ・サイズ(バイト単位)を指定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルトでは、この値は48MBに設定されています。
M
mfang 已提交
591 592 593 594 595
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
596 597
\fB\-Xmaxjitcodesize=48m\fR
 
M
mfang 已提交
598 599 600 601
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
602
このオプションは\fB\-XX:ReservedCodeCacheSize\fRと同等です。
M
mfang 已提交
603 604 605 606 607 608 609 610 611
.RE
.PP
\-Xmixed
.RS 4
ネイティブ・コードにコンパイルされたホット・メソッドを除き、インタプリタによってすべてのバイトコードを実行します。
.RE
.PP
\-Xmn\fIsize\fR
.RS 4
612
若い世代(ナーサリ)のヒープの初期サイズおよび最大サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。
M
mfang 已提交
613 614 615 616 617 618 619 620 621
.sp
ヒープの若い世代リージョンは新しいオブジェクトに使用されます。GCは、他のリージョンよりこのリージョンで、より頻繁に実行されます。若い世代のサイズが小さすぎる場合、多数のマイナー・ガベージ・コレクションが実行されます。サイズが大きすぎる場合、フル・ガベージ・コレクションのみが実行されますが、完了までに時間がかかることがあります。若い世代のサイズは、全体のヒープ・サイズの半分から4分の1の間にしておくことをお薦めします。
.sp
次の例では、若い世代の初期サイズおよび最大サイズを様々な単位を使用して256MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
622 623 624 625
\fB\-Xmn256m\fR
\fB\-Xmn262144k\fR
\fB\-Xmn268435456\fR
 
M
mfang 已提交
626 627 628 629
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
630
若い世代のヒープの初期サイズと最大サイズの両方を設定する\fB\-Xmn\fRオプションのかわりに、初期サイズの設定には\fB\-XX:NewSize\fRを、最大サイズの設定には\fB\-XX:MaxNewSize\fRを使用できます。
M
mfang 已提交
631 632 633 634
.RE
.PP
\-Xms\fIsize\fR
.RS 4
635
ヒープの初期サイズ(バイト単位)を設定します。指定する値は、1MBより大きい1024の倍数にする必要があります。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。
M
mfang 已提交
636 637 638 639 640 641 642
.sp
次の例では、割り当てられたメモリーのサイズを様々な単位を使用して6MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
643 644 645 646
\fB\-Xms6291456\fR
\fB\-Xms6144k\fR
\fB\-Xms6m\fR
 
M
mfang 已提交
647 648 649 650
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
651
このオプションを設定しない場合、初期サイズは、古い世代と若い世代に割り当てられたサイズの合計として設定されます。若い世代のヒープの初期サイズは、\fB\-Xmn\fRオプションまたは\fB\-XX:NewSize\fRオプションを使用して設定できます。
M
mfang 已提交
652 653 654 655
.RE
.PP
\-Xmx\fIsize\fR
.RS 4
656
メモリー割当てプールの最大サイズ(バイト単位)を指定します。指定する値は、2MBより大きい1024の倍数にする必要があります。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルト値は、実行時にシステム構成に基づいて選択されます。サーバー・デプロイメントでは、\fB\-Xms\fRおよび\fB\-Xmx\fRは通常同じ値に設定されます。http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/technotes/guides/vm/gctuning/index\&.htmlの\fIJava SE HotSpot仮想マシンのガベージ・コレクション・チューニング・ガイド\fRのエルゴノミクスに関する項を参照してください。
M
mfang 已提交
657 658 659 660 661 662 663
.sp
次の例では、割り当てられたメモリーの許可される最大サイズを様々な単位を使用して80MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
664 665 666 667
\fB\-Xmx83886080\fR
\fB\-Xmx81920k\fR
\fB\-Xmx80m\fR
 
M
mfang 已提交
668 669 670 671
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
672
\fB\-Xmx\fRオプションは\fB\-XX:MaxHeapSize\fRと同等です。
M
mfang 已提交
673 674 675 676 677 678
.RE
.PP
\-Xnoclassgc
.RS 4
クラスのガベージ・コレクション(GC)を無効にします。これにより、GC時間を節約でき、アプリケーション実行中の中断が短縮されます。
.sp
679
起動時に\fB\-Xnoclassgc\fRを指定すると、アプリケーション内のクラス・オブジェクトは、GCの間はそのまま残り、常にライブであるとみなされます。これにより、より多くのメモリーが永久に占有されることになり、注意して使用しないと、メモリー不足の例外がスローされます。
M
mfang 已提交
680 681 682 683
.RE
.PP
\-Xprof
.RS 4
684
実行中のプログラムをプロファイルし、プロファイリング・データを標準出力に送信します。このオプションは、プログラム開発用のユーティリティとして提供されています。本番稼働システムでの使用を目的としたものではありません。
M
mfang 已提交
685 686 687 688 689 690 691 692
.RE
.PP
\-Xrs
.RS 4
JVMによるオペレーティング・システム・シグナルの使用を減らします。
.sp
シャットダウン・フックは、JVMが突然終了した場合でも、シャットダウン時にユーザー・クリーンアップ・コード(データベース接続のクローズなど)を実行することによって、Javaアプリケーションのシャットダウンを順番に有効にします。
.sp
693
JVMは、予期しない終了のシャットダウン・フックを実装するためにシグナルをキャッチします。JVMは、\fBSIGHUP\fR、\fBSIGINT\fRおよび\fBSIGTERM\fRを使用して、シャットダウン・フックの実行を開始します。
M
mfang 已提交
694
.sp
695
JVMは、デバッグの目的でスレッド・スタックをダンプするという機能を実現するために、同様のメカニズムを使用します。JVMは、スレッド・ダンプを実行するために\fBSIGQUIT\fRを使用します。
M
mfang 已提交
696
.sp
697
JVMを埋め込んでいるアプリケーションは、\fBSIGINT\fRや\fBSIGTERM\fRなどのシグナルを頻繁にトラップする必要があり、その結果、JVMのシグナル・ハンドラと衝突する可能性があります。\fB\-Xrs\fRオプションは、この問題に対処するために使用できます。\fB\-Xrs\fRが使用されている場合、\fBSIGINT\fR、\fBSIGTERM\fR、\fBSIGHUP\fRおよび\fBSIGQUIT\fRのシグナル・マスクはJVMによって変更されず、これらのシグナルのシグナル・ハンドラはインストールされません。
M
mfang 已提交
698
.sp
699
\fB\-Xrs\fRを指定すると、次の2つの結果が生じます:
M
mfang 已提交
700 701 702 703 704 705 706 707 708
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
709
\fBSIGQUIT\fRによるスレッド・ダンプは使用できません。
M
mfang 已提交
710 711 712 713 714 715 716 717 718 719
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
720
シャットダウン・フック処理の実行は、JVMが終了しようとしている時点で\fBSystem\&.exit()\fRを呼び出すなどして、ユーザー・コード側で行う必要があります。
M
mfang 已提交
721 722 723 724 725 726 727 728 729 730 731 732 733 734 735 736 737 738 739 740 741 742 743 744 745 746 747 748 749 750 751 752 753 754 755 756 757 758 759 760 761 762 763 764 765 766 767 768 769 770 771 772 773 774 775
.RE
.RE
.PP
\-Xshare:\fImode\fR
.RS 4
クラス・データ共有モードを設定します。このオプションで使用可能な\fImode\fR引数は次のとおりです。
.PP
auto
.RS 4
可能な場合、共有クラスのデータを使用します。これは、Java HotSpot 32\-Bit Client VMの場合のデフォルト値です。
.RE
.PP
on
.RS 4
クラス・データ共有の使用が必要です。クラス・データ共有を使用できない場合、エラー・メッセージを出力して終了します。
.RE
.PP
off
.RS 4
共有クラス・データを使用しません。これは、Java HotSpot 32\-Bit Server VM、Java HotSpot 64\-Bit Client VMおよびJava HotSpot 64\-Bit Server VMの場合のデフォルト値です。
.RE
.PP
dump
.RS 4
クラス・データ共有アーカイブを手動で生成します。
.RE
.RE
.PP
\-XshowSettings:\fIcategory\fR
.RS 4
設定を表示して続行します。このオプションで使用可能な\fIcategory\fR引数は次のとおりです。
.PP
all
.RS 4
設定のすべてのカテゴリを表示します。これがデフォルト値です。
.RE
.PP
locale
.RS 4
ロケールに関連する設定を表示します。
.RE
.PP
properties
.RS 4
システム・プロパティに関連する設定を表示します。
.RE
.PP
vm
.RS 4
JVMの設定を表示します。
.RE
.RE
.PP
\-Xss\fIsize\fR
.RS 4
776
スレッドのスタック・サイズ(バイト単位)を設定します。KBを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、MBを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、GBを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルト値はプラットフォームによって異なります。
M
mfang 已提交
777 778 779 780 781 782 783 784 785 786 787 788 789 790 791 792 793 794 795 796 797 798 799 800 801 802 803 804 805 806 807 808 809 810 811 812 813 814 815 816 817 818 819 820 821 822 823 824 825 826 827 828 829 830 831 832 833 834 835 836 837 838 839 840 841 842 843 844 845 846 847 848 849 850 851 852 853 854 855 856 857 858 859 860
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Linux/ARM (32ビット): 320KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Linux/i386 (32ビット): 320KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Linux/x64 (64ビット): 1024KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
OS X (64ビット): 1024KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Oracle Solaris/i386 (32ビット): 320KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Oracle Solaris/x64 (64ビット): 1024KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Windows: 仮想メモリーによって異なります。
.RE
.sp
次の例では、スレッド・スタック・サイズを異なる単位で1024KBに設定します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
861 862 863 864
\fB\-Xss1m\fR
\fB\-Xss1024k\fR
\fB\-Xss1048576\fR
 
M
mfang 已提交
865 866 867 868
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
869
このオプションは\fB\-XX:ThreadStackSize\fRと同等です。
M
mfang 已提交
870 871 872 873
.RE
.PP
\-Xusealtsigs
.RS 4
874
JVM内部シグナルの\fBSIGUSR1\fRおよび\fBSIGUSR2\fRのかわりに、代替シグナルを使用します。このオプションは\fB\-XX:+UseAltSigs\fRと同等です。
M
mfang 已提交
875 876 877 878 879 880
.RE
.PP
\-Xverify:\fImode\fR
.RS 4
バイトコード・ベリファイアのモードを設定します。バイトコードの検証は一部の問題のトラブルシューティングに役立ちますが、実行中のアプリケーションへのオーバーヘッドを増大させます。このオプションで使用可能な\fImode\fR引数は次のとおりです。
.PP
881
なし
M
mfang 已提交
882 883 884 885 886 887
.RS 4
バイトコードを検証しません。これにより、起動時間が短縮され、Javaによって提供される保護も軽減されます。
.RE
.PP
remote
.RS 4
888
ブートストラップ・クラス・ローダーでロードされていないこれらのクラスを検証します。これは、\fB\-Xverify\fRオプションを指定しない場合のデフォルトの動作です。
M
mfang 已提交
889 890 891 892 893 894 895 896 897 898 899 900 901
.RE
.PP
all
.RS 4
すべてのクラスを検証します。
.RE
.RE
.SS "高度なランタイム・オプション"
.PP
これらのオプションは、Java HotSpot VMの実行時の動作を制御します。
.PP
\-XX:+DisableAttachMechanism
.RS 4
902
JVMにツールをアタッチするメカニズムを無効にするオプションを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、これは、アタッチ・メカニズムを有効にすると、\fBjcmd\fR、\fBjstack\fR、\fBjmap\fR、\fBjinfo\fRなどのツールを使用できることを意味します。
M
mfang 已提交
903 904 905 906
.RE
.PP
\-XX:ErrorFile=\fIfilename\fR
.RS 4
907 908
リカバリ不能なエラーが発生した場合にエラー・データが書き込まれるパスおよびファイル名を指定します。デフォルトでは、このファイルは、現在の作業ディレクトリに作成され、名前は\fBhs_err_pid\fR\fIpid\fR\fB\&.log\fR
(\fIpid\fRはエラーの原因となったプロセスの識別子)になります。次の例では、デフォルトのログ・ファイルを設定する方法を示します(プロセスの識別子は\fB%p\fRとして指定されます)。
M
mfang 已提交
909 910 911 912 913
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
914 915
\fB\-XX:ErrorFile=\&./hs_err_pid%p\&.log\fR
 
M
mfang 已提交
916 917 918 919
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
920
次の例では、エラー・ログを\fB/var/log/java/java_error\&.log\fRに設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
921 922 923 924 925
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
926 927
\fB\-XX:ErrorFile=/var/log/java/java_error\&.log\fR
 
M
mfang 已提交
928 929 930 931
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
932 933 934 935 936 937
(領域不足、権限の問題または別の問題により)指定したディレクトリにファイルを作成できない場合、ファイルはオペレーティング・システムの一時ディレクトリに作成されます。一時ディレクトリは\fB/tmp\fRです。
.RE
.PP
\-XX:+FailOverToOldVerifier
.RS 4
新しいタイプ・チェッカが失敗した場合の、古いベリファイアへの自動フェイルオーバーを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、最近のバイトコード・バージョンを使用したクラスには、これは無視されます(つまり、無効として処理されます)。古いバージョンのバイトコードを使用したクラスには、これを有効化できます。
M
mfang 已提交
938 939 940 941
.RE
.PP
\-XX:LargePageSizeInBytes=\fIsize\fR
.RS 4
942
Solarisでは、Javaヒープに使用されるラージ・ページの最大サイズ(バイト単位)を設定します。\fIsize\fR引数は、2の累乗(2、4、8、16、\&.\&.\&.)である必要があります。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルトでは、サイズは0に設定され、これは、JVMではラージ・ページのサイズが自動的に選択されていることを意味します。
M
mfang 已提交
943
.sp
944
次の例では、ラージ・ページのサイズを4メガバイト(MB)に設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
945 946 947 948 949
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
950 951
\fB\-XX:LargePageSizeInBytes=4m\fR
 
M
mfang 已提交
952 953 954 955 956 957 958 959
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MaxDirectMemorySize=\fIsize\fR
.RS 4
960
新規I/O (\fBjava\&.nio\fRパッケージ)の直接バッファ割当ての最大合計サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルトでは、サイズは0に設定され、これは、JVMではNIOの直接バッファ割当てのサイズが自動的に選択されていることを意味します。
M
mfang 已提交
961 962 963 964 965 966 967
.sp
次の例では、NIOサイズを異なる単位で1024KBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
968 969 970 971
\fB\-XX:MaxDirectMemorySize=1m\fR
\fB\-XX:MaxDirectMemorySize=1024k\fR
\fB\-XX:MaxDirectMemorySize=1048576\fR
 
M
mfang 已提交
972 973 974 975 976 977 978 979 980 981 982 983
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:NativeMemoryTracking=\fImode\fR
.RS 4
JVMのネイティブ・メモリー使用状況のトラッキングのモードを指定します。このオプションで使用可能な\fImode\fR引数は次のとおりです。
.PP
off
.RS 4
984
JVMのネイティブ・メモリー使用状況を追跡しません。これは、\fB\-XX:NativeMemoryTracking\fRオプションを指定しない場合のデフォルトの動作です。
M
mfang 已提交
985 986 987 988 989 990 991 992 993
.RE
.PP
summary
.RS 4
JVMサブシステム(Javaヒープ、クラス、コード、スレッドなど)によるメモリー使用状況のみ追跡します。
.RE
.PP
detail
.RS 4
994
JVMサブシステムによるメモリー使用状況のトラッキングに加えて、個々の\fBCallSite\fR
M
mfang 已提交
995 996 997 998
(個々の仮想メモリー・リージョンおよびそのコミット済リージョン)によるメモリー使用状況を追跡します。
.RE
.RE
.PP
999 1000 1001 1002 1003 1004 1005 1006 1007 1008 1009
\-XX:ObjectAlignmentInBytes=\fIalignment\fR
.RS 4
Javaオブジェクトのメモリー配置を設定します(バイト単位)。デフォルトでは、値が8バイトに設定されます。指定される値は、2の累乗にして8から256(両端を含む)の範囲内にする必要があります。このオプションにより、大きいJavaヒープ・サイズで圧縮ポインタを使用できます。
.sp
バイト単位のヒープ・サイズ制限は次のように計算されます:
.sp
\fB4GB * ObjectAlignmentInBytes\fR
.sp
注意: 配置の値が増えると、オブジェクト間の未使用の領域も増えます。結果として、大きいヒープ・サイズで圧縮ポインタを使用するメリットがわからない可能性があります。
.RE
.PP
M
mfang 已提交
1010 1011 1012 1013
\-XX:OnError=\fIstring\fR
.RS 4
リカバリ不能なエラーが発生したときに実行する、カスタム・コマンドまたは一連のセミコロン区切りのコマンドを設定します。文字列に空白が含まれている場合は、引用符で囲む必要があります。
.sp
1014
次の例では、\fB\-XX:OnError\fRオプションを使用してコア・イメージを作成するために\fBgcore\fRコマンドを実行する方法、およびリカバリ不能なエラーの場合にデバッガを起動してプロセスに接続する方法を示します(\fB%p\fRは現在のプロセスを指定します)。
M
mfang 已提交
1015 1016 1017 1018 1019
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1020 1021
\fB\-XX:OnError="gcore %p;dbx \- %p"\fR
 
M
mfang 已提交
1022 1023 1024 1025 1026 1027 1028 1029
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:OnOutOfMemoryError=\fIstring\fR
.RS 4
1030
\fBOutOfMemoryError\fR例外が最初にスローされたときに実行する、カスタム・コマンドまたは一連のセミコロン区切りのコマンドを設定します。文字列に空白が含まれている場合は、引用符で囲む必要があります。コマンド文字列の例は、\fB\-XX:OnError\fRオプションの説明を参照してください。
M
mfang 已提交
1031 1032
.RE
.PP
1033 1034 1035 1036 1037 1038 1039 1040 1041 1042 1043 1044 1045 1046 1047 1048
\-XX:+PerfDataSaveToFile
.RS 4
有効な場合、Javaアプリケーションの終了時にjstat(1)バイナリ・データを保存します。このバイナリ・データは\fBhsperfdata_\fR\fI<pid>\fRという名前のファイルに保存されます。\fI<pid>\fRは、実行したJavaアプリケーションのプロセス識別子です。次のように\fBjstat\fRを使用して、このファイルに含まれるパフォーマンス・データを表示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fBjstat \-class file:///\fR\fB\fI<path>\fR\fR\fB/hsperfdata_\fR\fB\fI<pid>\fR\fR
\fBjstat \-gc file:///\fR\fB\fI<path>\fR\fR\fB/hsperfdata_\fR\fB\fI<pid>\fR\fR
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
M
mfang 已提交
1049 1050
\-XX:+PrintCommandLineFlags
.RS 4
1051
コマンド行に表示された、人間工学的に選択したJVMフラグの印刷を有効にします。これは、ヒープ領域サイズや選択されたガベージ・コレクタなど、JVMによって設定されたエルゴノミック値を確認する場合に役立ちます。デフォルトでは、このオプションは無効であり、フラグは印刷されません。
M
mfang 已提交
1052 1053 1054 1055
.RE
.PP
\-XX:+PrintNMTStatistics
.RS 4
1056 1057 1058 1059 1060 1061
ネイティブ・メモリーのトラッキングが有効な場合に、JVMの終了時に収集されたネイティブ・メモリーのトラッキング・データの印刷を有効にします(\fB\-XX:NativeMemoryTracking\fRを参照してください)。デフォルトでは、このオプションは無効であり、ネイティブ・メモリーのトラッキング・データは印刷されません。
.RE
.PP
\-XX:+RelaxAccessControlCheck
.RS 4
ベリファイア内のアクセス制御チェックの量を減らします。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、最近のバイトコード・バージョンを使用したクラスには、これは無視されます(つまり、無効として処理されます)。古いバージョンのバイトコードを使用したクラスには、これを有効化できます。
M
mfang 已提交
1062 1063 1064 1065 1066 1067 1068 1069 1070
.RE
.PP
\-XX:+ShowMessageBoxOnError
.RS 4
JVMでリカバリ不能なエラーが発生した場合、ダイアログ・ボックスの表示を有効にします。これにより、JVMにデバッガを接続してエラーの原因を調査できるように、JVMを終了しないようにして、プロセスをアクティブなままにします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:ThreadStackSize=\fIsize\fR
.RS 4
1071
スレッドのスタック・サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルト値はプラットフォームによって異なります。
M
mfang 已提交
1072 1073 1074 1075 1076 1077 1078 1079 1080 1081 1082 1083 1084 1085 1086 1087 1088 1089 1090 1091 1092 1093 1094 1095 1096 1097 1098 1099 1100 1101 1102 1103 1104 1105 1106 1107 1108 1109 1110 1111 1112 1113 1114 1115 1116 1117 1118 1119 1120 1121 1122 1123 1124 1125 1126 1127 1128 1129 1130 1131 1132 1133 1134 1135 1136 1137 1138 1139 1140 1141 1142 1143 1144 1145 1146 1147 1148 1149 1150 1151 1152 1153 1154 1155
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Linux/ARM (32ビット): 320KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Linux/i386 (32ビット): 320KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Linux/x64 (64ビット): 1024KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
OS X (64ビット): 1024KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Oracle Solaris/i386 (32ビット): 320KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Oracle Solaris/x64 (64ビット): 1024KB
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Windows: 仮想メモリーによって異なります。
.RE
.sp
次の例では、スレッド・スタック・サイズを異なる単位で1024KBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1156 1157 1158 1159
\fB\-XX:ThreadStackSize=1m\fR
\fB\-XX:ThreadStackSize=1024k\fR
\fB\-XX:ThreadStackSize=1048576\fR
 
M
mfang 已提交
1160 1161 1162 1163
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1164
このオプションは\fB\-Xss\fRと同等です。
M
mfang 已提交
1165 1166 1167 1168 1169 1170 1171 1172 1173 1174 1175 1176 1177 1178 1179 1180 1181 1182 1183 1184 1185 1186 1187 1188 1189 1190 1191 1192 1193
.RE
.PP
\-XX:+TraceClassLoading
.RS 4
クラスがロードされるときのクラスのトレースを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、クラスはトレースされません。
.RE
.PP
\-XX:+TraceClassLoadingPreorder
.RS 4
クラスが参照される順序で、ロードされたすべてのクラスのトレースを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、クラスはトレースされません。
.RE
.PP
\-XX:+TraceClassResolution
.RS 4
定数プールの解決のトレースを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、定数プールの解決はトレースされません。
.RE
.PP
\-XX:+TraceClassUnloading
.RS 4
クラスがアンロードされるときのクラスのトレースを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、クラスはトレースされません。
.RE
.PP
\-XX:+TraceLoaderConstraints
.RS 4
ローダー制約の記録のトレースを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、ローダー制約の記録は追跡されません。
.RE
.PP
\-XX:+UseAltSigs
.RS 4
1194
JVM内部シグナルの\fBSIGUSR1\fRおよび\fBSIGUSR2\fRのかわりに、代替シグナルの使用を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、代替シグナルは使用されません。このオプションは\fB\-Xusealtsigs\fRと同等です。
M
mfang 已提交
1195 1196
.RE
.PP
1197
\-XX:\-UseBiasedLocking
M
mfang 已提交
1198
.RS 4
1199
バイアス・ロックの使用を無効にします。かなりの量の非競合の同期化がある一部のアプリケーションは、このフラグを有効にすると大幅な高速化が実現しますが、特定のパターンのロックがあるアプリケーションは、速度が低下することがあります。バイアス・ロックの方法の詳細は、http://www\&.oracle\&.com/technetwork/java/tuning\-139912\&.html#section4\&.2\&.5にあるJavaチューニングのホワイト・ペーパーの例を参照してください。
M
mfang 已提交
1200
.sp
1201
デフォルトでは、このオプションは有効になっています。
M
mfang 已提交
1202 1203
.RE
.PP
1204
\-XX:\-UseCompressedOops
M
mfang 已提交
1205
.RS 4
1206
圧縮されたポインタの使用を無効にします。デフォルトではこのオプションが有効であり、Javaヒープ・サイズが32GBより小さい場合に圧縮ポインタが使用されます。このオプションを有効にすると、オブジェクト参照は、64ビットのポインタではなく32ビットのオフセットとして表され、これにより、32GBより小さいJavaヒープ・サイズのアプリケーションの実行時に、通常、パフォーマンスが向上します。このオプションは、64ビットのJVMでのみ機能します。
M
mfang 已提交
1207
.sp
1208 1209 1210 1211 1212 1213 1214 1215
Javaヒープ・サイズが32GBより大きい場合にも圧縮ポインタを使用できます。\fB\-XX:ObjectAlignmentInBytes\fRオプションを参照してください。
.RE
.PP
\-XX:+UseHugeTLBFS
.RS 4
Linux用のこのオプションは、\fB\-XX:+UseLargePages\fRを指定するのと同じです。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。このオプションは、メモリーの予約時にすべてのラージ・ページを事前に割り当てます。そのため、JVMはラージ・ページ・メモリー領域を動的に拡張または縮小できません。この動作を行う場合は、\fB\-XX:UseTransparentHugePages\fRを参照してください。
.sp
詳細は、"ラージ・ページ"を参照してください。
M
mfang 已提交
1216 1217 1218 1219
.RE
.PP
\-XX:+UseLargePages
.RS 4
1220
ラージ・ページのメモリーの使用を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、ラージ・ページのメモリーは使用されません。
M
mfang 已提交
1221
.sp
1222
詳細は、"ラージ・ページ"を参照してください。
M
mfang 已提交
1223 1224 1225 1226
.RE
.PP
\-XX:+UseMembar
.RS 4
1227
スレッドの状態の遷移でメンバーの発行を有効にします。このオプションは、有効になっているARMサーバーを除くすべてのプラットフォーム上で、デフォルトでは無効になっています。(ARMサーバーでこのオプションを無効にしないことをお薦めします。)
M
mfang 已提交
1228 1229 1230 1231
.RE
.PP
\-XX:+UsePerfData
.RS 4
1232
\fBperfdata\fR機能を有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっており、JVMのモニタリングおよびパフォーマンス・テストが可能になります。これを無効にすると、\fBhsperfdata_userid\fRディレクトリの作成を抑制します。\fBperfdata\fR機能を無効にするには、\fB\-XX:\-UsePerfData\fRを指定します。
M
mfang 已提交
1233 1234
.RE
.PP
1235 1236 1237 1238 1239 1240 1241
\-XX:+UseTransparentHugePages
.RS 4
Linuxでは、動的に拡張または縮小できるラージ・ページの使用を有効化してください。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。OSが他のページを移動してヒュージ・ページを作成するため、透過的ヒュージ・ページでパフォーマンスの問題が検出される場合があります。このオプションは試験的に使用できます。
.sp
詳細は、"ラージ・ページ"を参照してください。
.RE
.PP
M
mfang 已提交
1242 1243 1244 1245 1246 1247 1248 1249 1250 1251 1252 1253 1254 1255 1256 1257 1258 1259 1260 1261 1262
\-XX:+AllowUserSignalHandlers
.RS 4
アプリケーションによるシグナル・ハンドラのインストールを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、アプリケーションはシグナル・ハンドラをインストールすることは許可されていません。
.RE
.SS "高度なJITコンパイラ・オプション"
.PP
これらのオプションは、Java HotSpot VMで実行される動的なjust\-in\-time (JIT)コンパイラを制御します。
.PP
\-XX:+AggressiveOpts
.RS 4
積極的なパフォーマンス最適化機能の使用を有効にします。これは今後のリリースでデフォルトになる予定です。デフォルトでは、このオプションは無効であり、試験的なパフォーマンス機能は使用されません。
.RE
.PP
\-XX:AllocateInstancePrefetchLines=\fIlines\fR
.RS 4
インスタンス割当てポインタの前にプリフェッチする行数を設定します。デフォルトでは、プリフェッチする行数は1に設定されています。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1263 1264 1265 1266 1267 1268 1269 1270 1271 1272 1273 1274 1275 1276 1277 1278 1279 1280 1281 1282 1283 1284 1285
\fB\-XX:AllocateInstancePrefetchLines=1\fR
 
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
.RE
.PP
\-XX:AllocatePrefetchDistance=\fIsize\fR
.RS 4
オブジェクト割当てのプリフェッチ距離のサイズ(バイト単位)を設定します。新規オブジェクトの値で書き込もうとするメモリーは、最後に割り当てられたオブジェクトのアドレスから、この距離までプリフェッチされます。各Javaスレッドには独自の割当てポイントがあります。
.sp
負の値は、プリフェッチ距離はプラットフォームに基づいて選択されることを示します。正の値は、プリフェッチするバイト数です。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルト値は\-1に設定されています。
.sp
次の例では、プリフェッチ距離を1024バイトに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fB\-XX:AllocatePrefetchDistance=1024\fR
 
M
mfang 已提交
1286 1287 1288 1289
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1290
Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
1291 1292 1293 1294
.RE
.PP
\-XX:AllocatePrefetchInstr=\fIinstruction\fR
.RS 4
1295 1296 1297 1298 1299 1300 1301 1302 1303 1304 1305 1306 1307 1308 1309 1310 1311 1312 1313 1314
割当てポインタの前にプリフェッチするプリフェッチ命令を設定します。Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。使用可能な値は0から3までです。値の背後にある実際の命令は、プラットフォームによって異なります。デフォルトでは、プリフェッチ命令は0に設定されています。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fB\-XX:AllocatePrefetchInstr=0\fR
 
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
.RE
.PP
\-XX:AllocatePrefetchLines=\fIlines\fR
.RS 4
コンパイルされたコードで生成されるプリフェッチ命令を使用して、最後のオブジェクト割当て後にロードするキャッシュ行数を設定します。最後に割り当てられたオブジェクトがインスタンスの場合は、デフォルト値は1になり、配列の場合は3になります。
.sp
次の例では、ロードされるキャッシュ行数を5に設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
1315 1316 1317 1318 1319
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1320 1321
\fB\-XX:AllocatePrefetchLines=5\fR
 
M
mfang 已提交
1322 1323 1324 1325
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1326
Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
1327 1328 1329 1330
.RE
.PP
\-XX:AllocatePrefetchStepSize=\fIsize\fR
.RS 4
1331
順次プリフェッチ命令のステップ・サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルトでは、ステップ・サイズは16バイトに設定されています。
M
mfang 已提交
1332 1333 1334 1335 1336
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1337 1338
\fB\-XX:AllocatePrefetchStepSize=16\fR
 
M
mfang 已提交
1339 1340 1341 1342
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1343 1344 1345 1346 1347 1348 1349 1350 1351 1352 1353 1354 1355 1356 1357 1358 1359 1360 1361 1362 1363 1364 1365 1366 1367 1368 1369 1370
Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
.RE
.PP
\-XX:AllocatePrefetchStyle=\fIstyle\fR
.RS 4
プリフェッチ命令に生成されるコード・スタイルを設定します。\fIstyle\fR引数は、0から3までの整数です。
.PP
0
.RS 4
プリフェッチ命令を生成しません。
.RE
.PP
1
.RS 4
各割当ての後で、プリフェッチ命令を実行します。これはデフォルトのパラメータです。
.RE
.PP
2
.RS 4
スレッド・ローカルな割当てブロック(TLAB)ウォーターマーク・ポインタを使用して、プリフェッチ命令を実行するタイミングを決定します。
.RE
.PP
3
.RS 4
割当てプリフェッチ用のSPARCでBIS命令を使用します。
.RE
.sp
Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
1371 1372 1373 1374
.RE
.PP
\-XX:+BackgroundCompilation
.RS 4
1375
バックグラウンド・コンパイルを有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。バックグラウンド・コンパイルを無効にするには、\fB\-XX:\-BackgroundCompilation\fRを指定します(これは\fB\-Xbatch\fRを指定するのと同等です)。
M
mfang 已提交
1376 1377 1378 1379 1380 1381 1382 1383 1384 1385
.RE
.PP
\-XX:CICompilerCount=\fIthreads\fR
.RS 4
コンパイルに使用するコンパイラ・スレッドの数を設定します。デフォルトでは、スレッド数は、サーバーJVMの場合は2、クライアントJVMの場合は1に設定されており、層コンパイルが使用されている場合、コア数に合せて増減します。次の例では、スレッドの数を2に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1386 1387
\fB\-XX:CICompilerCount=2\fR
 
M
mfang 已提交
1388 1389 1390 1391 1392 1393 1394 1395
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:CodeCacheMinimumFreeSpace=\fIsize\fR
.RS 4
1396
コンパイルに必要な最小空き領域(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。最小空き領域より少ない領域しか残っていない場合、コンパイルは停止します。デフォルトでは、このオプションは500KBに設定されています。次の例では、最小空き領域を1024MBに設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
1397 1398 1399 1400 1401
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1402 1403
\fB\-XX:CodeCacheMinimumFreeSpace=1024m\fR
 
M
mfang 已提交
1404 1405 1406 1407 1408 1409 1410 1411
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:CompileCommand=\fIcommand\fR,\fImethod\fR[,\fIoption\fR]
.RS 4
1412
メソッドで実行するコマンドを指定します。たとえば、コンパイル元から\fBString\fRクラスの\fBindexOf()\fRメソッドを実行するには、次を使用します。
M
mfang 已提交
1413 1414 1415 1416 1417
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1418 1419
\fB\-XX:CompileCommand=exclude,java/lang/String\&.indexOf\fR
 
M
mfang 已提交
1420 1421 1422 1423
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1424
スラッシュ(\fB/\fR)で区切られたすべてのパッケージおよびサブパッケージを含む、完全クラス名を指定します。切取りと貼付けの操作を容易にするために、\fB\-XX:+PrintCompilation\fRオプションおよび\fB\-XX:+LogCompilation\fRオプションによって生成されるメソッド名の形式を使用することもできます。
M
mfang 已提交
1425 1426 1427 1428 1429
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1430 1431
\fB\-XX:CompileCommand=exclude,java\&.lang\&.String::indexOf\fR
 
M
mfang 已提交
1432 1433 1434 1435
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1436
署名なしでメソッドを指定すると、コマンドは指定した名前を持つすべてのメソッドに適用されます。ただし、クラス・ファイル形式でメソッドの署名を指定することもできます。この場合、引数を引用符で囲む必要があり、囲まないと、シェルによりセミコロンがコマンドの終了として扱われます。たとえば、コンパイル元から\fBString\fRクラスの\fBindexOf(String)\fRメソッドのみ除外するには、次を使用します。
M
mfang 已提交
1437 1438 1439 1440 1441
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1442 1443
\fB\-XX:CompileCommand="exclude,java/lang/String\&.indexOf,(Ljava/lang/String;)I"\fR
 
M
mfang 已提交
1444 1445 1446 1447
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1448
また、クラス名およびメソッド名にワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。たとえば、コンパイル元からすべてのクラスのすべての\fBindexOf()\fRメソッドを除外するには、次を使用します。
M
mfang 已提交
1449 1450 1451 1452 1453
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1454 1455
\fB\-XX:CompileCommand=exclude,*\&.indexOf\fR
 
M
mfang 已提交
1456 1457 1458 1459
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1460
カンマとピリオドは空白の別名で、これにより、シェルを介してコンパイラ・コマンドを渡すことが容易になります。引数を引用符で囲むことで、空白をセパレータとして使用して\fB\-XX:CompileCommand\fRに引数を渡すことができます。
M
mfang 已提交
1461 1462 1463 1464 1465
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1466 1467
\fB\-XX:CompileCommand="exclude java/lang/String indexOf"\fR
 
M
mfang 已提交
1468 1469 1470 1471
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1472
\fB\-XX:CompileCommand\fRオプションを使用してコマンド行で渡されたコマンドを解析した後に、JITコンパイラは\fB\&.hotspot_compiler\fRファイルからコマンドを読み取ります。このファイルにコマンドを追加するか、または\fB\-XX:CompileCommandFile\fRオプションを使用して別のファイルを指定することができます。
M
mfang 已提交
1473
.sp
1474
複数のコマンドを追加するには、\fB\-XX:CompileCommand\fRオプションを複数回指定するか、または改行セパレータ(\fB\en\fR)を使用して各引数を区切ります。次のコマンドを使用できます。
M
mfang 已提交
1475 1476 1477 1478 1479 1480 1481 1482
.PP
break
.RS 4
指定したメソッドのコンパイルの最初に停止するために、JVMのデバッグ時のブレークポイントを設定します。
.RE
.PP
compileonly
.RS 4
1483
指定したメソッドを除いたすべてのメソッドを、コンパイルから除外します。別の方法として、\fB\-XX:CompileOnly\fRオプションを使用して複数のメソッドを指定できます。
M
mfang 已提交
1484 1485 1486 1487 1488 1489 1490 1491 1492 1493 1494 1495 1496 1497
.RE
.PP
dontinline
.RS 4
指定したメソッドをインライン化しないようにします。
.RE
.PP
exclude
.RS 4
指定したメソッドをコンパイルから除外します。
.RE
.PP
help
.RS 4
1498
\fB\-XX:CompileCommand\fRオプションのヘルプ・メッセージを印刷します。
M
mfang 已提交
1499 1500 1501 1502 1503 1504 1505 1506 1507
.RE
.PP
inline
.RS 4
指定したメソッドをインライン化しようとします。
.RE
.PP
log
.RS 4
1508
指定したメソッドを除くすべてのメソッドに対して、(\fB\-XX:+LogCompilation\fRオプションを使用して)コンパイル・ロギングを除外します。デフォルトでは、コンパイルされたすべてのメソッドにロギングが実行されます。
M
mfang 已提交
1509 1510 1511 1512
.RE
.PP
option
.RS 4
1513
このコマンドは、最後の引数(\fIoption\fR)のかわりに、指定したメソッドにJITコンパイル・オプションを渡すために使用できます。コンパイル・オプションは、メソッド名の後の末尾に設定されます。たとえば、\fBStringBuffer\fRクラスの\fBappend()\fRメソッドに対して\fBBlockLayoutByFrequency\fRオプションを有効にするには、次を使用します。
M
mfang 已提交
1514 1515 1516 1517 1518
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1519 1520
\fB\-XX:CompileCommand=option,java/lang/StringBuffer\&.append,BlockLayoutByFrequency\fR
 
M
mfang 已提交
1521 1522 1523 1524 1525 1526 1527 1528 1529 1530 1531 1532 1533 1534
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
カンマまたは空白で区切って、複数のコンパイル・オプションを指定できます。
.RE
.PP
print
.RS 4
指定したメソッドのコンパイル後に生成されたアセンブラ・コードを出力します。
.RE
.PP
quiet
.RS 4
1535
コンパイル・コマンドを出力しません。デフォルトでは、\fB\-XX:CompileCommand\fRオプションを使用して指定したコマンドが出力されます。たとえば、\fBString\fRクラスの\fBindexOf()\fRメソッドのコンパイルから除外する場合、次が標準出力に出力されます。
M
mfang 已提交
1536 1537 1538 1539 1540
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1541 1542
\fBCompilerOracle: exclude java/lang/String\&.indexOf\fR
 
M
mfang 已提交
1543 1544 1545 1546
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1547
他の\fB\-XX:CompileCommand\fRオプションの前に\fB\-XX:CompileCommand=quiet\fRオプションを指定することによって、これを抑制できます。
M
mfang 已提交
1548 1549 1550 1551 1552
.RE
.RE
.PP
\-XX:CompileCommandFile=\fIfilename\fR
.RS 4
1553
JITコンパイラ・コマンドの読取り元のファイルを設定します。デフォルトでは、JITコンパイラによって実行されるコマンドを格納するために、\fB\&.hotspot_compiler\fRファイルが使用されます。
M
mfang 已提交
1554
.sp
1555
コマンド・ファイルの各行は、コマンドが使用されるコマンド、クラス名およびメソッド名を表します。たとえば、次の行は、\fBString\fRクラスの\fBtoString()\fRメソッドに対してアセンブリ・コードを出力します。
M
mfang 已提交
1556 1557 1558 1559 1560
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1561 1562
\fBprint java/lang/String toString\fR
 
M
mfang 已提交
1563 1564 1565 1566
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1567
メソッドで実行するJITコンパイラのコマンドの指定の詳細は、\fB\-XX:CompileCommand\fRオプションを参照してください。
M
mfang 已提交
1568 1569 1570 1571
.RE
.PP
\-XX:CompileOnly=\fImethods\fR
.RS 4
1572
コンパイルを制限する(カンマで区切られた)メソッドのリストを設定します。指定したメソッドのみがコンパイルされます。完全クラス名(パッケージおよびサブパッケージを含む)で各メソッドを指定します。たとえば、\fBString\fRクラスの\fBlength()\fRメソッドおよび\fBList\fRクラスの\fBsize()\fRメソッドのみをコンパイルするには、次を使用します。
M
mfang 已提交
1573 1574 1575 1576 1577
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1578 1579
\fB\-XX:CompileOnly=java/lang/String\&.length,java/util/List\&.size\fR
 
M
mfang 已提交
1580 1581 1582 1583
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1584
スラッシュ(\fB/\fR)で区切られたすべてのパッケージおよびサブパッケージを含む、完全クラス名を指定します。切取りと貼付けの操作を容易にするために、\fB\-XX:+PrintCompilation\fRオプションおよび\fB\-XX:+LogCompilation\fRオプションによって生成されるメソッド名の形式を使用することもできます。
M
mfang 已提交
1585 1586 1587 1588 1589
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1590 1591
\fB\-XX:CompileOnly=java\&.lang\&.String::length,java\&.util\&.List::size\fR
 
M
mfang 已提交
1592 1593 1594 1595 1596 1597 1598 1599 1600 1601
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
ワイルドカードはサポートされていませんが、クラス名またはパッケージ名だけを指定してクラスまたはパッケージのすべてのメソッドをコンパイルすることも、メソッドだけを指定して任意のクラスのこの名前を持つメソッドをコンパイルすることもできます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1602 1603 1604 1605
\fB\-XX:CompileOnly=java/lang/String\fR
\fB\-XX:CompileOnly=java/lang\fR
\fB\-XX:CompileOnly=\&.length\fR
 
M
mfang 已提交
1606 1607 1608 1609 1610 1611 1612 1613
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:CompileThreshold=\fIinvocations\fR
.RS 4
1614
コンパイル前に解釈されたメソッド呼出しの数を設定します。デフォルトでは、サーバーJVMでは、JITコンパイラは、10,000の解釈されたメソッド呼出しを実行して、効率的なコンパイルのための情報を収集します。クライアントJVMの場合、デフォルト設定は1,500呼出しです。層コンパイルが有効な場合、このオプションは無視されます。オプション\fB\-XX:+TieredCompilation\fRを参照してください。次の例では、解釈されたメソッド呼出しの数を5,000に設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
1615 1616 1617 1618 1619
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1620 1621
\fB\-XX:CompileThreshold=5000\fR
 
M
mfang 已提交
1622 1623 1624 1625
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1626
\fB\-Xcomp\fRオプションを指定して、コンパイルの前に、Javaメソッドの解釈を完全に無効にすることができます。
M
mfang 已提交
1627 1628 1629 1630
.RE
.PP
\-XX:+DoEscapeAnalysis
.RS 4
1631
エスケープ分析の使用を有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。エスケープ分析の使用を無効にするには、\fB\-XX:\-DoEscapeAnalysis\fRを指定します。Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
1632 1633 1634 1635
.RE
.PP
\-XX:InitialCodeCacheSize=\fIsize\fR
.RS 4
1636
初期コード・キャッシュ・サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルト値は500KBに設定されています。初期コード・キャッシュ・サイズをシステムの最小メモリー・ページ・サイズより小さくしないでください。次の例では、初期コード・キャッシュ・サイズを32KBに設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
1637 1638 1639 1640 1641
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1642 1643
\fB\-XX:InitialCodeCacheSize=32k\fR
 
M
mfang 已提交
1644 1645 1646 1647 1648 1649 1650 1651
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+Inline
.RS 4
1652
メソッドのインライン化を有効にします。このオプションは、パフォーマンスを向上させるためにデフォルトで有効になっています。メソッドのインライン化を無効にするには、\fB\-XX:\-Inline\fRを指定します。
M
mfang 已提交
1653 1654 1655 1656
.RE
.PP
\-XX:InlineSmallCode=\fIsize\fR
.RS 4
1657
インライン化が必要なコンパイルされたメソッドの最大コード・サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。指定したサイズより小さいサイズのコンパイルされたメソッドのみが、インライン化されます。デフォルトでは、最大コード・サイズは1000バイトに設定されています。
M
mfang 已提交
1658 1659 1660 1661 1662
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1663 1664
\fB\-XX:InlineSmallCode=1000\fR
 
M
mfang 已提交
1665 1666 1667 1668 1669 1670 1671 1672
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+LogCompilation
.RS 4
1673
現在の作業ディレクトリにある\fBhotspot\&.log\fRという名前のファイルへのコンパイル・アクティビティのロギングを有効にします。\fB\-XX:LogFile\fRオプションを使用して、異なるログ・ファイル・パスと名前を指定できます。
M
mfang 已提交
1674
.sp
1675
デフォルトでは、このオプションは無効であり、コンパイル・アクティビティは記録されません。\fB\-XX:+LogCompilation\fRオプションは、診断JVMオプションのロックを解除する\fB\-XX:UnlockDiagnosticVMOptions\fRオプションとともに使用する必要があります。
M
mfang 已提交
1676
.sp
1677
\fB\-XX:+PrintCompilation\fRオプションを使用して、メソッドをコンパイルするたびに、コンソールに出力されたメッセージを含む詳細な診断出力を有効化できます。
M
mfang 已提交
1678 1679 1680 1681
.RE
.PP
\-XX:MaxInlineSize=\fIsize\fR
.RS 4
1682
インライン化するメソッドの最大バイトコード・サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルトでは、最大バイトコード・サイズは35バイトに設定されています。
M
mfang 已提交
1683 1684 1685 1686 1687
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1688 1689
\fB\-XX:MaxInlineSize=35\fR
 
M
mfang 已提交
1690 1691 1692 1693 1694 1695 1696 1697 1698 1699 1700 1701 1702 1703
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MaxNodeLimit=\fInodes\fR
.RS 4
単一のメソッドのコンパイル時に使用されるノードの最大数を設定します。デフォルトでは、ノードの最大数は65,000に設定されています。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1704 1705
\fB\-XX:MaxNodeLimit=65000\fR
 
M
mfang 已提交
1706 1707 1708 1709 1710 1711 1712 1713
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MaxTrivialSize=\fIsize\fR
.RS 4
1714
インライン化する単純メソッドの最大バイトコード・サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルトでは、単純メソッドの最大バイトコード・サイズは6バイトに設定されています。
M
mfang 已提交
1715 1716 1717 1718 1719
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1720 1721
\fB\-XX:MaxTrivialSize=6\fR
 
M
mfang 已提交
1722 1723 1724 1725 1726 1727 1728 1729
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+OptimizeStringConcat
.RS 4
1730
\fBString\fR連結操作の最適化を有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。\fBString\fR連結操作の最適化を無効にするには、\fB\-XX:\-OptimizeStringConcat\fRを指定します。Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
1731 1732 1733 1734
.RE
.PP
\-XX:+PrintAssembly
.RS 4
1735
外部の\fBdisassembler\&.so\fRライブラリを使用して、バイトコード化されたネイティブのメソッドのアセンブリ・コードの出力を有効にします。これにより、生成されたコードを表示することができ、パフォーマンスの問題の診断に役立ちます。
M
mfang 已提交
1736
.sp
1737
デフォルトでは、このオプションは無効であり、アセンブリ・コードは印刷されません。\fB\-XX:+PrintAssembly\fRオプションは、診断JVMオプションのロックを解除する\fB\-XX:UnlockDiagnosticVMOptions\fRオプションとともに使用する必要があります。
M
mfang 已提交
1738 1739 1740 1741 1742 1743
.RE
.PP
\-XX:+PrintCompilation
.RS 4
メソッドをコンパイルするたびに、コンソールにメッセージを出力することによって、JVMからの詳細な診断出力を有効にします。これにより、実際にコンパイルされるメソッドを確認できます。デフォルトでは、このオプションは無効であり、診断出力は印刷されません。
.sp
1744
\fB\-XX:+LogCompilation\fRオプションを使用して、コンパイル・アクティビティをファイルに記録することもできます。
M
mfang 已提交
1745 1746 1747 1748 1749 1750
.RE
.PP
\-XX:+PrintInlining
.RS 4
インライン化の決定内容の出力を有効にします。これにより、インライン化されるメソッドを確認できます。
.sp
1751
デフォルトでは、このオプションは無効であり、インライン化情報は出力されません。\fB\-XX:+PrintInlining\fRオプションは、診断JVMオプションのロックを解除する\fB\-XX:+UnlockDiagnosticVMOptions\fRオプションとともに使用する必要があります。
M
mfang 已提交
1752 1753
.RE
.PP
1754
\-XX:ReservedCodeCacheSize=\fIsize\fR
M
mfang 已提交
1755
.RS 4
1756 1757 1758 1759 1760 1761 1762 1763 1764 1765 1766
JITコンパイルされたコードの最大コード・キャッシュ・サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。このオプションは2GBの制限があります。そうでない場合は、エラーが生成されます。最大コード・キャッシュ・サイズを初期コード・キャッシュ・サイズより小さくしないでください。\fB\-XX:InitialCodeCacheSize\fRオプションを参照してください。このオプションは\fB\-Xmaxjitcodesize\fRと同等です。
.RE
.PP
\-XX:RTMAbortRatio=\fIabort_ratio\fR
.RS 4
RTM中止率は、すべての実行済RTMトランザクションに対するパーセンテージ(%)として指定されます。中止されたトランザクション数がこの率を超えた場合、コンパイルされたコードが非最適化されます。この率は、\fB\-XX:+UseRTMDeopt\fRオプションが有効な場合に使用されます。このオプションのデフォルト値は50です。つまり、すべてのトランザクションの50%が中止された場合、コンパイルされたコードが非最適化されます。
.RE
.PP
\-XX:RTMRetryCount=\fInumber_of_retries\fR
.RS 4
中止またはビジーの場合、RTMロック・コードは、標準のロック・メカニズムにフォールバックする前にこのオプションによって指定された回数再試行されます。このオプションのデフォルト値は5です。\fB\-XX:UseRTMLocking\fRオプションを有効化する必要があります。
M
mfang 已提交
1767 1768
.RE
.PP
1769
\-XX:+TieredCompilation
M
mfang 已提交
1770
.RS 4
1771
層コンパイルの使用を有効にします。デフォルトでは、このオプションは有効になっています。Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
1772 1773
.RE
.PP
1774 1775 1776 1777 1778 1779
\-XX:+UseAES
.RS 4
Intel、AMDおよびSPARCハードウェアに対して、ハードウェアベースのAES組込みを有効化します。Intel Westmere (2010以降)、AMD Bulldozer (2011以降)およびSPARC (T4以降)が、サポートされているハードウェアです。UseAESは、UseAESIntrinsicsとともに使用します。
.RE
.PP
\-XX:+UseAESIntrinsics
M
mfang 已提交
1780
.RS 4
1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793
UseAESとUseAESIntrinsicsフラグはデフォルトで有効化されており、Java HotSpot Server VM 32ビットおよび64ビットに対してのみサポートされています。ハードウェアベースのAES組込みを無効化するには、\fB\-XX:\-UseAES \-XX:\-UseAESIntrinsics\fRを指定します。たとえば、ハードウェアAESを有効化するには、次のフラグを使用します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fB\-XX:+UseAES \-XX:+UseAESIntrinsics\fR
 
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
32ビットおよび64ビットに対してUseAESおよびUseAESIntrinsicsフラグをサポートするには、\fB\-server\fRオプションを使用してJava HotSpot Server VMを選択します。これらのフラグは、クライアントVMではサポートされていません。
M
mfang 已提交
1794 1795 1796 1797
.RE
.PP
\-XX:+UseCodeCacheFlushing
.RS 4
1798
コンパイラをシャットダウンする前に、コード・キャッシュのフラッシュを有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。コンパイラをシャットダウンする前にコード・キャッシュのフラッシュを無効にするには\fB\-XX:\-UseCodeCacheFlushing\fRを指定します。
M
mfang 已提交
1799 1800 1801 1802
.RE
.PP
\-XX:+UseCondCardMark
.RS 4
1803
カード表の更新前に、カードがすでにマークされているかどうかのチェックを有効にします。このオプションは、デフォルトでは無効になっており、複数のソケットを持つマシン上でのみ使用する必要があります。これにより、同時操作にかなり依存しているJavaアプリケーションのパフォーマンスが向上します。Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
mfang 已提交
1804 1805
.RE
.PP
1806
\-XX:+UseRTMDeopt
M
mfang 已提交
1807
.RS 4
1808
中止率に応じて、RTMロックを自動調整します。この率は、\fB\-XX:RTMAbortRatio\fRオプションによって指定されます。中止されたトランザクション数が中止率を超えた場合、ロックを含むメソッドがすべてのロックで標準のロックとして非最適化および再コンパイルされます。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。\fB\-XX:+UseRTMLocking\fRオプションを有効化する必要があります。
1809 1810
.RE
.PP
1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817 1818 1819 1820 1821
\-XX:+UseRTMLocking
.RS 4
フォールバック・ハンドラとして標準のロック・メカニズムを使用して、展開されたすべてのロックに対してRestricted Transactional Memory (RTM)ロック・コードを生成します。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。RTMに関連するオプションは、Transactional Synchronization Extensions (TSX)をサポートするx86 CPU上のJava HotSpot Server VMに対してのみ使用可能です。
.sp
RTMは、x86命令セット拡張でマルチスレッド・アプリケーションの作成を容易にするIntelのTSXの一部です。RTMでは、新しい命令
\fBXBEGIN\fR、\fBXABORT\fR、\fBXEND\fRおよび\fBXTEST\fRが導入されています。\fBXBEGIN\fRおよび\fBXEND\fR命令は、トランザクションとして実行するための命令セットを囲みます。トランザクションの実行時に競合が見つからなかった場合、メモリーとレジスタの変更が、\fBXEND\fR命令で同時にコミットされます。\fBXABORT\fR命令ではトランザクションを明示的に中止でき、\fBXEND\fR命令では命令セットがトランザクション内で実行中かどうかを確認できます。
.sp
トランザクションのロックは、別のスレッドが同じトランザクションにアクセスしようとしたときに展開されます。したがって、そのトランザクションへのアクセスを最初にリクエストしなかったスレッドはブロックされます。RTMでは、トランザクションが中止または失敗した場合のために、フォールバックの操作セットを指定する必要があります。RTMロックとは、TSXのシステムに委譲されているロックです。
.sp
RTMにより、重要なリージョンにおいて衝突が少なく競合度の高いロックのパフォーマンスが向上されます(これは、複数のスレッドによって同時にアクセスできないコードです)。また、RTMにより、粗粒度ロックのパフォーマンスも向上されますが、一般的にマルチスレッド・アプリケーションでのパフォーマンスはよくありません。(粗粒度ロックとは、ロックの取得および解放のオーバーヘッドを最小化するために長い期間ロックを保持する戦略であり、一方、細粒度ロックとは必要な場合のみロックし可能なかぎり早期にロック解除することで最大限の並行処理の達成を試みる戦略です。)さらに、異なるスレッドによって使用されている軽度な競合ロックの場合、RTMにより、誤ったキャッシュ・ライン共有(キャッシュ・ライン・ピンポンとも呼ばれる)を削減できます。これは、異なるプロセッサからの複数のスレッドが異なるリソースにアクセスしている場合に発生しますが、リソースは同じキャッシュ・ラインを共有します。結果として、プロセッサは他のプロセッサのキャッシュ・ラインを繰り返し無効にし、これにより、キャッシュではなくメイン・メモリーからの読取りが強制されます。
.RE
1822
.PP
1823
\-XX:+UseSHA
1824
.RS 4
1825 1826 1827 1828 1829 1830 1831
SPARCハードウェアのSHA暗号化ハッシュ関数のハードウェアベースの組込みを有効にします。\fBUseSHA\fRは、\fBUseSHA1Intrinsics\fR、\fBUseSHA256Intrinsics\fRおよび\fBUseSHA512Intrinsics\fRオプションと組み合せて使用します。
.sp
\fBUseSHA\fRおよび\fBUseSHA*Intrinsics\fRフラグはデフォルトで有効であり、SPARC T4以上のJava HotSpot Server VM 64ビットでのみサポートされます。
.sp
SHA操作に対して\fBsun\&.security\&.provider\&.Sun\fRプロバイダを使用する場合のみ、この機能を適用できます。
.sp
すべてのハードウェアベースのSHA組込みを無効化するには、\fB\-XX:\-UseSHA\fRを指定してください。特定のSHA組込みのみ無効化するには、適切な対応するオプションを使用してください。たとえば、\fB\-XX:\-UseSHA256Intrinsics\fRなどです。
1832 1833
.RE
.PP
1834
\-XX:+UseSHA1Intrinsics
1835
.RS 4
1836
SHA\-1暗号化ハッシュ関数の組込みを有効にします。
1837 1838
.RE
.PP
1839
\-XX:+UseSHA256Intrinsics
1840
.RS 4
1841
SHA\-224およびSHA\-256暗号化ハッシュ関数の組込みを有効にします。
1842 1843
.RE
.PP
1844
\-XX:+UseSHA512Intrinsics
1845
.RS 4
1846 1847 1848 1849 1850 1851
SHA\-384およびSHA\-512暗号化ハッシュ関数の組込みを有効にします。
.RE
.PP
\-XX:+UseSuperWord
.RS 4
スカラー演算のスーパーワード演算への変換を有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。スカラー演算のスーパーワード演算への変換を無効にするには、\fB\-XX:\-UseSuperWord\fRを指定します。Java HotSpot Server VMのみが、このオプションをサポートしています。
M
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1852 1853 1854 1855 1856 1857 1858
.RE
.SS "高度なサービスアビリティ・オプション"
.PP
これらのオプションは、システム情報を収集し、詳細なデバッグを実行する機能を提供します。
.PP
\-XX:+ExtendedDTraceProbes
.RS 4
1859
パフォーマンスに影響を与える追加の\fBdtrace\fRツール・プローブを有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、\fBdtrace\fRは標準プローブのみを実行します。
M
mfang 已提交
1860 1861 1862 1863
.RE
.PP
\-XX:+HeapDumpOnOutOfMemory
.RS 4
1864
\fBjava\&.lang\&.OutOfMemoryError\fR例外がスローされた場合に、ヒープ・プロファイラ(HPROF)を使用して、現在のディレクトリ内のファイルへのJavaヒープのダンプを有効にします。\fB\-XX:HeapDumpPath\fRオプションを使用して、ヒープ・ダンプ・ファイルのパスおよび名前を明示的に設定できます。デフォルトでは、このオプションは無効であり、\fBOutOfMemoryError\fR例外がスローされた場合にヒープはダンプされません。
M
mfang 已提交
1865 1866 1867 1868
.RE
.PP
\-XX:HeapDumpPath=\fIpath\fR
.RS 4
1869 1870
\fB\-XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError\fRオプションが設定されている場合、ヒープ・プロファイラ(HPROF)が提供するヒープ・ダンプを書き込むパスおよびファイル名を設定します。デフォルトでは、このファイルは、現在の作業ディレクトリに作成され、名前は\fBjava_pid\fR\fIpid\fR\fB\&.hprof\fR
(\fIpid\fRはエラーの原因となったプロセスの識別子)になります。次の例では、デフォルトのファイルを明示的に設定する方法を示します(\fB%p\fRは現在のプロセスの識別子を表します)。
M
mfang 已提交
1871 1872 1873 1874 1875
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1876 1877
\fB\-XX:HeapDumpPath=\&./java_pid%p\&.hprof\fR
 
M
mfang 已提交
1878 1879 1880 1881
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
1882
次の例では、ヒープ・ダンプ・ファイルを\fB/var/log/java/java_heapdump\&.hprof\fRに設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
1883 1884 1885 1886 1887
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1888 1889
\fB\-XX:HeapDumpPath=/var/log/java/java_heapdump\&.hprof\fR
 
M
mfang 已提交
1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:LogFile=\fIpath\fR
.RS 4
1898
ログ・データが書き込まれるパスおよびファイル名を設定します。デフォルトでは、ファイルは現在の作業ディレクトリに作成され、名前は\fBhotspot\&.log\fRです。
M
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1899
.sp
1900
次の例では、ログ・ファイルを\fB/var/log/java/hotspot\&.log\fRに設定する方法を示します。
M
mfang 已提交
1901 1902 1903 1904 1905
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1906 1907
\fB\-XX:LogFile=/var/log/java/hotspot\&.log\fR
 
M
mfang 已提交
1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+PrintClassHistogram
.RS 4
1916
\fB[Control]+[C]\fRイベント(\fBSIGTERM\fR)後にクラス・インスタンスのヒストグラムの印刷を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
M
mfang 已提交
1917
.sp
1918
このオプションを設定すると、\fBjmap \-histo\fRコマンド、または\fBjcmd \fR\fIpid\fR\fB GC\&.class_histogram\fRコマンド(\fIpid\fRは現在のJavaプロセスの識別子)を実行する場合と同じになります。
M
mfang 已提交
1919 1920 1921 1922
.RE
.PP
\-XX:+PrintConcurrentLocks
.RS 4
1923
印刷を有効にします ロック(次の後) \- イベント。デフォルトでは、このオプションは無効です。
M
mfang 已提交
1924
.sp
1925
\fB[Control]+[C]\fRイベント(\fBSIGTERM\fR)後に\fBjava\&.util\&.concurrent\fRロックの印刷を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
M
mfang 已提交
1926
.sp
1927
このオプションを設定すると、\fBjstack \-l\fRコマンド、または\fBjcmd \fR\fIpid\fR\fB Thread\&.print \-l\fRコマンド(\fIpid\fRは現在のJavaプロセスの識別子)を実行する場合と同じになります。
M
mfang 已提交
1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944
.RE
.PP
\-XX:+UnlockDiagnosticVMOptions
.RS 4
JVMの診断を目的としたオプションをアンロックします。デフォルトでは、このオプションは無効であり、診断オプションは使用できません。
.RE
.SS "高度なガベージ・コレクション・オプション"
.PP
これらのオプションは、ガベージ・コレクション(GC)がJava HotSpot VMによってどのように実行されるかを制御します。
.PP
\-XX:+AggressiveHeap
.RS 4
Javaヒープの最適化を有効にします。これにより、コンピュータの構成(RAMおよびCPU)に基づいて、様々なパラメータが、メモリー割当てが集中した長時間実行ジョブに最適になるように設定されます。デフォルトでは、このオプションは無効であり、ヒープは最適化されません。
.RE
.PP
\-XX:+AlwaysPreTouch
.RS 4
1945
JVMの初期化中にJavaヒープ上のすべてのページのタッチを有効にします。これにより、\fBmain()\fRメソッドの入力前に、すべてのページがメモリーに取得されます。このオプションは、物理メモリーにマップされたすべての仮想メモリーを含む長時間実行のシステムをシミュレートするテストで使用できます。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、JVMヒープ領域がいっぱいになると、すべてのページがコミットされます。
M
mfang 已提交
1946 1947 1948 1949
.RE
.PP
\-XX:+CMSClassUnloadingEnabled
.RS 4
1950
並行マークスイープ(CMS)ガベージ・コレクタを使用する場合に、アンロードするクラスを有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。CMSガベージ・コレクタのクラス・アンロードを無効にするには、\fB\-XX:\-CMSClassUnloadingEnabled\fRを指定します。
M
mfang 已提交
1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960
.RE
.PP
\-XX:CMSExpAvgFactor=\fIpercent\fR
.RS 4
並行コレクション統計の指数平均を計算する際に、現在のサンプルを重み付けするために使用される時間の割合(0から100まで)を設定します。デフォルトでは、指数平均係数は25%に設定されています。次の例では、係数を15%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1961 1962
\fB\-XX:CMSExpAvgFactor=15\fR
 
M
mfang 已提交
1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:CMSInitiatingOccupancyFraction=\fIpercent\fR
.RS 4
1971
CMS収集サイクルを開始する古い世代の占有率(0から100まで)を設定します。デフォルト値は\-1に設定されています。負の値(デフォルトを含む)は、\fB\-XX:CMSTriggerRatio\fRが開始占有率の値を定義するために使用されることを意味します。
M
mfang 已提交
1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978
.sp
次の例では、占有率を20%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
1979 1980
\fB\-XX:CMSInitiatingOccupancyFraction=20\fR
 
M
mfang 已提交
1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+CMSScavengeBeforeRemark
.RS 4
CMSコメント・ステップの前にスカベンジの試行を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:CMSTriggerRatio=\fIpercent\fR
.RS 4
1994
CMS収集サイクルが開始する前に割り当てられる\fB\-XX:MinHeapFreeRatio\fRによって指定される値の割合(0から100まで)を設定します。デフォルト値は80%に設定されています。
M
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1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001
.sp
次の例では、占有率を75%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2002 2003
\fB\-XX:CMSTriggerRatio=75\fR
 
M
mfang 已提交
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:ConcGCThreads=\fIthreads\fR
.RS 4
並行GCに使用されるスレッドの数を設定します。デフォルト値は、JVMに使用できるCPUの数によって異なります。
.sp
たとえば、並行GCのスレッド数を2に設定するには、次のオプションを指定します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2020 2021
\fB\-XX:ConcGCThreads=2\fR
 
M
mfang 已提交
2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+DisableExplicitGC
.RS 4
2030
\fBSystem\&.gc()\fRの呼出しの処理を無効にするオプションを有効にします。このオプションはデフォルトで無効になっており、これは\fBSystem\&.gc()\fRへの呼出しが処理されることを意味します。\fBSystem\&.gc()\fRの呼出しの処理が無効になっている場合、JVMは必要に応じてGCを実行します。
M
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2031 2032 2033 2034
.RE
.PP
\-XX:+ExplicitGCInvokesConcurrent
.RS 4
2035
\fBSystem\&.gc()\fRリクエストを使用することによって、並行GCの呼出しを有効にします。このオプションはデフォルトで無効になっており、\fB\-XX:+UseConcMarkSweepGC\fRオプションとともに使用する場合のみ、有効にすることができます。
M
mfang 已提交
2036 2037 2038 2039
.RE
.PP
\-XX:+ExplicitGCInvokesConcurrentAndUnloadsClasses
.RS 4
2040
\fBSystem\&.gc()\fRリクエストを使用し、並行GCサイクル中にクラスをアンロードすることによって、並行GCの呼出しを有効にします。このオプションはデフォルトで無効になっており、\fB\-XX:+UseConcMarkSweepGC\fRオプションとともに使用する場合のみ、有効にすることができます。
M
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2041 2042 2043 2044 2045 2046 2047 2048 2049 2050 2051 2052
.RE
.PP
\-XX:G1HeapRegionSize=\fIsize\fR
.RS 4
ガベージファースト(G1)コレクタを使用する際にJavaヒープを細分化するリージョンのサイズを設定します。値には、1MBから32MBまでを指定できます。デフォルトのリージョン・サイズは、ヒープ・サイズに基づいて人間工学的に決定されます。
.sp
次の例では、細分化されたサイズを16MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2053 2054
\fB\-XX:G1HeapRegionSize=16m\fR
 
M
mfang 已提交
2055 2056 2057 2058 2059 2060 2061 2062 2063 2064 2065 2066 2067 2068 2069 2070 2071 2072 2073 2074 2075
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+G1PrintHeapRegions
.RS 4
割り当てられたリージョンおよびG1コレクタによって再要求されたものに関する情報の印刷を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:G1ReservePercent=\fIpercent\fR
.RS 4
G1コレクタの昇格が失敗する可能性を減らすためのfalseの上限として予約されたヒープの割合(0から50まで)を設定します。デフォルトでは、このオプションは10%に設定されています。
.sp
次の例では、予約されたヒープを20%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2076 2077
\fB\-XX:G1ReservePercent=20\fR
 
M
mfang 已提交
2078 2079 2080 2081 2082 2083 2084 2085
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:InitialHeapSize=\fIsize\fR
.RS 4
2086
メモリー割当てプールの初期サイズ(バイト単位)を設定します。指定する値は、0、または1MBより大きい1024の倍数のいずれかにする必要があります。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルト値は、実行時にシステム構成に基づいて選択されます。http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/technotes/guides/vm/gctuning/index\&.htmlの\fIJava SE HotSpot仮想マシンのガベージ・コレクション・チューニング・ガイド\fRのエルゴノミクスに関する項を参照してください。
M
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2087 2088 2089 2090 2091 2092 2093
.sp
次の例では、割り当てられたメモリーのサイズを様々な単位を使用して6MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2094 2095 2096 2097
\fB\-XX:InitialHeapSize=6291456\fR
\fB\-XX:InitialHeapSize=6144k\fR
\fB\-XX:InitialHeapSize=6m\fR
 
M
mfang 已提交
2098 2099 2100 2101
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
2102
このオプションを0に設定した場合、初期サイズは、古い世代と若い世代に割り当てられたサイズの合計として設定されます。若い世代のヒープのサイズは、\fB\-XX:NewSize\fRオプションを使用して設定できます。
M
mfang 已提交
2103 2104 2105 2106
.RE
.PP
\-XX:InitialSurvivorRatio=\fIratio\fR
.RS 4
2107
スループット・ガベージ・コレクタが使用するサバイバ領域の初期比を設定します(\fB\-XX:+UseParallelGC\fRおよび/または\fB\-XX:+UseParallelOldGC\fRオプションによって有効になります)。\fB\-XX:+UseParallelGC\fRオプションおよび\fB\-XX:+UseParallelOldGC\fRオプションを使用することによって、スループット・ガベージ・コレクタで適応サイズ指定をデフォルトで有効にします。初期値から始めて、アプリケーションの動作に従って、サバイバ領域がサイズ変更されます。(\fB\-XX:\-UseAdaptiveSizePolicy\fRオプションを使用して)適応サイズ指定を無効にした場合、\fB\-XX:SurvivorRatio\fRオプションを使用して、アプリケーションの実行全体のサバイバ領域のサイズを設定する必要があります。
M
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2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114
.sp
次の式を使用して、若い世代のサイズ(Y)およびサバイバ領域の初期比(R)に基づいて、サバイバ領域の初期サイズ(S)を計算できます。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2115 2116
\fBS=Y/(R+2)\fR
 
M
mfang 已提交
2117 2118 2119 2120 2121 2122 2123 2124 2125 2126 2127 2128 2129 2130
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
等式内の2は、2つのサバイバ領域を示します。サバイバ領域の初期比に指定する値を大きくすると、サバイバ領域の初期サイズは小さくなります。
.sp
デフォルトでは、サバイバ領域の初期比は8に設定されています。若い世代の領域サイズのデフォルト値(2MB)を使用した場合、サバイバ領域の初期サイズは0\&.2MBになります。
.sp
次の例では、サバイバ領域の初期比を4に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2131 2132
\fB\-XX:InitialSurvivorRatio=4\fR
 
M
mfang 已提交
2133 2134 2135 2136 2137 2138 2139 2140 2141 2142 2143 2144 2145 2146 2147 2148
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:InitiatingHeapOccupancyPercent=\fIpercent\fR
.RS 4
並行GCサイクルを開始するヒープ占有率(0から100まで)を設定します。これは、1つの世代のみ(たとえばG1ガベージ・コレクタなど)ではなく、ヒープ全体の占有に基づいて並行GCサイクルをトリガーするガベージ・コレクタによって使用されます。
.sp
デフォルトでは、開始値は45%に設定されています。値0は、GCサイクルが停止しないことを意味します。次の例では、開始ヒープ占有率を75%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2149 2150
\fB\-XX:InitiatingHeapOccupancyPercent=75\fR
 
M
mfang 已提交
2151 2152 2153 2154 2155 2156 2157 2158 2159 2160 2161 2162 2163 2164 2165 2166
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MaxGCPauseMillis=\fItime\fR
.RS 4
最大GC休止時間(ミリ秒単位)のターゲットを設定します。これはソフト・ゴールのため、JVMは実現のために最善の努力をします。デフォルトでは、休止時間の最大値はありません。
.sp
次の例では、最大ターゲット休止時間を500ミリ秒に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2167 2168
\fB\-XX:MaxGCPauseMillis=500\fR
 
M
mfang 已提交
2169 2170 2171 2172 2173 2174 2175 2176
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MaxHeapSize=\fIsize\fR
.RS 4
2177
メモリー割当てプールの最大サイズ(バイト単位)を設定します。指定する値は、2MBより大きい1024の倍数にする必要があります。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。デフォルト値は、実行時にシステム構成に基づいて選択されます。サーバー・デプロイメントでは、\fB\-XX:InitialHeapSize\fRおよび\fB\-XX:MaxHeapSize\fRは通常同じ値に設定されます。http://docs\&.oracle\&.com/javase/8/docs/technotes/guides/vm/gctuning/index\&.htmlの\fIJava SE HotSpot仮想マシンのガベージ・コレクション・チューニング・ガイド\fRのエルゴノミクスに関する項を参照してください。
M
mfang 已提交
2178 2179 2180 2181 2182 2183 2184
.sp
次の例では、割り当てられたメモリーの許可される最大サイズを様々な単位を使用して80MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2185 2186 2187 2188
\fB\-XX:MaxHeapSize=83886080\fR
\fB\-XX:MaxHeapSize=81920k\fR
\fB\-XX:MaxHeapSize=80m\fR
 
M
mfang 已提交
2189 2190 2191 2192 2193 2194
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
Oracle Solaris 7およびOracle Solaris 8 SPARCプラットフォームの場合のこの値の上限は、およそ4,000MBからオーバーヘッドの量を引いたものです。Oracle Solaris 2\&.6およびx86プラットフォームの場合の上限は、およそ2,000MBからオーバーヘッドの量を引いたものです。Linuxプラットフォームの場合の上限は、およそ2,000MBからオーバーヘッドの量を引いたものです。
.sp
2195
\fB\-XX:MaxHeapSize\fRオプションは\fB\-Xmx\fRと同等です。
M
mfang 已提交
2196 2197 2198 2199 2200 2201 2202 2203 2204 2205 2206 2207
.RE
.PP
\-XX:MaxHeapFreeRatio=\fIpercent\fR
.RS 4
GCイベント後の空きヒープ領域の許可されている最大の割合(0から100まで)を設定します。空きヒープ領域がこの値を超えて拡大した場合、そのヒープは縮小します。デフォルトでは、この値は70%に設定されています。
.sp
次の例では、空きヒープの最大比率を75%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2208 2209
\fB\-XX:MaxHeapFreeRatio=75\fR
 
M
mfang 已提交
2210 2211 2212 2213 2214 2215 2216 2217 2218 2219 2220 2221 2222 2223 2224 2225
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MaxMetaspaceSize=\fIsize\fR
.RS 4
クラス・メタデータに割り当てることができるネイティブ・メモリーの最大量を設定します。デフォルトでは、このサイズは制限されていません。アプリケーションのメタデータの量は、アプリケーション自体、他の実行中アプリケーション、およびシステムで使用可能なメモリーの量によって異なります。
.sp
次の例では、クラス・メタデータの最大サイズを256MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2226 2227
\fB\-XX:MaxMetaspaceSize=256m\fR
 
M
mfang 已提交
2228 2229 2230 2231 2232 2233 2234 2235 2236 2237 2238 2239 2240 2241 2242 2243 2244 2245 2246 2247 2248
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MaxNewSize=\fIsize\fR
.RS 4
若い世代(ナーサリ)のヒープの最大サイズ(バイト単位)を設定します。デフォルト値は人間工学的に設定されます。
.RE
.PP
\-XX:MaxTenuringThreshold=\fIthreshold\fR
.RS 4
適応GCサイズ指定で使用する最大殿堂入りしきい値を設定します。最大値は15です。デフォルト値は、パラレル(スループット)コレクタの場合は15、CMSコレクタの場合は6です。
.sp
次の例では、最大殿堂入りしきい値を10に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2249 2250
\fB\-XX:MaxTenuringThreshold=10\fR
 
M
mfang 已提交
2251 2252 2253 2254 2255 2256 2257 2258 2259 2260 2261 2262 2263 2264 2265 2266 2267 2268 2269 2270 2271
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:MetaspaceSize=\fIsize\fR
.RS 4
最初に超えたときにガベージ・コレクションをトリガーする、割り当てられたクラス・メタデータ領域のサイズを設定します。このガベージ・コレクションのしきい値は、使用されるメタデータの量によって増加または減少します。デフォルトのサイズはプラットフォームによって異なります。
.RE
.PP
\-XX:MinHeapFreeRatio=\fIpercent\fR
.RS 4
GCイベント後の空きヒープ領域の許可されている最小の割合(0から100まで)を設定します。空きヒープ領域がこの値を下回った場合、そのヒープは拡大します。デフォルトでは、この値は40%に設定されています。
.sp
次の例では、空きヒープの最小比率を25%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2272 2273
\fB\-XX:MinHeapFreeRatio=25\fR
 
M
mfang 已提交
2274 2275 2276 2277 2278 2279 2280 2281 2282 2283 2284 2285 2286 2287
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:NewRatio=\fIratio\fR
.RS 4
若い世代のサイズと古い世代のサイズとの比率を設定します。デフォルトでは、このオプションは2に設定されています。次の例では、若い/古いの比率を1に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2288 2289
\fB\-XX:NewRatio=1\fR
 
M
mfang 已提交
2290 2291 2292 2293 2294 2295 2296 2297
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:NewSize=\fIsize\fR
.RS 4
2298
若い世代(ナーサリ)のヒープの初期サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。
M
mfang 已提交
2299 2300 2301 2302 2303 2304 2305 2306 2307
.sp
ヒープの若い世代リージョンは新しいオブジェクトに使用されます。GCは、他のリージョンよりこのリージョンで、より頻繁に実行されます。若い世代のサイズが小さすぎる場合、多数のマイナーGCが実行されます。サイズが大きすぎる場合、フルGCのみが実行されますが、完了までに時間がかかることがあります。若い世代のサイズは、全体のヒープ・サイズの半分から4分の1の間にしておくことをお薦めします。
.sp
次の例では、若い世代の初期サイズを様々な単位を使用して256MBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2308 2309 2310 2311
\fB\-XX:NewSize=256m\fR
\fB\-XX:NewSize=262144k\fR
\fB\-XX:NewSize=268435456\fR
 
M
mfang 已提交
2312 2313 2314 2315
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
2316
\fB\-XX:NewSize\fRオプションは\fB\-Xmn\fRと同等です。
M
mfang 已提交
2317 2318 2319 2320 2321 2322 2323 2324 2325 2326 2327 2328
.RE
.PP
\-XX:ParallelGCThreads=\fIthreads\fR
.RS 4
若い世代と古い世代でパラレル・ガベージ・コレクションに使用するスレッドの数を設定します。デフォルト値は、JVMに使用できるCPUの数によって異なります。
.sp
たとえば、パラレルGCのスレッド数を2に設定するには、次のオプションを指定します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2329 2330
\fB\-XX:ParallelGCThreads=2\fR
 
M
mfang 已提交
2331 2332 2333 2334 2335 2336 2337 2338 2339 2340 2341 2342 2343 2344 2345 2346 2347 2348 2349 2350 2351 2352 2353 2354 2355 2356 2357 2358 2359 2360 2361
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+ParallelRefProcEnabled
.RS 4
パラレル参照処理を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:+PrintAdaptiveSizePolicy
.RS 4
適応世代サイズ指定に関する情報の出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:+PrintGC
.RS 4
GCごとのメッセージの出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:+PrintGCApplicationConcurrentTime
.RS 4
最後の休止(たとえばGC休止など)以降に経過した時間の出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:+PrintGCApplicationStoppedTime
.RS 4
休止(たとえばGC休止など)が継続した時間の出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
2362
\-XX:+PrintGCDateStamps
M
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2363 2364 2365 2366 2367 2368 2369 2370 2371 2372 2373 2374 2375 2376
.RS 4
GCごとの日付スタンプの出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:+PrintGCDetails
.RS 4
GCごとの詳細メッセージの出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:+PrintGCTaskTimeStamps
.RS 4
個々のGCワーカー・スレッド・タスクごとのタイムスタンプの出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
2377
\-XX:+PrintGCTimeStamps
M
mfang 已提交
2378 2379 2380 2381
.RS 4
GCごとのタイムスタンプの出力を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
2382 2383 2384 2385 2386
\-XX:+PrintStringDeduplicationStatistics
.RS 4
詳細な重複除外統計を印刷します。デフォルトでは、このオプションは無効です。\fB\-XX:+UseStringDeduplication\fRオプションを参照してください。
.RE
.PP
M
mfang 已提交
2387 2388 2389 2390 2391 2392 2393 2394
\-XX:+PrintTenuringDistribution
.RS 4
殿堂入り期間情報の出力を有効にします。次に、出力の例を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2395 2396 2397 2398 2399 2400
\fBDesired survivor size 48286924 bytes, new threshold 10 (max 10)\fR
\fB\- age 1: 28992024 bytes, 28992024 total\fR
\fB\- age 2: 1366864 bytes, 30358888 total\fR
\fB\- age 3: 1425912 bytes, 31784800 total\fR
\fB\&.\&.\&.\fR
 
M
mfang 已提交
2401 2402 2403 2404 2405 2406 2407 2408 2409 2410 2411 2412 2413
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
期間1オブジェクトは、最も若いサバイバです(前のスカベンジの後に作成され、最新のスカベンジで存続し、Eden領域からサバイバ領域に移動しました)。期間2オブジェクトは、2つのスカベンジで存続します(2番目のスカベンジ中に、あるサバイバ領域から次の領域にコピーされました)。このように続きます。
.sp
前述の例では、28,992,024バイトが1つのスカベンジで存続し、Eden領域からサバイバ領域にコピーされました。1,366,864バイトは期間2オブジェクトなどにより占有されています。各行の3番目の値は、期間n以下のオブジェクトの累積サイズです。
.sp
デフォルトでは、このオプションは無効です。
.RE
.PP
\-XX:+ScavengeBeforeFullGC
.RS 4
2414
それぞれのフルGCの前に若い世代のGCを有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。フルGCの前に若い世代のスカベンジを行うと、古い世代領域から若い世代領域へのアクセスが可能なオブジェクトの数を減らすことができるため、これを無効に\fIしない\fRことをお薦めします。各フルGCの前に若い世代のGCを無効にするには、\fB\-XX:\-ScavengeBeforeFullGC\fRを指定します。
M
mfang 已提交
2415 2416 2417 2418
.RE
.PP
\-XX:SoftRefLRUPolicyMSPerMB=\fItime\fR
.RS 4
2419
ソフト・アクセスが可能なオブジェクトが最後に参照されてからヒープ上でアクティブなままになっている時間(ミリ秒単位)を設定します。デフォルト値は、ヒープ内の空きメガバイト当たりで1秒の存続期間です。\fB\-XX:SoftRefLRUPolicyMSPerMB\fRオプションは、現在のヒープ・サイズ(Java HotSpot Client VM用)または最大可能ヒープ・サイズ(Java HotSpot Server VM用)の1メガバイト当たりのミリ秒を表す整数値を受け入れます。この違いは、Client VMは、ヒープを大きくするのではなく、ソフト参照をフラッシュする傾向があるのに対し、Server VMは、ソフト参照をフラッシュするのではなく、ヒープを大きくする傾向があることを意味します。後者の場合、\fB\-Xmx\fRオプションの値は、ソフト参照がどのくらい迅速にガベージ・コレクションされるかに重要な影響を及ぼします。
M
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2420 2421 2422 2423 2424 2425 2426
.sp
次の例では、値を2\&.5秒に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2427 2428
\fB\-XX:SoftRefLRUPolicyMSPerMB=2500\fR
 
M
mfang 已提交
2429 2430 2431 2432 2433 2434
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
2435 2436 2437 2438 2439
\-XX:StringDeduplicationAgeThreshold=\fIthreshold\fR
.RS 4
指定した期間に到達しつつある\fBString\fRオブジェクトは、重複除外の候補とみなされます。オブジェクトの期間は、オブジェクトがガベージ・コレクションで存続した回数の測定値です。これは、殿堂入りと呼ばれる場合もあります。\fB\-XX:+PrintTenuringDistribution\fRオプションを参照してください。この期間に到達する前に古いヒープ・リージョンに昇格された\fBString\fRオブジェクトは、常に重複除外の候補とみなされます。このオプションのデフォルト値は\fB3\fRです。\fB\-XX:+UseStringDeduplication\fRオプションを参照してください。
.RE
.PP
M
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2440 2441 2442 2443 2444 2445 2446 2447
\-XX:SurvivorRatio=\fIratio\fR
.RS 4
Eden領域のサイズとサバイバ領域のサイズとの比率を設定します。デフォルトでは、このオプションは8に設定されています。次の例では、Eden/サバイバ領域の比率を4に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2448 2449
\fB\-XX:SurvivorRatio=4\fR
 
M
mfang 已提交
2450 2451 2452 2453 2454 2455 2456 2457 2458 2459 2460 2461 2462 2463 2464 2465
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:TargetSurvivorRatio=\fIpercent\fR
.RS 4
若いガベージ・コレクションの後に使用されるサバイバ領域の目的の割合(0から100まで)を設定します。デフォルトでは、このオプションは50%に設定されています。
.sp
次の例では、ターゲットのサバイバ領域の比率を30%に設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2466 2467
\fB\-XX:TargetSurvivorRatio=30\fR
 
M
mfang 已提交
2468 2469 2470 2471 2472 2473 2474 2475
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:TLABSize=\fIsize\fR
.RS 4
2476
スレッド・ローカルな割当てバッファ(TLAB)の初期サイズ(バイト単位)を設定します。キロバイトを示す場合は文字\fBk\fRまたは\fBK\fR、メガバイトを示す場合は文字\fBm\fRまたは\fBM\fR、ギガバイトを示す場合は文字\fBg\fRまたは\fBG\fRを追加します。このオプションが0に設定されている場合、JVMでは初期サイズが自動的に選択されます。
M
mfang 已提交
2477 2478 2479 2480 2481 2482 2483
.sp
次の例では、TLABの初期サイズを512KBに設定する方法を示します。
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2484 2485
\fB\-XX:TLABSize=512k\fR
 
M
mfang 已提交
2486 2487 2488 2489 2490 2491 2492 2493
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
\-XX:+UseAdaptiveSizePolicy
.RS 4
2494
適応世代サイズ指定の使用を有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。適応世代サイズ指定を無効にするには、\fB\-XX:\-UseAdaptiveSizePolicy\fRを指定し、メモリー割当てプールのサイズを明示的に設定します(\fB\-XX:SurvivorRatio\fRオプションを参考にしてください)。
M
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2495 2496 2497 2498 2499 2500 2501 2502 2503
.RE
.PP
\-XX:+UseCMSInitiatingOccupancyOnly
.RS 4
CMSコレクタの開始のための唯一の基準としての占有値の使用を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、他の基準が使用されます。
.RE
.PP
\-XX:+UseConcMarkSweepGC
.RS 4
2504
古い世代へのCMSガベージ・コレクタの使用を有効にします。アプリケーションの待機時間の要件を、スループット(\fB\-XX:+UseParallelGC\fR)ガベージ・コレクタによって満たすことができない場合、CMSガベージ・コレクタを使用することをお薦めします。G1ガベージ・コレクタ(\fB\-XX:+UseG1GC\fR)は別の代替となります。
M
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2505
.sp
2506
デフォルトでは、このオプションは無効になっており、コレクタは、マシンの構成およびJVMのタイプに基づいて、自動的に選択されます。このオプションが有効な場合、\fB\-XX:+UseParNewGC\fRオプションは自動的に設定され、無効化しない必要がありますが、理由はJDK 8では\fB\-XX:+UseConcMarkSweepGC \-XX:\-UseParNewGC\fRオプションの組合せが非推奨であるためです。
M
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2507 2508 2509 2510
.RE
.PP
\-XX:+UseG1GC
.RS 4
2511
ガベージファースト(G1)・ガベージ・コレクタの使用を有効にします。これはサーバー形式のガベージ・コレクタで、大量のRAMを持つマルチプロセッサ・マシンを対象としています。高い確率でGC休止時間の目標を達成し、同時に適切なスループットも維持します。G1コレクタは、GC待機時間の限定された要件(安定した予測可能な0\&.5秒未満の休止時間)を持つ、大きいヒープ(約6GB以上のサイズ)が必要なアプリケーションに推奨されます。
M
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2512 2513 2514 2515 2516 2517
.sp
デフォルトでは、このオプションは無効になっており、コレクタは、マシンの構成およびJVMのタイプに基づいて、自動的に選択されます。
.RE
.PP
\-XX:+UseGCOverheadLimit
.RS 4
2518
\fBOutOfMemoryError\fR例外がスローされるまでに、GCでJVMによって要した時間の割合を制限するポリシーの使用を有効にします。デフォルトでは、このオプションは有効になっており、ガベージ・コレクションに合計時間の98%より多く費やされ、ヒープのリカバリが2%未満である場合、パラレルGCによって\fBOutOfMemoryError\fRがスローされます。ヒープが小さい場合、この機能は、アプリケーションが長期間ほとんどまたはまったく進捗なく実行している状態を回避するために使用できます。このオプションを無効にするには、\fB\-XX:\-UseGCOverheadLimit\fRを指定します。
M
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2519 2520 2521 2522
.RE
.PP
\-XX:+UseNUMA
.RS 4
2523
アプリケーションで短い待機時間のメモリーの使用を増加させることで、不均一なメモリー・アーキテクチャ(NUMA)を使用したマシン上のアプリケーションのパフォーマンス最適化を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、NUMAに対する最適化は行われません。このオプションは、パラレル・ガベージ・コレクタ(\fB\-XX:+UseParallelGC\fR)が使用されている場合のみ使用可能です。
M
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2524 2525 2526 2527 2528 2529
.RE
.PP
\-XX:+UseParallelGC
.RS 4
複数のプロセッサを利用してアプリケーションのパフォーマンスを向上させる、パラレル・スカベンジ・ガベージ・コレクタ(スループット・コレクタとも呼ばれる)の使用を有効にします。
.sp
2530
デフォルトでは、このオプションは無効になっており、コレクタは、マシンの構成およびJVMのタイプに基づいて、自動的に選択されます。これを有効にした場合、明示的に無効にしないかぎり、\fB\-XX:+UseParallelOldGC\fRオプションが自動的に有効になります。
M
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2531 2532 2533 2534
.RE
.PP
\-XX:+UseParallelOldGC
.RS 4
2535
フルGCへのパラレル・ガベージ・コレクタの使用を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。これを有効にすると、\fB\-XX:+UseParallelGC\fRオプションが自動的に有効になります。
M
mfang 已提交
2536 2537 2538 2539
.RE
.PP
\-XX:+UseParNewGC
.RS 4
2540
若い世代でのコレクションへのパラレル・スレッドの使用を有効にします。デフォルトでは、このオプションは無効です。\fB\-XX:+UseConcMarkSweepGC\fRオプションを設定すると、これは自動的に有効になります。JDK 8では、\fB\-XX:+UseConcMarkSweepGC\fRオプションを指定せずに\fB\-XX:+UseParNewGC\fRオプションを使用することは非推奨です。
M
mfang 已提交
2541 2542 2543 2544 2545 2546 2547
.RE
.PP
\-XX:+UseSerialGC
.RS 4
シリアル・ガベージ・コレクタの使用を有効にします。ガベージ・コレクションから特別な機能を必要としない、小規模で単純なアプリケーションの場合には、これは一般に最適な選択です。デフォルトでは、このオプションは無効になっており、コレクタは、マシンの構成およびJVMのタイプに基づいて、自動的に選択されます。
.RE
.PP
2548 2549 2550 2551 2552 2553 2554
\-XX:+UseSHM
.RS 4
Linuxでは、JVMで共有メモリーを使用してラージ・ページを設定できるようにします。
.sp
詳細は、"ラージ・ページ"を参照してください。
.RE
.PP
2555 2556 2557 2558 2559 2560 2561
\-XX:+UseStringDeduplication
.RS 4
文字列の重複除外を有効化します。デフォルトでは、このオプションは無効です。このオプションを使用するには、ガベージファースト(G1)・ガベージ・コレクタを有効にする必要があります。\fB\-XX:+UseG1GC\fRオプションを参照してください。
.sp
多くの\fBString\fRオブジェクトが同じであるということから、\fIString deduplication\fRにより、Javaヒープ上の\fBString\fRオブジェクトのメモリー・フットプリントが削減されます。各\fBString\fRオブジェクトが独自の文字配列をポイントするのではなく、同一の\fBString\fRオブジェクトは同じ文字配列をポイントし共有できます。
.RE
.PP
M
mfang 已提交
2562 2563
\-XX:+UseTLAB
.RS 4
2564
若い世代の領域でのスレッド・ローカルな割当てブロック(TLAB)の使用を有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。TLABの使用を無効にするには、\fB\-XX:\-UseTLAB\fRを指定します。
M
mfang 已提交
2565 2566 2567 2568 2569
.RE
.SS "非推奨で削除されたオプション"
.PP
これらのオプションは、以前のリリースには含まれていましたが、以降は不要とみなされています。
.PP
2570 2571 2572 2573 2574
\-Xincgc
.RS 4
インクリメンタル・ガベージ・コレクションを有効にします。このオプションはJDK 8では非推奨で、それに代わるものはありません。
.RE
.PP
M
mfang 已提交
2575 2576
\-Xrun\fIlibname\fR
.RS 4
2577
指定したデバッグ/プロファイリングのライブラリをロードします。このオプションは、\fB\-agentlib\fRオプションに取って代わられました。
2578 2579 2580 2581 2582 2583 2584 2585 2586 2587 2588 2589 2590 2591 2592 2593 2594 2595 2596 2597 2598 2599 2600 2601 2602 2603 2604 2605 2606 2607
.RE
.PP
\-XX:CMSIncrementalDutyCycle=\fIpercent\fR
.RS 4
並行コレクタの実行が許可されているマイナー・コレクション間の時間の割合(0から100まで)を設定します。\fB\-XX:+CMSIncrementalMode\fRオプションの非推奨を受けて、このオプションはJDK 8では非推奨となり、それに代わるものはありません。
.RE
.PP
\-XX:CMSIncrementalDutyCycleMin=\fIpercent\fR
.RS 4
\fB\-XX:+CMSIncrementalPacing\fRが有効な場合にデューティ・サイクルの下限であるマイナー・コレクション間の時間の割合(0から100まで)を設定します。\fB\-XX:+CMSIncrementalMode\fRオプションの非推奨を受けて、このオプションはJDK 8では非推奨となり、それに代わるものはありません。
.RE
.PP
\-XX:+CMSIncrementalMode
.RS 4
CMSコレクタの増分モードを有効にします。\fBCMSIncremental\fRで始まるその他のオプションとともに、このオプションはJDK 8では非推奨となり、それに代わるものはありません
.RE
.PP
\-XX:CMSIncrementalOffset=\fIpercent\fR
.RS 4
増分モードのデューティ・サイクルをマイナー・コレクション間で期間内に右に移動する時間の割合(0から100まで)を設定します。\fB\-XX:+CMSIncrementalMode\fRオプションの非推奨を受けて、このオプションはJDK 8では非推奨となり、それに代わるものはありません。
.RE
.PP
\-XX:+CMSIncrementalPacing
.RS 4
JVMの実行中に収集された統計に基づいて、増分モードのデューティ・サイクルの自動調整を有効にします。\fB\-XX:+CMSIncrementalMode\fRオプションの非推奨を受けて、このオプションはJDK 8では非推奨となり、それに代わるものはありません。
.RE
.PP
\-XX:CMSIncrementalSafetyFactor=\fIpercent\fR
.RS 4
デューティ・サイクルを計算する際に、保守を追加するために使用される時間の割合(0から100まで)を設定します。\fB\-XX:+CMSIncrementalMode\fRオプションの非推奨を受けて、このオプションはJDK 8では非推奨となり、それに代わるものはありません。
M
mfang 已提交
2608 2609 2610 2611 2612 2613 2614 2615 2616
.RE
.PP
\-XX:CMSInitiatingPermOccupancyFraction=\fIpercent\fR
.RS 4
GCを開始する永久世代占有率(0から100まで)を設定します。このオプションはJDK 8では非推奨で、それに代わるものはありません。
.RE
.PP
\-XX:MaxPermSize=\fIsize\fR
.RS 4
2617
永久世代領域の最大サイズ(バイト単位)を設定します。このオプションは、JDK 8で非推奨になり、\fB\-XX:MaxMetaspaceSize\fRオプションに取って代わられました。
M
mfang 已提交
2618 2619 2620 2621
.RE
.PP
\-XX:PermSize=\fIsize\fR
.RS 4
2622
超えた場合にはガベージ・コレクションをトリガーする、永久世代に割り当てられた領域(バイト単位)を設定します。このオプションは、JDK 8で非推奨になり、\fB\-XX:MetaspaceSize\fRオプションに取って代わられました。
M
mfang 已提交
2623 2624 2625 2626 2627 2628 2629 2630 2631 2632 2633 2634 2635 2636 2637
.RE
.PP
\-XX:+UseSplitVerifier
.RS 4
検証プロセスの分割を有効にします。デフォルトでは、このオプションは以前のリリースでは有効になっており、検証は、タイプ参照(コンパイラによって実行)と、タイプ・チェック(JVMランタイムによって実行)の2つのフェーズに分割されていました。このオプションはJDK 8で非推奨となり、検証はデフォルトで分割され、無効にする方法はありません。
.RE
.PP
\-XX:+UseStringCache
.RS 4
一般に割り当てられた文字列のキャッシングを有効にします。このオプションはJDK 8から削除され、それに代わるものはありません。
.RE
.SH "パフォーマンス・チューニングの例"
.PP
次の例では、スループットの最適化またはレスポンス時間の短縮化のいずれかを行うための、試験的なチューニング・フラグの使用方法を示します。
.PP
2638
\fB例 1 \fRスループットを向上するためのチューニング
M
mfang 已提交
2639 2640 2641 2642 2643 2644
.RS 4
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2645 2646
\fBjava \-d64 \-server \-XX:+AggressiveOpts \-XX:+UseLargePages \-Xmn10g  \-Xms26g \-Xmx26g\fR
 
M
mfang 已提交
2647 2648 2649 2650 2651 2652
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.PP
2653
\fB例 2 \fRレスポンス時間を速くするためのチューニング
M
mfang 已提交
2654 2655 2656 2657 2658 2659
.RS 4
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
2660 2661
\fBjava \-d64 \-XX:+UseG1GC \-Xms26g Xmx26g \-XX:MaxGCPauseMillis=500 \-XX:+PrintGCTimeStamp\fR
 
M
mfang 已提交
2662 2663 2664 2665 2666
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
2667 2668 2669 2670 2671 2672 2673 2674 2675 2676 2677 2678 2679 2680 2681 2682 2683 2684 2685 2686 2687 2688 2689 2690 2691 2692 2693 2694 2695 2696 2697 2698 2699 2700 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709 2710 2711 2712 2713 2714 2715 2716 2717 2718 2719 2720 2721 2722 2723 2724 2725 2726 2727 2728 2729 2730 2731 2732 2733 2734 2735 2736 2737 2738 2739 2740 2741 2742 2743 2744 2745 2746 2747 2748 2749 2750 2751 2752 2753 2754 2755 2756 2757 2758 2759 2760 2761 2762 2763 2764 2765 2766 2767 2768 2769 2770 2771 2772 2773 2774 2775 2776 2777 2778 2779 2780 2781 2782 2783 2784 2785 2786 2787 2788 2789 2790 2791 2792 2793 2794 2795 2796 2797 2798 2799 2800 2801 2802 2803 2804 2805 2806 2807 2808 2809 2810 2811 2812 2813 2814 2815 2816 2817 2818 2819 2820 2821 2822 2823 2824 2825 2826 2827 2828 2829 2830 2831 2832 2833 2834 2835 2836 2837 2838 2839 2840 2841 2842 2843 2844 2845 2846 2847 2848
.SH "ラージ・ページ"
.PP
ヒュージ・ページとも呼ばれるラージ・ページは、標準のメモリー・ページ・サイズ(プロセッサおよびオペレーティング・システムによって異なります)よりはるかに大きいメモリー・ページです。ラージ・ページは、プロセッサのTranslation\-Lookaside Bufferを最適化します。
.PP
Translation\-Lookaside Buffer (TLB)は、最近使用された仮想から物理へのアドレス変換を保持するページ変換キャッシュです。TLBは、少ないシステム・リソースです。プロセッサが複数のメモリー・アクセスが必要な場合のある階層ページ表から読み取る必要があるため、TLBミスは負荷がかかる可能性があります。大きいメモリー・ページ・サイズを使用して、単一のTLBエントリで大きいメモリー範囲を表すことができます。TLB不足が少なくなり、メモリー集約型のアプリケーションのパフォーマンスが向上する可能性があります。
.PP
ただし、ラージ・ページのページ・メモリーは、システムのパフォーマンスに悪影響を与える場合があります。たとえば、大量のメモリーがアプリケーションで確保される場合、通常メモリー不足や他のアプリケーションの過剰なページングが発生し、システム全体が遅くなる可能性があります。また、長時間稼働しているシステムは、過剰な断片化が発生する可能性があります。これにより、十分な大きさのページ・メモリーを予約できない可能性があります。これが発生した場合、OSまたはJVMのいずれかが通常のページの使用に戻ります。
.SS "ラージ・ページのサポート"
.PP
SolarisおよびLinuxは、ラージ・ページをサポートします。
.sp
.it 1 an-trap
.nr an-no-space-flag 1
.nr an-break-flag 1
.br
.ps +1
\fBSolaris\fR
.RS 4
.PP
Solaris 9以上には、Multiple Page Size Support(MPSS)が含まれています。追加の構成は必要ありません。http://www\&.oracle\&.com/technetwork/server\-storage/solaris10/overview/solaris9\-features\-scalability\-135663\&.htmlを参照してください。
.RE
.sp
.it 1 an-trap
.nr an-no-space-flag 1
.nr an-break-flag 1
.br
.ps +1
\fBLinux\fR
.RS 4
.PP
2\&.6カーネルは、ラージ・ページをサポートします。一部のベンダーは、2\&.4ベースのリリースのコードをバックポートしています。システムがラージ・ページ・メモリーをサポートしているかどうかを確認するには、次を試行してください:
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fB# cat /proc/meminfo | grep Huge\fR
\fBHugePages_Total: 0\fR
\fBHugePages_Free: 0\fR
\fBHugepagesize: 2048 kB\fR
 
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.PP
出力に3つの"Huge"変数が示されている場合、システムはラージ・ページ・メモリーをサポートしていますが、構成する必要があります。コマンドが何も出力しない場合、システムはラージ・ページをサポートしていません。ラージ・ページ・メモリーを使用するシステムを構成するには、\fBroot\fRとしてログインして、次の手順を実行してください:
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04' 1.\h'+01'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP "  1." 4.2
.\}
オプション\fB\-XX:+UseSHM\fR(\fB\-XX:+UseHugeTLBFS\fRのかわり)を使用する場合、\fBSHMMAX\fR値を増やしてください。Javaヒープ・サイズより大きくする必要があります。4GB以下の物理RAMを使用したシステムで、次によりすべてのメモリーが共有可能になります:
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fB# echo 4294967295 > /proc/sys/kernel/shmmax\fR
 
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04' 2.\h'+01'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP "  2." 4.2
.\}
オプション\fB\-XX:+UseSHM\fRまたは\fB\-XX:+UseHugeTLBFS\fRを使用する場合、ラージ・ページの数を指定してください。次の例では、4GBシステムの3GBがラージ・ページに予約されます(2048KBのラージ・ページ・サイズを仮定する場合、3GB = 3 * 1024MB = 3072MB = 3072 * 1024KB = 3145728KB and 3145728KB / 2048KB = 1536):
.sp
.if n \{\
.RS 4
.\}
.nf
\fB# echo 1536 > /proc/sys/vm/nr_hugepages\fR
 
.fi
.if n \{\
.RE
.\}
.RE
.if n \{\
.sp
.\}
.RS 4
.it 1 an-trap
.nr an-no-space-flag 1
.nr an-break-flag 1
.br
.ps +1
\fB注記\fR
.ps -1
.br
.TS
allbox tab(:);
l.
T{
注意
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
システムを再起動した後に\fB/proc\fRに含まれる値がリセットされるので注意してください。そのため、初期化スクリプト(\fBrc\&.local\fRや\fBsysctl\&.conf\fRなど)で設定できます。
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
OSカーネル・パラメータ\fB/proc/sys/kernel/shmmax\fRまたは\fB/proc/sys/vm/nr_hugepages\fRを構成(またはサイズ変更)する場合、JavaプロセスがJavaヒープ以外の領域に対してラージ・ページを割り当てることがあります。これらの手順を使用して、次の領域に対してラージ・ページを割り当てることができます:
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Javaヒープ
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
Permanent世代
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
コード・キャッシュ
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
パラレルGCのマーキング・ビットマップ・データ構造
.RE
.sp
その結果、Javaヒープのサイズに\fBnr_hugepages\fRパラメータを構成すると、領域のサイズが非常に大きいためにJVMがPermanent世代およびラージ・ページのコード・キャッシュ領域の割当てに失敗する場合があります。
.RE
T}
.TE
.sp 1
.sp .5v
.RE
.RE
2849
.SH "終了ステータス"
M
mfang 已提交
2850
.PP
2851
通常、次の終了値が起動ツールから返されるのは、起動元が不正な引数で呼び出されたか、深刻なエラーが発生したか、あるいはJVMにより例外がスローされた場合です。ただし、Javaアプリケーションは、API呼出し\fBSystem\&.exit(exitValue)\fRを使用して任意の値を返すことを選択することもできます。値は次のとおりです。
M
mfang 已提交
2852 2853 2854 2855 2856 2857 2858 2859 2860
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
2861
\fB0\fR: 正常終了
M
mfang 已提交
2862 2863 2864 2865 2866 2867 2868 2869 2870 2871
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
2872
\fB>0\fR: エラー発生
M
mfang 已提交
2873
.RE
2874
.SH "関連項目"
M
mfang 已提交
2875 2876 2877 2878 2879 2880 2881 2882 2883 2884 2885 2886 2887 2888 2889 2890 2891 2892 2893 2894 2895 2896 2897 2898 2899 2900 2901 2902 2903 2904 2905 2906 2907 2908 2909 2910 2911 2912 2913 2914 2915 2916 2917 2918
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
javac(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jdb(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
javah(1)
.RE
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jar(1)
.RE
2919 2920 2921 2922 2923 2924 2925 2926 2927 2928 2929
.sp
.RS 4
.ie n \{\
\h'-04'\(bu\h'+03'\c
.\}
.el \{\
.sp -1
.IP \(bu 2.3
.\}
jstat(1)
.RE
M
mfang 已提交
2930 2931 2932
.br
'pl 8.5i
'bp